【高音】★★★★
【中音】★★★
【低音】★★★★★
【傾向】ドンシャリ
【解像度】良い
【分離感】普通
【音場】広い
【フィット感】良い
【取り回し】普通
【ドライバー】1DD
【発売当時の値段】5580円ぐらい
【筆者が購入した値段】中古で990円
SOUNDPEATSは中国のメーカーになり、多くのTWSが様々な賞を受賞しており、低価格帯のワイヤレスイヤホンメーカーとして高い評価を得ている。
早速だがレビューに移りたいと思う。
1、音質以外の評価
ケースは小さめ。飾り気がないシンプルなデザインだが、余計な装飾があるより良いかもしれない。
イヤホンは耳に入れてから軽くねじると良い感じにフィットする。付属イヤーピースでも装着感が悪くなかったので、そのまま使わせてもらった。
最後に切り替えたモードを記憶するわけではないので、ケースに戻して再ペアリングするとノーマルモードに戻ってしまう。
ノーマルモードメインで使いたい方は良いかもしれないが、ANCモードをメインに使いたい方だと切替が煩わしいかもしれない。
エアコンの音などは明らかに小さくなり、周りの人の声も小音量になる。過度な期待は禁物だが実用性のあるノイズキャンセル機能だと感じた。
2、音質評価
まずノーマルモードとANCモードで音質の差がかなりある。
そして、どちらのモードでもTWSとは思えない程の深い低音が鳴らされる。
ノーマルモードに関しては少し低音が多めながらも、低音の解像度・質が価格帯にしては良く、こもっているとか、音質が悪いとは個人的に感じなかった。
割とオールマイティーで、低音の量感多めなバランスが嫌いじゃなければポップスからジャズまで、割とどんなジャンルでも楽しませてくれると思う。
ANCモードに比べればスッキリした印象の音作りだ。
ANCモードになると低音・立体感が増し、まるでライブハウスやクラブにいるのではないかと錯覚するほどの大迫力になる。
音場も広く感じ、来日経験のある海外アーティストのアルバムを聞くとライブハウスの光景が目に浮かぶかのようだ。
反面、結構に強烈な低音と高音が出ているためノーマルモードに比べると聞き疲れしやすくなる。
私自身は気分に合わせて音質を変える意味合いでモードを切り替えていた。
ボーカルは少し埋もれる事があるため、ボーカルメインで聞きたい方にはあまりお薦めできない。
【イヤホンレビューに使ったDAP,音源,アルバム】
・HUM/Inlet(ポストパンク,モダンヘヴィネス) 〇
・In This Moment/Mother(ゴシックメタル) 〇
・BiSH/LETTERS(アイドル,女性ボーカル,ロック) ◎
・Kenichi Asai & THE INTERCHANGE KILLS/Sugar(ロック) 〇
・The Depressick/Carcinoma(ブラックメタル) 〇
・Uada/Djinn(ブラックメタル) 〇
・Asking Alexandria/Reckless And Relentless(メタルコア) 〇
・リル・テッカ/Virgo World(ヒップホップ) 〇
・draag me/I Am Gambling With My life(エレクトロニカ,テクノ) ◎
・Surgeon/Basictonalvocabulary(ミニマルテクノ) ◎
・Tohji/angel(ヒップホップ) ○
・Mr G/The Forced Force is Not the True Force(ハウス) ◎
・ASIAN KUNG-FU GENERATION/君繋ファイヴエム(ALAC)(ロック) ○
※私はアルバム全曲を通して聴く事を好み、1曲単位では聞かないです。
※かなり相性が良い→◎ 相性が良い→〇 あまり良くない △
女性アイドルグループのロック調のサウンドもライブ感もって聞かせる。リズム隊を中心に聞きたい人には良いだろう。
ミニマルテクノの名盤。クラブにいるかのように錯覚する。
低音が強めに出ているが、K-POPの名曲もメリハリあって楽しく聞ける。
【総合】
低音が好きな人にはたまらないイヤホン。
ロック、メタル、テクノ、ヒップホップ、EDM、この辺りのジャンルは低音強めでかなり楽しく聞ける。
また昨今のメリハリのある音作りのポップスも良い。
ノイズキャンセル機能までついて、この低価格。正直、買いだと思った。
【点数】 ★★★★★★★★★ 9/10
【名機認定!!!】