私はイヤホンハンター

オーディオで破産!生活保護まで、あと一歩!!

EarFun「Air Pro 2」深く沈み込む低域が凄い!!ロック向きのイヤホン

【高音】★★★★

【中音】★★★

【低音】★★★★★

【傾向】ドンシャリ

【解像度】普通

【分離感】普通

【音場】近い

【フィット感】普通

【取り回し】普通

【ドライバー】1DD

【発売当時の値段】6799

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★良い点★

・とにかくロックに向いてる!

 

★悪い点★

・ロック以外のジャンルを主に聴くなら他のイヤホンの選択肢がある!

 

EarFun Free Pro 2と同時発売となったEarFunの新作イヤホン。

 

Free Pro 2が一般的なTWSの形状なのに対し、Air Pro 2はAppleAir Podsを意識したと思われる「うどん型」と呼ばれる形状になっている。

 

またどちらのイヤホンもアクティブノイズキャンセリングを搭載している。

 

1、音質以外の評価

ノイズキャンセリング効果は結構強め。耳に入れるとサーっと周りの音が聞こえていくような効果が感じられる反面、人によっては圧迫感を感じるかもしれない。

 

イヤーピースはAとBの2種類が入っており、それぞれにS・M・Lサイズが入っている。BはAに対して傘の高さが短く、より密着感を得られる。

 

Bの方が密着感がある分、低音がより増強されて聞こえる。ボーカル物や、全体をフラットに聞きたい場合はA、低音・迫力重視で聞きたい場合はBと使い分けができそうだ。

 

ただ根本的にAよりBの方が装着感が良いと感じた。またAを使ったとしても、元々低音強めなイヤホンのため、かなりの量感を感じることになる。

 

2、音質評価

高域は鮮明に出ており、繊細な印象ではないが金属感が強くロックを聞いていると気持ちいい。

 

中域は一番印象が薄い。ボーカルは少し埋れて聞こえる場合もある。

 

低域は量感が多くライブ感がある。この低域が受け入れられるかが好みの分かれるポイントになりそうだ。

 

上記よりロックに関してはかなり楽しく聴ける。またヘヴィメタルの中でもデスメタルブラックメタルなどのコアなジャンルも、迫力のある低域を持ってして楽しく聴くことができた。

 

低域の量感はあるのだがタイトではないため、EDMやヒップホップは、ロックほどのマッチング感を得られなかった。

 

【総評】

極端な書き方をしたが低音を土台に各帯域がある程度、鮮明に出ているので、あまりジャンルを選ばずに楽しめるだろう。

 

良い意味で価格相応の音質のイヤホンだ。

 

ただ低音多めが嫌いな人は同時発売したFree Pro 2の方がおすすめだ。個人的にはロックやメタルに特化したイヤホンとして使いたい。

 

【点数】 ★★★★★★★★ 8/10

【名機認定!!!】

 

【イヤホンレビューに使ったDAP,音源,アルバム】

 

●Fiio M9(AAC接続)

Dir en grey/VULGAR(ロック,ヴィジュアル系)

 

iPhone 8(AAC接続) + Amazon Music HDによるサブスク音源

Head of the Demon/Deadly Black Doom(ブラックメタル)

ジェイムス・ブレイク/Friends That Break Your Heart(EDM)

Sturle Dagsland/Sturle Dagsland(ポップス)

・クヴァラータク/Splid(メタル)

・ドミコ/血を嫌い肉を好む(ロック)

DYGL/A Daze In A Haze(ロック)

Worm/Foreverglade(デスメタル,ドゥームメタル)

PACKS/TAKE THE CAKE(ロック)

 

私はアルバム全曲を通して聴く事を好み、1曲単位では聞かないです。

かなり相性が良い→◎ 相性が良い→〇 あまり良くない △

EarFun「Free Pro 2」ノイキャン性能も上がりウォームな音質に変化!!

【高音】★★★★★

【中音】★★★

【低音】★★★★

【傾向】ドンシャリ

【解像度】普通

【分離感】普通

【音場】普通

【フィット感】普通

【取り回し】普通

【ドライバー】1DD

【発売当時の値段】7999

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★良い点★

・かなり小型で持ち運びしやすい

・安価でノイズキャンセリング機能搭載!効果も十分!

