【高音】★★★★★
【中音】★★★★
【低音】★★★
【傾向】フラット
【解像度】良い
【分離感】普通
【音場】普通
【フィット感】普通
【取り回し】普通
【ドライバー】1DD
【発売当時の値段】2860円
★良い点★
・女性ボーカルやピアノの音が鮮明。
・低音がタイトでボワつかない。
★悪い点★
・低音の沈み込みが浅く重低音はやや苦手。
2020年に誕生した新しいオーディオブランドによるイヤホン。
こちらのイヤホンは10mmグラフェンコートドライバーを使用している。
また音質は日本人のサウンドエキスパートの監修により、ボーカルを聴き取りやすく、キレの良い低音に仕上げられているそうだ。
またハウジングはメタル素材となっている。
1、音質以外の評価
メタル素材だがそんなに高級感はない。
ただ何にでも合わせやすいデザインで使い勝手が良いし、3000円以下のイヤホンに高級感を求める方が無理な話だ。
フラットケーブルはいわゆる「きしめんタイプ」と呼ばれるもので可もなく不可もなく。
ネックバンド型でクビの後ろにケーブルが回るため、取り回しの悪さやタッチノイズ等はほとんど感じない。
イヤーピースも可もなく不可もなくだが、付属のイヤーピースで不満が出ないのは良質な証拠かもしれない。
2、音質評価
高域は凄く綺麗に再現される。特に女性ボーカルやピアノの音などは美しく聞こえる。男性ボーカルも苦手ではない。
中音域も鮮明で、ボーカルが前に出てくるような印象だ。
低域は量感少な目だが、タイトでスピード感・パンチがある。ただ沈み込みは浅いので、重低音主体の音楽は不得意かもしれない。
生音のバンドサウンドも悪くないが、どちらかと言えば昨今の打ち込み系のポップスを得意としている。
【総評】
ボーカルものやポップスメインで聞かれる方には良い選択肢になるだろう。またピアノジャズなんかも楽しく聞けた。
正直、2021年にもなってネックバンド型のワイヤレスなんて時代遅れではないかと思っていたのだが、この音質には説得力があった。
是非、リーズナブルな金額で価格帯以上の高音質を楽しんでもらいたい。
【点数】 ★★★★★★★★ 8/10
【イヤホンレビューに使ったDAP,音源,アルバム】
●iPhone 8(AAC接続) + Amazon Music HDによるサブスク音源
・CL/ALPHA(K-POP,ヒップホップ) ○
・サンドリオン/march(J-POP,女性ボーカル) ○
・Joe Bonner/Suite For Chocolate(ジャズ) ○
・Eloise/Somewhere In-Between(R&B,女性ボーカル) ○
●Fiio M9(AAC接続)
・DIMLIM/MISC.(ロック,V系) 〇
・Laputa/楽園~ヘブン~(ロック,V系) 〇
・緑黄色社会/Actor(J-POP,女性ボーカル) ◎
・TWICE/TASTE OF LOVE(K-POP,女性ボーカル) ◎
※私はアルバム全曲を通して聴く事を好み、1曲単位では聞かないです。
※かなり相性が良い→◎ 相性が良い→〇 あまり良くない △