あのCampfire Audioのエントリーモデル!ちなみにCOMETとは彗星の意味です!
箱だけでテンションが上がる!高級イヤホンを手に入れてしまったという喜びが!
多くの一般人にはシュールに思われるであろうハウジング。 エントリーモデルでも高級感は十分。
ちなみにエントリーモデルという事でマイクが付いているが マイク付きイヤホンを欲している人はエントリーとは言え、約3万のイヤホンを買わないだろう。
Campfire Audioと言えば中までモコモコのイヤホンケース。 欲を言えば黒ではなく、ハウジングの色に近い色のケースが良かった。
中古で買ったので一部イヤーピース等の不足があるが、フォームからシリコンタイプまで揃っていて問題ないのではないだろうか。
ハウジング用のポーチがあるのも嬉しい人には嬉しいだろう。私は煩わしいから使わないけれど…。
【高音】良い
【中音】良い
【低音】良い(量感多め)
【傾向】ウォーム
【解像度】普通(ややもこ)
【分離感】普通
【音場】やや広め
【フィット感】普通
【取り回し】普通
【ドライバー】バランス度アーマチュア1発
【発売当時の値段】27280円ぐらい
【筆者が購入した値段】中古で6000円ぐらい
【点数】 ★★★★★★★ 7/10(聴きどころあり!)
凄い評価しにくい!まず悪いイヤホンではない!
ただし1本目ではない。初心者が適当に買うイヤホンでも無い気がする。
それと言うのも、この価格帯にしては解像度が高くなく、包まれるようなウォームな音で好みが分かれるからだ。
モニター調とは正反対のリスニング向きの音である。
その上で、BA1発とも思えない特異な音を出す。
驚いたのはBAにも関わらず、音の中では低音が一番支配的なのだ。
量感もあり、タイトでもないため、好みが分かれそうだ。
しかし、これが良い感じに音楽とマッチすると、まるでスピーカーの前で聞いているかのように錯覚してしまう。
BA一発で、これだけ全方位的な音を出して、尚且つ音場が広いと言うのは凄い事である。
更に昨今の流行を考えると珍しい事に、女性ボーカルより男性ボーカルの曲のが合う。
解像度がそんなに高くない割には、激しい曲でもモタつくような印象はなく、しっかりと鳴らし切るため、スピード感のあるロックや音数の多い曲でも楽しめると思う。
【高音】
低音が支配的な割には埋もれずに出ている。ただ音が伸びる感じではなく「ドチャッ」といった感じで鳴るため、好みは分かれそうだ。個人的には好き。
【中音】
ボーカルの声も埋もれずに出ているが、男性ボーカルのが伸び伸びと表現される気がする。女性ボーカルはリズム隊と同じぐらいのバランスで、特別に前に出ている印象は無い。
【低音】
量感があるが、決して嫌な感じの音ではない。ロックバンドなどがギターを掻き鳴らした時なんかは、良い感じにエモーショナルに聴こえる。
【フィット感】
シュア掛けを推奨していないタイプのため、耳に直挿しとなる。そのため、フィットするイヤーピースを選ばないとハウジングの重さで外れやすくなってしまう。イヤーピース選びは慎重にした方が良いだろう。
私は付属のシリコンタイプのLサイズを使ったが、耳の奥まで挿入するタイプのため、普段より一段階小さめのイヤーピースで耳の奥まで挿れてもいいと思う。
【総評】
手放しで薦められない理由としては約3万という金額だと競合機種が多数ある事。現在は、この価格帯にはかなり強力な選択肢があるため、それらを押さえてまで購入するかどうかというところだ。
こんな事を言っているが、筆者は中古で安く買ったので気に入っている。特に男性ボーカルが良く表現されるBBのイヤホンはあまり無いため、重宝している。
またBB一発のイヤホンとして非常に個性的で、このイヤホンにしか鳴らせないような音のため、サブイヤホンとしてはかなり活躍できそうだ。
上記の内容を見て興味のある方は中古10000円前後だったら買っても問題ないと思う。
【良い点】
・男性ボーカルの表現が良い
・BB一発なのに低音が出てる!
・このイヤホンにしか出せないような個性的な音である
【悪い点】
・値段が高い!
・女性ボーカルや高音の伸びを主体に考えたい方は別のイヤホンをおすすめ
【レビューに使った曲】
★下記は全てfiio M9に直挿し★
銀杏BOYZ/ねえみんな大好きだよ(ALAC音源・アルバム通して再生)
Laputa/絵斑(ALAC音源・アルバム通して再生)