・バランス重視のチューニング

 

★悪い点★

・良いチューニングだが、少し低域の量感が少なく感じる事もあり、ロックやEDMをメインで聞かれる方には他の選択肢があるのではないかと思われる。

・高音が刺激的、刺さると感じる方もいるかもしれない。

 

元々、高い評価を得ていたEarFun Free Proの後継機種。

 

私は初代も所持していたので、簡単に比較もしながらレビューしようと思う。

 

1、音質以外の評価

かなり小さく、耳が小さい人でもフィットしやすいと思う。

 

イヤーピースやイヤーウィングを交換する事で、更に個々人に合ったフィット感が得られそうだ。

 

ただハウジングが小さめで、尚且つケースもハウジングも滑りやすいので落下には気を付けたい。

 

ただその代わりと言ってはアレだが、ケースやハウジングの質感は初代に比べてかなり良くなっており、値段以上の高級感がある。

 

イヤーピースは柔らかめだが装着感もよく必要十分だ。

 

専用アプリやイコライザー等はないが、比較的安価な製品だし、シンプルな操作も含めて良いのではないかと思った。

 

ノイズキャンセリング効果は必要十分で、初代よりも強くなったと感じたが、人によっては圧迫感を感じるかもしれない。

 

タッチ操作に関しては反応しない事もあり、2回押したつもりが1回押した時の反応だったりという事が結構あった。

 

2、音質評価

高域は結構派手に出ており、金物の音もガンガン鳴り響く。

 

私はしっかりと高音が出ている方が好きなので好みだが、人によっては騒々しいと感じるかもしれない。

 

またボーカルは不得意ではないが、高音と同時に量感のある低音も出ていてリズム隊が目立つので、ボーカル重視のイヤホンとは言い難い。

 

中域はあまり特徴がなく無難なチューニングだ。ボーカルは音源によっては少し遠く感じる。

 

低音は適度な量感があるが、あまり締まった印象はなくてウォームで柔らかい印象。ロックやEDMのような音源にはあまり向かなそうだ。

 

ベースの音を追いたい方には良いかもしれない。低域の量感があるおかげで、比較的ジャンルを選ばずに再生できている印象だ。

 

初代Free Proが中高音域寄りのデジタルで硬めな音だったのに対して、2では低音が多めになり、全体的にウォームな印象の音に変化した。

 

音質に関しては初代と2、どちらが優れているとは言いづらく、好みの問題だと感じた。

 

ただノイズキャンセリング効果に関しては2のが明らかに優れている。

 

【総評】

低域を重視したロックやメタル等のエクストリームな音楽はともかく、ポップスやジャズ、クラシック等を聞く分には必要十分なイヤホンだ。

 

ノイズキャンセリング効果のおかげで、外出時でも静かな環境で音楽が聴けるのは嬉しい。

 

低域に埋もれないだけの高域も好印象で、ANC機能搭載のTWSのおすすめを聞かれたら、今は真っ先に薦めるイヤホンかもしれない。

 

非常にバランスの取れたチューニングで好印象だし、下手な1万円代のTWSよりも音が良いと感じた。

 

個人的な好みで申し上げれば、最近発売したEDIFIER NeoBuds Proよりも好みの音だ。

 

日々進化していくTWS市場には驚かされるばかりだ。

 

【点数】 ★★★★★★★★ 8/10

【名機認定!!!】

 

【イヤホンレビューに使ったDAP,音源,アルバム】

 

iphone 8(AAC接続) + Amazon Music HDによるサブスク音源

・ロード/Solar Power(ポップス,女性ボーカル)

Conociendo Rusia/La Direccion

・東京〇×問題/さよなら△またきて□ - EP(J-POP,テクノポップ)

Broken my toybox/Broken my toybox(ロック)

Vels Trio/Celestial Greens(ジャズ)

Fuvk/Imaginary Deadlines(ポップス)

The Young Hearts/The Modern State(ロック)

TOOBOE/千秋楽(J-POP)

uami/昼に睡る人(J-POP,女性ボーカル)

Alice Gift/Alles ist Gift(ポップス)

 

私はアルバム全曲を通して聴く事を好み、1曲単位では聞かないです。

かなり相性が良い→◎ 相性が良い→〇 あまり良くない △

SOUNDPEATS「H1」サウンドピーツの技術の結晶!!フラッグシップモデル!!

