2014年に発売した古めのイヤホンで、大口径ドライバーが特徴のインナーイヤーです。
大人の高級感がある。「おじさま」と呼ばれるようになったら、こんなイヤホンをしたい。
新開発のφ15.4mmドライバーのおかげで、ダンボぐらい大きな耳でなければ「デカッ!」と感じるだろう。
LとRと書かれているので左右がわかりやすいが、少しダサい。
延長ケーブル付きなのだが、延長ケーブルがあると長すぎるし、無いと短すぎる。
胸ポケットにプレーヤーを入れているタイプの人には丁度いい長さかも。
あと凄くかっこいいけど「仕切り」があって使いづらいケースが付いていたのだが、無くしてしまった。
【高音】攻めてるね!
【中音】良い
【低音】攻めてるね!
【傾向】ドンシャリ
【解像度】良い
【分離感】普通
【音場】普通
【フィット感】デカッ!
【取り回し】やや悪い
【ドライバー】ダイナミックドライバ1発
【発売当時の値段】不明(現在はAmazonで5108円)
【筆者が購入した値段】中古で1200円ぐらい
【点数】 ★★★★★★★ 7/10
2014年に発売されたのに、2020年現在も販売中というロングセラーイヤホンである。
オーディオテクニカのネームバリューがあってこそとも思えるが、実際の音も、インナーイヤーの欠点を無くしたような高音質なもので、気軽に使える1本として評価されているのも納得だ。
そもそもインナーイヤーと言うと、ラジオを聴く時とかに適当に使われるような、言ってしまうと高音質は期待できない印象があった。
しかし、こちらは大手メーカーの物だけあって値段相応の実力を誇る内容となっている。
【高音】
オーテク先生の得意とするところであり、高品質である。ただ相変わらずの攻め具合で刺さりまくりなので、刺さりが嫌な人なんかは止めた方がいい。
女性ボーカルは綺麗に聞こえるし、男性ボーカルも悪くない。抜けが良くて気持ちいい。
【中音】
インナーイヤーだから厚みこそないものの、抜けがよく、爽快感がある。表現するべき部分はしっかりと表現されている。
【低音】
大口径ドライバーのおかげで、これがボンボン出る。さすがにヘヴィメタルやEDMのズンズンを期待すると違うかもしれないが、スピード感があるので、これらのジャンルも案外悪くない表現になる。
どのジャンルも万能に鳴らす。
【フィット感】
これが微妙で、本体が大きいため、耳の大きさによっては挿れる事が厳しくも感じる。
他のインナーイヤーを使っていた人なら、余計に大きく感じるだろう。ただ、音はお墨付きだし、私は中古で買ったので付属していなかったが、イヤーパッドを付ければ付け心地が改善される可能性は高い。
【総評】
比較的万能で使い勝手が良いイヤホンです。特に苦手なジャンルも感じません。
真剣に聴くと言うよりは、流し聞きしたい時に、サブスクのプレイリストとかを適当に再生して使っていました。
これからインナーイヤーが欲しいけれど、あまり低音質なものはちょっと…という方にもお薦めできます。