私はイヤホンハンター

オーディオで破産!生活保護まで、あと一歩!!

CCZ「Coffee Bean」重低音コーヒー豆でヒップホップやヘヴィメタルを聴け!!

【高音】★★★
【中音】★★★★
【低音】★★★★★
【傾向】ドンシャリ
【解像度】良い
【分離感】普通
【音場】普通
【フィット感】良い
【取り回し】良い
【ドライバー】1DD
【発売当時の値段】1799円
【筆者が購入した値段】Easy earphones様からの提供(@hulang9078)
 

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ハウジングの裏側に耳ウィングが付いていてフィット感が良い

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今回はEasy earphones様からイヤホンの提供を受けてレビューします。提供品ですが、忖度無しの内容になっておりますので、よろしくお願いします。
 
2021年になって急に誕生したブランドCCZ。先行して高級イヤホンのPlume (羽)がリリースされているが、第二弾にあたるCoffee Beanは1799円と、かなりお手頃なエントリークラスのイヤホンだ。
 
製品名通り、コーヒー豆を模したと思われるデザイン。黒と茶色があるが、コーヒー豆との事で迷わず茶色を選択。
 
個人的にコーヒーが好きな私の心を掴む、製品名やデザインでもある。
 
10mm二重磁気DDという、何やら凄そうなダイナミックドライバーを採用。
 
ハウジングの耳にフィットする部分に耳ウィング(ゴムのようなもの)が付けられていて、フィット感がかなり良くなっている。
 
またイヤホン自体がかなり軽くてケーブルも比較的取り回しが良い。
 
1、音質以外の評価
付属品はケーブルにS、M、Lのイヤーピースと特別に変わったところはないが、イヤーピースの形が少し変わっており、真ん中の円の部分が少しだけ盛り上がった溝デザインになっている。
 
イヤーピースは少し柔らかめで、人によっては改善の必要がありそうなので、評価の高いサードパーティー製のイヤーピースに替えても良いかもしれない。
 
2、音質評価
高音質、重低音とメーカーから記載があるように、量感のある低域が特徴だ。
 
しかし数年前の安いイヤホンとは違い、低音がボワついているような印象は一切なく解像度は高め。
 
また高音は繊細ではないものの、しっかりと出ており、低音の量感は多めだが総じて抜けの良い音という印象だ。
 
高音は煌びやかさを求めると、ただ主張しているだけで繊細さには欠けるが、そもそも2000円以下のイヤホンに求める内容ではないと思っている。
 
10年ぐらい前の2000円以下のイヤホンは高音の再現など皆無に等しく、これだけ高音に存在感があるだけでも褒めたたえたい。
 
中音域はギターの音がとにかく気持ちいい。ボーカルの表現も悪くないが、このイヤホンに限ってはボーカル以上に楽器の表現に優れていると思っている。
 
大得意の低域は量感も解像度もある。ドゥームメタルやEDM等の重低音を売りとしたジャンルは大迫力で奏でられて、気持ちよく聞ける。
 
【イヤホンレビューに使ったDAP,音源,アルバム】
 
●Astell&Kern A&norma SR25(直挿し)
ALICE IN CHAINS/ALICE IN CHAINS(ALAC)(ロック) 〇
 
●Astell&Kern A&norma SR25(直挿し) + Amazon Music HDによるサブスク音源
・Ralph/BLACK BANDANA - EP(HD配信)(ヒップホップ) 〇
・Aura Noir/The Merciless(HD配信)(ブラックメタル) 〇
 
●Astell&Kern A&norma SR25 + NICEHCK CT1(2pin 2.5mm) + Coffee Bean(2.5mmバランス接続) + Amazon Music HDによるサブスク音源
・Marshmello/Shockwave(HD配信)(EDM) 〇
・Sleep/The Sciences(HD配信)(ドゥームメタル) ◎
 
●NW-ZX300 + NICEHCK CT1(2pin 2.5mm) + Cayin PH-4X(4.4mmバランス接続)
・SUN O))/BLACK ONE(ALAC)(ドゥームメタル,アンビエント) ◎
・SODOM/AGENT ORANGE(AAC)(スラッシュメタル) ◎
 
OPPO Reno3a + Fiio Q5s +AM3D(LDAC接続) + NICEHCK CT1(2pin 2.5mm) + Cayin PH-4X(4.4mmバランス接続)
・Heaven Shall Burn/Of Truth and Sacrifice 〇
 
※私はアルバム全曲を通して聴く事を好み、1曲単位では聞かないです。
※かなり相性が良い→◎ 相性が良い→〇 あまり良くない △
 
弾力性のある低音がヒップホップと相性が良く、気持ちよく聞ける。
 
Sleepのようなサイケルーツのドゥームメタルなんかは、ギターのドライブ感も堪能できて、かなり気持ちよく聞ける。
 
スラッシュメタルのようなスピード感のあるジャンルも高音がしっかりと主張して楽しく聞ける。太い低音の音が魅力的だ。
 
【総評】
 
元のケーブルも悪くなかったのだが、もう少し解像度をあげたかったため、CT1を使いバランス接続する事で、大幅にパワーアップした。
 
重低音イヤホンでありながら、解像度やスピード感も兼ね備えており、2000円以下のイヤホンに、これ以上を求めるのは酷という程に詰め込まれている。
 
低音の量が多いため、万人向きとはいかないが、ヘヴィメタル・ハードロック、ヒップホップ等のコアな音楽を聴く方の選択肢としては、最も安いながらも、優れたものになるだろう。
 
私はこれより高い価格帯のイヤホンも多数持っているが、プライベートで使いたいと思える1本だった。
 
【点数】 ★★★★★★★★★ 9/10
【名機認定!!!】