【高音】★★★★

【中音】★★★★

【低音】★★★

【傾向】ドンシャリ

【解像度】良い

【分離感】普通

【音場】近い

【フィット感】普通

【取り回し】普通

【ドライバー】1DD + 1BA

【発売当時の値段】8980

 

★良い点★

・低音の量感があるにも関わらず、繊細な高域もしっかりと出ている。

・滑らかで艶のある中域がすごい!

 

★悪い点★

・デジタルな音作りは好みが分かれそうだ。

・人によっては低音過多と感じるかもしれない。

 

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低価格イヤホンで有名なSOUNDPEATSだが、こちらはフラッグシップモデルとなっており9000円と、同社としては少し高めの金額設定だ。

 

ただし1DD + 1BAの豪華なハイブリッド構成となっており、SOUNDPEATSの技術の集大成と考えると安い気もしてくる。

 

今回はこちらのイヤホンをレビューする。

 

1、音質以外の評価

メタリックな質感のケースとハウジングは高級感があり値段相応だ。

 

ただSOUNDPEATSに関しては低価格のイヤホンですら高級感やデザイン性があるため、このH1が特別に高級だと感じる人は少ないかもしれない。

 

イヤーピースはシリコンタイプのSMLと、TrueGripと呼ばれるTWS用のコンプラ(スポンジタイプイヤーピース)が付属する。

 

シリコンタイプも悪くはないが、私の場合はイヤーピースの材質のせいか奥に入れると耳が痛くなってしまった。

 

TrueGripに替えたところ装着感がよくなり、耳が痛くなるような事もなくなったので、シリコン型が合わない方にはおすすめだ。

 

接続は良好で、目立った途切れも感じなかった。

 

2、音質評価

主観的な感想だが、TWSの音としてかなりの高レベルに達していると感じた。

 

高域はかなり繊細に表現されているが刺さる事はない絶妙なチューニングだ。

 

良くも悪くもBAらしい音なので不自然に感じる方もいるかもしれないが、これまでのSOUNDPEATSのイヤホンとは比べ物にならないぐらいしっかりと出ている。

 

またピアノの音などもかなり綺麗に再生されていると感じた。

 

中域がかなり特徴的で、滑らかで艶がある。リスニングライクな音で原音再生とは思わないが、色気があり、うっとりとしてしまう。

 

このレベルの中域は有線のハイエンドクラスのイヤホンで初めて体験できるものだと考えていたので、TWSから、この音が出た時はたまげたものだ。

 

低域SOUNDPEATSらしいパワフルなものだが、総合的には低域重視のイヤホンとは感じなかった。

 

存在感が無いわけではないが、あくまで中・低域をサポートするような印象で、個人的には全帯域の中での印象は薄く感じた。

 

【総評】

サウンドピーツは低域重視のサウンド作りからロックやテクノ系に向いているイヤホンが多い印象だが、このイヤホンに関してはポップスが一番合う気がする。

 

またスピード感のあるボカロのような音楽や、女性ボーカル物も綺麗に再現する印象だ。

 

デジタルで機械的な音作りで、フラットではないチューニングなので好みは分かれそうだが、ドンシャリ好きには一度聞いてもらいたい素晴らしい音質だ。

 

またこのイヤホンにはノイズキャンセリング機能は付いていないが、TrueGrip装着時の遮音性は相当なものなので、安心してリスニングに没入できる。

 

個人的には2021年末現在にリリースされているTWSでは、12を争う、好きな音かもしれない。おすすめ!

