私はイヤホンハンター

オーディオで破産!生活保護まで、あと一歩!!

AVIOT「AVIOT TE-D01d mk2」邦ロックの衝動を見事に再現!!

【高音】★★★★★
【中音】★★★★★
【低音】★★★
【傾向】ドンシャリ
【解像度】良い
【分離感】良い
【音場】広い
【フィット感】普通
【取り回し】普通
【ドライバー】1DD
【発売当時の値段】20680円ぐらい
 
★良い点★
・ギターの音がかっこいい!ロックに合う!
 
★悪い点★
・物理ボタンが邪魔な位置にある。イヤーピース交換の時に誤って押してしまう。
・タッチセンサーの反応が悪い。
・ケースが大きい

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爆発的ヒットを飛ばした完全ワイヤレスイヤホン「TE-D01d」。
 
その「TE-D01d」に寄せられた要望を元に改良されたのが、こちらのmk2だ。
 
とは言え、個人的には改悪だったと感じる部分も多々あるのと、音質も「TE-D01d」とは別方向にチューニングされていると感じており、「TE-D01d」の続編的な色合いは薄いと思っている。
 
1、音質以外の評価
イヤーピースは3種類、薄型フランジの標準タイプと、スポンジ型のフォームタイプ、そしてSpinFit CP355の3種類だ。
 
標準の白いシリコンイヤーピースは悪くはないが、他の2つに比べてフィット感が悪いと感じる。
 
そのせいかわからないが、低音の量感が少なく中・高音寄りの印象を受けた。低音過多が嫌いな人には良いかもしれない。
 
フォームタイプにすると装着感がグンとアップして、低音もかなりの量が出るようになった。
 
また意外と高音も減衰せず鳴っているため、低音の足りなさを感じた人はフォームタイプも良いかもしれない。
 
ただ、ほとんどの方が選ぶと思われるのがSpinFit CP355。フィット感、音質、共に他の2つを上回る印象で、低音の量感がありつつもトータルではスッキリとした音作りとなった。
 
他にはイヤホンを落とさないための紛失防止用ストラップも付属しており、ネックバンド型のヤホンのように使う事もできるが、個人的にはTWSのメリットを失ってしまうため使っていない。
 
またイヤーウィングは色違いが付属するものの、サイズが全て均一なので、SとLなどサイズの違うものを付属してほしかった。
 
装着感を良くしたと公式では書かれているが、個人的には感じなかった。むしろイヤーウィングが大きく耳からハミ出る印象で、落ちやすそうとも感じた。
 
イヤーウィングのサイズ感が合わない人は、ウィングを外した方が装着感が良くなる気がする。
 
また昨今のTWSの中では比較的大き目の充電ケースで、細身のジーパンのポケット等には入れづらい。少し大きめのポケットや、鞄に入れて持ち運ぶ事を想定した方が良さそうだ。
 
またアンビエントマイク(外音取り込み)モードでイヤホンを装着したまま人の声を取り込む事が可能。
 
ホワイトノイズが酷いため音質にこだわって聞く方には耐えられないだろうが、コンビニや郵便局の会計時に気軽に使う分には悪くないと思った。
 
また専用アプリでイコライザーをプリセットから選択可能。意外と音が変化して面白いが、不自然なバランスと捉える人もいそうなので、お好みで使ってみてほしい。
 
それ以上にタッチセンサーの操作をカスタマイズできる方が嬉しい特典だった。
 
2、音質評価
高音域はしっかり出て伸びやかだが、刺さる事はなく上手く調整されている。1DDでよくぞここまでと思えるような解像度だ。
 
またスネアの音なども小気味良く軽快に聞こえる。
 
中音域はギターのドライブ感が凄まじく、ギターロックやメロコアのような音楽を楽しく聞かせる。また楽器隊の音圧があるにも関わらずボーカルが埋もれない。
 
低音域はイヤーピースによっても印象が変わってくるところだが、付属のSpinfitを使用する分には適度な量感で音の土台を作ってくれていると感じた。
 
【総評】
邦楽・洋楽ロック、バンドサウンド、特にギターロックとの相性がかなり良い。
 
スピード感、解像度のあるサウンドで、楽器の音の分離や表現もかなり良いと感じた。
 
ボーカルメインで聞く方にも適していると思われ、男女ボーカル共に不自然じゃない程度に通る声を聴かせてくれる。
 
またジャズや打ち込み系のポップスも試してみたが、それぞれの音楽の良いところを誇張するように楽しく再生してくれた。
 
一番合うのはロックだが、どのジャンルを聞いても比較的万能に再生してくれるイヤホンだと思った。
 
【点数】 ★★★★★★★★ 8/10
 
【イヤホンレビューに使ったDAP,音源,アルバム】
 
OPPO Reno3a(apt-x接続) + Amazon Music HDによるサブスク音源
・Sad Park/It's All Over(エモ・ハードコア) ◎
・Skullflower/Kino 3: Xaman(ロック) 〇
・BISH/KILLER BiSH(ロック,女性ボーカル) ◎
・HINDS/The Prettiest Curse(ロック,女性ボーカル) 〇
・No Buses/Boys Loved Her(ロック) 〇
MOSHIMO/化かし愛(ロック,女性ボーカル) 〇
・ビリー・アイリッシュ /WHEN WE ALL FALL ASLEEP, WHERE DO WE GO?
・アンブローズ・アキンムシーレ/on the tender spot of every calloused moment(ジャズ) 〇
・スカート/アナザー・ストーリー(ロック) 〇
・Low/Hey What(ロック) 〇
 
●Fiio M9(apt-x接続)
Dir en grey/GAUZE(ALAC)(ロック,V系) ◎
・Finlands/FLASH(ALAC)(ロック,女性ボーカル) ◎
 
※私はアルバム全曲を通して聴く事を好み、1曲単位では聞かないです。
※かなり相性が良い→◎ 相性が良い→〇 あまり良くない △