【高音】★★★★
【中音】★★★★
【低音】★★★
【傾向】フラット
【解像度】普通
【分離感】普通
【音場】普通
【フィット感】やや悪い
【取り回し】普通
【ドライバー】1DD
【発売当時の値段】18480円
★良い点★
・音声操作や首振り操作等の、新時代の操作方法
・フラットで繊細な音作り
・専用アプリにてプリセット型のイコライザが使用可能
★悪い点★
・耳の形状によってはフィット感が悪い
・充電無しでの最大再生時間が4時間と少し短め
こちらはGoogle出身のエンジニア達によって創業された企業「Mobvoi」によるAirPods型のイヤホンだ。
イヤーピースは付属せず、耳に直接入れて使うタイプのイヤホンだ。
音声操作や、首振りにより電話を取る等の、未来的な操作が売りのイヤホンとなる。
1、音質以外の評価
フィット感が特別に悪いと感じたわけではないのだが、私の耳の形状では、激しく頭を動かしたら落ちてしまうんじゃないかと感じた。
普通に歩いたり移動する分には問題なかった。
またカナル型イヤホンのように、耳にいれた後に少し捻じってあげた方が、フィット感が良くなり低音も逃げなくなる。
音声操作は発音がかなりシビアで、私は「Next Music(曲送り)」と「Hey Tico(音声アシスタント呼び出し)」以外は反応させる事ができなかった。
また首を上下に振ると電話を取れるという事だったが、こちらも反応しなかった。
アプリでの設定は済ませていたので、私の動作が悪かったのか、またはイヤホンの判定がシビアなのか、中古で買っていたので壊れていたのか、未だにわからない。
ただ音声操作に関しては、どのレビューサイトを見てもシビアとの意見が強く、ネイティヴな英語が話せないと実用レベルに使いこなすのは難しそうだ。
2、音質評価
高域は繊細で伸びやか。女性ボーカルの高音や、弦楽器の余韻なども良い感じだ。
中音域も明瞭で、ボーカルは綺麗に聞こえる。
低域は少なめだが、イコライザで調整するとロック等の低音を必要とするジャンルでも必要相応な音が出るし、これぐらいの量感のが好ましいと感じる方もいるだろう。
イコライザがあるので、比較的どのジャンルでも対応できるのだが、ジャズやクラシックなどのアコースティックで、音の広がりが必要なジャンルのが好ましいと感じた。
【総評】
定価の高いイヤホンだけあり、音は良いと感じた。
ただし躍動感に欠けるので、少し飽きやすい音に感じた。
ジャズやクラシック、アコースティックメインで聞く人には良いかもしれない。
音声操作や首振りコントロールに関しては判定が厳しいものの、ガジェットとしての側面のが面白く感じた。
【点数】 ★★★★★★ 6/10
【イヤホンレビューに使ったDAP,音源,アルバム】
●OPPO Reno3a(apt-x接続) + Amazon Music HDによるサブスク音源
・Lucy Dacus/Home Video(ポップス,女性ボーカル) 〇
・村治佳織/Music Gift to(クラシック) 〇
・indigo la End/濡れゆく私小説(J-POP) ◎
・Antônio Neves/A Pegada Agora É Essa (The Sway Now)(ジャズ) ◎
・Midnight/Satanic Royalty(ハードコアパンク) 〇
・New Order/Music Complete(ポップス,ロック) 〇
・GOODMOODGOKU/PURITY(ヒップホップ) 〇
・Floating Points, ファラオ・サンダース & The London Symphony Orchestra/Promises(クラシック) ◎
※私はアルバム全曲を通して聴く事を好み、1曲単位では聞かないです。
※かなり相性が良い→◎ 相性が良い→〇 あまり良くない △