 

【点数】 ★★★★★★★★★ 9/10

【名機認定!!!】

 

【イヤホンレビューに使ったDAP,音源,アルバム】

 

●Fiio M9(apt-x接続)

DAOKO/THANK YOU BLUE(ポップス,女性ボーカル)(ALAC)

・舐達麻/GODBREATH BUDDHACESS(ヒップホップ)(ALAC)

DUSTCELL/自白(ポップス,女性ボーカル)(ALAC)

 

OPPO Reno3a(apt-x接続) + Amazon Music HDによるサブスク音源

Sarathy Korwar/More Arriving(ジャズ)

Yebba/Dawn(ポップス,女性ボーカル)

Mark Broom/Funfzig(テクノ)

Cerebral Rot/Excretion Of Mortality(デスメタル)

kiki vivi lily/Tasty

girlpuppy/Swan

Alfa Mist/Bring Backs

Daichi Yamamoto/WHITECUB

CVLTE/praystation 2

CVLTE/HEDONIST - EP

YONA YONA WEEKENDERS/YONA YONA WEEKENDERS

 

私はアルバム全曲を通して聴く事を好み、1曲単位では聞かないです。

かなり相性が良い→◎ 相性が良い→〇 あまり良くない △

intime「耀 (YO)」高音がすごい解像度のじゃじゃ馬イヤホン!!

【高音】★★★★★

【中音】★★★★

【低音】★★★

【傾向】ドンシャリ

【解像度】良い

【分離感】良い

【音場】普通

【フィット感】やや悪い

【取り回し】普通

【ドライバー】1DD

【発売当時の値段】15000

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★良い点★

・どこまでも伸びる高音

・スピード感のあるチューニング

 

★悪い点★

・低音が足りないと感じる人も多そう

・良くも悪くも個性的で原音破壊的

 

intime14周年記念のイヤホンで、eイヤホンスタッフのたっくんがチューニングしたイヤホン。

 

eイヤホン限定での発売となる。

 

1、音質以外の評価

イヤーピースはaet07という優秀なイヤーピースが付属するため装着感は良好。

 

ステムがかなり大きめのため、私は普段より1サイズ下のSサイズのイヤーピースを使用した。

 

元々、耳掛けを想定していないであろうケーブルなので直接耳に差すが、筐体が重く、移動中に装着感が悪くなり、落ちそうになったり、低音が抜けるような印象がある。

 

 

Ti34.4mm版のようにイヤーフックを付属して、耳掛けを想定した作りにしてほしいと思った。

 

またケーブルは以前のミドル機種である「煌」や「轟」に付属していたものとは異なり、安っぽいゴムゴムとしたケーブルだ。

 

これはタッチノイズも酷く絡まりやすいとメリットが無い。また断線もしやすそうだ。

 

今回のイヤホンは14周年を記念した企画もののイヤホン。

 

本腰を入れて発売というわけではないのだろうが、それでも15000円と安くない金額を支払うのだから、ケーブルには、もう少し高級感があっても良いのではないかと思った。

 

2、音質評価

かなり尖ったチューニング。

 

高域は以前の機種「煌」でも、かなり極端に伸びる解像度高めの高音が出ていたが、今回はそれを凌駕するような解像度と伸びを感じた。

 

刺さりはしない絶妙なチューニングではあるが、金物の音がうるさいと感じる方も多そうだ。

 

中域intimeらしく少し前に出て主張されており、ボーカルものも得意としている。ギターの音などもクールに鳴らす。

 

低域は良く言えばタイト、悪く言えば足りなく感じる。ただ音自体は上質で、完全に中・高音域のバックアップに回っているような印象だ。

 

個性的でかなり好きなチューニングだが、極端に感じるところも多く初心者には薦めづらいイヤホンだと感じた。

 

どちらかと言えばマニア向けのサブイヤホンと言った印象だ。

 

否定的な事も多数書いたが、このイヤホンで聴く音はかなり新鮮で、お気に入りの音源を聞き返したくなる衝動に駆られた。

 

昨今流行のボカロルーツのサウンドや、打ち込み系のポップス、特にスピード感のあるものとの相性は抜群で、解像度だけを取ったら34万円のイヤホンに匹敵すると感じた。

 

またMMCX端子なので色々とリケーブルも楽しみたいところだ。

 

既に廃盤になっている同社の銀コートケーブルにリケーブルしたところ、低音も少し多くなり、全体的にパワーアップしたような印象も受けた。

 

【総評】

久しぶりに、こんなにも低域を削ぎ落として中・高域に全振りしているようなイヤホンに出会った。

 

好みは分かれるだろうが、面白いイヤホンである事に間違いはないだろう。

 

【点数】 ★★★★★★★★ 8/10

【名機認定!!!】

 

【イヤホンレビューに使ったDAP,音源,アルバム】

 

Cayin N5ii(3.5mm 直刺し)

DSIRE/終末の情景(ヴィジュアル系,ロック)

 

OPPO Reno3a + ベンチャークラフト SounDroid Vantam(USB接続) + Amazon Music HDによるサブスク音源

UNISON SQUARE GARDEN/Patrick Vegee(ロック)

・サイダーガール/SODA POP FANCLUB 4(ロック)

Molested Divinity/Unearthing the Void(デスメタル)

Conton Candy/PURE - EP(ロック,女性ボーカル)

 

【以下intime 銀コートケーブルにリケーブル済み】

 

OPPO Reno3a + μAMP109G2 + Amazon Music HDによるサブスク音源

・最終定理論者/ORATORIO1

Edifier「NeoBuds Pro」強力ノイキャン!!アプリで痒いところに手が届く!!

【高音】★★★★

【中音】★★★

【低音】★★★

【傾向】フラット~弱ドンシャリ

【解像度】良い

【分離感】良い

【音場】普通

【フィット感】普通

【取り回し】良い

【ドライバー】1DD + 1BA

【発売当時の値段】10000円代前半

 

★良い点★

・スピード感のある高音

SONYBOSE等の国産メーカーのノイズキャンセルイヤホンにも負けない、強めのノイズキャンセリング機能

イコライザーや動作割り当てのできる便利なアプリ機能

 

★悪い店★

・比較的フラットでバランス型のチューニングは人によっては退屈に感じるかもしれない

・音質だけであれば同価格帯でも上の物がある

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こちらはスピーカーで有名なEDIFIERがリリースする旗艦イヤホンだ。

 

またコーデックとしてLDHC対応で、世界初のハイレゾ対応のANC(アクティブノイズキャンセル)対応のTWSイヤホンとなっている。

 

更に1DD + 1BAのハイブリッド構成でKNOWLES製のBAドライバーを搭載というTWSらしからぬ変態スペックだ。

 

クラウドファンディングで先行発売となった今作をレビューしていこう。

 

1、音質以外の評価

大きさ豊富なイヤーピースが付属。また軸の色で大きさの区別がつくようになっていてわかりやすい。

 

装着感は快適。タッチパネルの動作は並。特別な不自由は感じられない。

 

元々、割り当てられた操作があるが、気に食わなければ専用アプリで動作割り当てを変更できる。

 

ケースは大きすぎず小さすぎず。ポケットに容易に入るサイズなので持ち運びに不便はないだろう。

 

いわゆるAirpodsタイプのハウジングだが、柄の部分を持てるので掴みやすい。

 

装着感も良好。ノイズキャンセリングはかなり強力で静寂に包まれる。

 

強めだが圧迫感のないノイズキャンセリングだ。強すぎて不安な方はアプリでノイズキャンセリングの強さ自体を調節できるので至れり尽くせりだ。

 

人の混雑した交差点などで極稀に音が途切れる事はあったが、接続に関しても今まで使ったTWSの中で、かなり安定した方だと感じた。

 

2、音質評価

高域はスピード感があり、細かいところまで再現されている。ただ伸びが良いわけではないので、シンバルの余韻等を楽しみたい方には向かないかもしれない。

 

また解像度は高いが主張は少なめ、刺さるような印象はない。

 

中域は自然に奏でられ、ボーカルは前に出る事も埋もれてる印象もない。

 

低域は沈み込みは、深くEDMやヒップホップのような音楽も聴けるような懐の広さがあるが、量感は多くは感じなかった。

 

フラット~弱ドンシャリのバランス型のチューニングの印象だ。

 

全体的に金属質、デジタルっぽい音作りなのは好みが分かれそうだ。

 

ただ専用アプリで選べるダイナミックモード、ピュアモードという2つのモードがあり、こちらが結構活用できる。

 

ダイナミックモードは名称通り、ドンシャリ感が強化され、EDMロック系に適していると感じた。

 

反対にピュアモード(アナウンスではクラシックモードと呼ばれる)は高音の刺激がまろやかになり、音の余韻を大切にした音作りになった。

 

多少だがウォームになったと感じ、実際にクラシックを聴いてみたら非常に相性が良かった。

 

この2つのモードで納得できなければイコライザーで自分で調整できるため、本当に至れり尽くせりである。

 

有線イヤホンの個性的なチューニングに慣れていると、あまりにもバランスの取れたチューニングに物足りなさを感じたりもするが、苦手ジャンルが無いという意味では心強い。

 

またノイズキャンセリング機能のついたTWSにしては珍しく低音過多ではないため、WF-1000XM3を使って低音が強すぎると感じた方にもお薦めできる内容になっている。

 

【総評】

音に不満があるように書いたが、1万円前後のイヤホンの音として、お値段相応の音は出ている。

 

またアプリが便利でノイズキャンセリングが強力なため、トータルして非常に完成度の高いイヤホンだと感じた。

 

イヤホンを多数集めているオーディオマニアにも、これ1本で全てをまかないたいライトユーザーの方にもお薦めできるイヤホンだ。

 

【点数】 ★★★★★★★★★ 9/10

【名機認定!!!】

 

【イヤホンレビューに使ったDAP,音源,アルバム】

 

Oppo Reno3a(LDHC接続)

 

(イコライザーデフォルトの通常モード)

鈴村健一/ぶらいと(アニソン,ロック)

Little Glee Monster/透明な世界(J-POP,女性ボーカル)

・アフロバンク/埃被ったレコード(ロック)

Indigo de Souza/Any Shape You Take(ポップス,女性ボーカル)

Innode/Syn(エレクトロニカ)

Mdou Mactar/Afrique Victime(ロック)

・ポッカドットスティングレイ/有頂天(ロック,女性ボーカル)

 

(ピュアモード)

Xavier de Maistre/Christmas Harp(クラシック)

Jullen Baker/Little Oblivions(ポップス,アコースティック)

 

(ダイナミックモード)

・ナナヲアカリ/Like a 雷火(2021,雷火REMIXバトルの作品)

フレーミング・リップス/American Head(2020,サイケロック大御所)

 

私はアルバム全曲を通して聴く事を好み、1曲単位では聞かないです。

かなり相性が良い→◎ 相性が良い→〇 あまり良くない △

SOUNDPEATS「Truengine 3SE」ロックに適した爽快感あるサウンド!!

【高音】★★★★

【中音】★★★★

【低音】★★★

【傾向】ドンシャリ

【解像度】良い

【分離感】普通

【音場】普通

【フィット感】普通

【取り回し】普通

【ドライバー】1DD

【発売当時の値段】6280

 

★良い点★

ドンシャリだが苦手な帯域の無いバランスの良いチューニング

・ロックを聞くと楽しい

 

★悪い点★

・付属のイヤーピースの装着感が悪い

・少しデジタルな音作りは好みが分かれそうだ

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デュアルダイナミックドライバー技術使用。つまり2DDで、それぞれ低音と高音を担当しているようだ。

 

デザインもかっこよくて、所有欲も満たされる。こちらのイヤホンをレビューしてみよう。

 

1、音質以外の評価

SOUNDPEATSのイヤホンの中にはaptxに対応していないものも多いのだが、こちらの商品はaptxに対応している。

 

付属のイヤーピースはシリコン3サイズに、Truegripと呼ばれるCOMPLY社が開発したTWS用のフォームタイプイヤーピースが付属する。

 

ただし私は、シリコンはMだと小さすぎて、Lだと大きすぎてフィット感が悪い。

 

そもそもサイズ以前にイヤーピースがツルツルし過ぎていて、耳に固定されづらいのが問題だと思う。

 

更にTruegripも使ってみたのだが、真ん中の軸の部分が結構太いため、頻繁にステムから抜けて耳の中に残るハメになってしまった。

 

付属のTruegripの品質が悪くなっていただけなのかもしれないが、付属品として付ける以上は最低でもステムから抜けないサイズの物を付けるべきではないかと思った。

 

それでも耳に入っている時の装着感が良かったので、レビューはほぼTruegripで聞いた感想としてお話する。

 

ちなみにシリコンイヤーピースからTruegripに交換しても高域の減衰はほとんど感じられなかった。

 

接続も途切れた記憶はほとんどなく良好だ。

 

2、音質評価

高域は結構刺激的に出ている。同社のイヤホンは低域の量感が多いものが多く、高域が繊細なイメージはあまりないのだが、このイヤホンに関しては高域が結構伸びている印象だ。

 

中域も特徴的で、ボーカルは特別に前に出てくるわけではないが、ギター等の楽器音はリスニングライクなドライブ感・グルーヴ感をもって鳴らされる。

 

フラットな音作りではなく誇張して聞こえるが、リスニング向けのイヤホンとして楽しい音だと感じた。

 

低域は適度な量感がある。

 

同価格帯の他社製のイヤホンに比べると量感の多い方だと思うのだが、元々低域の量感が多めのSOUNDPEATSのイヤホンとしては少な目に感じた。

 

低域は中・高域のサポートをしているような印象だ。

 

個人的にはギターロック、邦楽ロック、ロキノン系の音楽などを派手に楽しく聞きたい時に活用できるイヤホンだと思った。

 

【総評】

SOUNDPEATSの様々なモデルを楽しんだが、個人的な好みで言えば上位にくる機種だ。

 

低域から高域までしっかりと主張があり、2DD構成が活かせているように感じた。

 

比較的万能な機種だが、やはりロックを聞くのが爽快で、邦ロックやフェス系バンドが好きな方にもおすすめの1本だ。

 

【点数】 ★★★★★★★★ 8/10

【名機認定!!!】

 

【イヤホンレビューに使ったDAP,音源,アルバム】

 

OPPO Reno3a(apt-x接続) + Amazon Music HDによるサブスク音源

Mastodon/Hushed and Grim(メタル)

Base Ball Bear/DIARY KEY(ロック)

EGOIST/BANG!!! - EP(アニソン,女性ボーカル)

cali≠gari/15(ロック,ヴィジュアル系)

Saint Etienne/I've Been Trying To Tell You(アンビエント,ダンス)

Lars Frederiksen/To Victory(パンク)

Parris/Soaked In Indigo Moonlight(ドラムンベース)

・クリス・ポッター/Circuits(ジャズ)

・ポップしなないで/美しく生きていたいだけ(J-POP,女性ボーカル)

cinema staff/海底より愛をこめて(ロック)

IDLES/CRAWLER(ストパン)

 

私はアルバム全曲を通して聴く事を好み、1曲単位では聞かないです。

かなり相性が良い→◎ 相性が良い→〇 あまり良くない △

AUDEZE「LCD-1」特徴が無い事が特徴!!アンプ次第で万能機に!!

【高音】★★★★

【中音】★★★★

【低音】★★★★

【傾向】フラット

【解像度】良い

【分離感】良い

【音場】普通

【装着感】良い

【取り回し】普通

【発売当時の値段】52800

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★良い点★

・軽い!

イヤーパッドの装着感が良い!

・フラットで誇張のない正確な音!

 

★悪い点★

5万円前後のヘッドホンとしては見た目が安っぽく見える

・無個性さが退屈に感じる事もある

 

AUDEZE社によるLCD型番の復活となった、エントリーモデルのヘッドホン。

 

LCD-1」と同名のヘッドホンが過去にも存在していて紛らわしいが、こちらはコンパクトサイズの折り畳み式、平面駆動型ヘッドホンとなる。

 

16Ωという低インピーダンス設計でスマートフォンDAPでも容易に鳴らせる事を売りとしている。

 

1、音質以外の評価

シンプルでありながらAUDEZE製品とわかるデザイン。好みもあると思うが個人的には好きだ。

 

見た目は少しプラスチッキーで5万円のヘッドホンとしては安っぽく見えた。その分軽量で付け心地は抜群だ。

 

少しだけスライダーの軋む音が聞こえる場合があるのは残念。

 

ケースに入れて持ち運びも容易なサイズだが、開放型のため屋外での使用は憚られる。

 

どうせなら密閉型にしてポータブルヘッドホンとして楽しめるようにしてほしかった。

 

2、音質評価

高域は出ているものの目立たない。刺さりもない。

 

中域は他の音域とほぼ同じバランスで淡々と表現される。

 

低域は他の音域に比べると多少ではあるが、アタック感があるように感じた。

 

とにかく突出した帯域がなく、淡々と鳴らす。モニター的な音だが、過度に分析的でもないし、解像度がめちゃくちゃ高いわけでもない。

 

リスニング目的であればヘッドホンアンプで味付けしていきたいところだ。

 

歯切れの悪いレビューになったが、全ジャンルに対して万能とも言えるチューニング。

 

アンプをとっかえひっかえ様々なジャンルを試してみたが不得手なジャンルは見当たらなかった。

 

直挿しでも音量は十分に取れるが、真価を発揮するのはヘッドホンアンプ接続時と感じた。

 

【総評】

リスニング用に使うのであれば、ある程度の機材を揃えた中~上級者向けのヘッドホンと感じた。

 

スマホやテレビに直接挿して使うようなヘッドホンであれば、これよりも安いヘッドホンでもっと音楽的に楽しめるヘッドホンがあるだろう。

 

また機材が揃っていたとしても、5万円前後の価値があるかと言うと怪しいところで、音の好みが合えば悪くないぐらいのおすすめ度にはなる。

 

ただ私自身はこのヘッドホンの音が嫌いではなく、無個性で淡々とした音が、たまに聞きたくなる。

 

【点数】 ★★★★★★★ 7/10

 

【イヤホンレビューに使ったDAP,音源,アルバム】

 

MacBook Air + Wagnus USBケーブル Milky Beamz + LUXMAN DA-100 + Amzon Music HDによるサブスク音源

Camerata Zürich & Igor Karsko/Leoš Janáček: On An Overgrown Path(クラシック)

・日向坂46/ってか(Youtube PV鑑賞)

Vaundy/しわあわせ(Youtube PV鑑賞)

 

MacBook Air + Fiio Q5s + AM2A

Diskord/Degenerations(デスメタル)

 

MacBook Air + iBasso DC03

MIKI/369(ヒップホップ)

 

MacBook Air + Luxman DAC-100(Audioquest cinnamonによるUSB接続)

Serph/Psychic Music(エレクトロニカ)

村治佳織/Music Gift to(クラシック)

 

MacBook Air + ADL STRIDE+ Amzon Music HDによるサブスク音源

Ross From Friends/Tread(EDM)

Synapscape/Immaculate(テクノ,ノイズ)

MORAL ORDER/Freedom Locked(ノイズ)

 

MacBook Air + ONKYO DAC-1000 + Velve X SE+ Amzon Music HDによるサブスク音源

I Don't Like Mondays/Black Humer(ロック)

eill/ここで息して(ポップス,女性ボーカル)

・ケニー・G/New Standards(ジャズ)

 

MacBook Air + Wagnus USBケーブル Milky Beamz + AL-38432DRⅡ + Amzon Music HDによるサブスク音源

・イマジン・ドラゴンズ/Mercury - Act 1(ロック)

・テスラは泣かない/MOON(ロック)

ユニコーン/ツイス島&シャウ島(ロック)

TRI.BE/DOOM DOOM TA(K-POP)

 

私はアルバム全曲を通して聴く事を好み、1曲単位では聞かないです。

かなり相性が良い→◎ 相性が良い→〇 あまり良くない △