【高音】★★★★★
【中音】★★★★★
【低音】★★★★
【傾向】ドンシャリ
【発売当時の値段】40000円
★良い店★
・性能に対して割と小さめ
・高い解像度
・埋もれないボーカル
★悪い点★
・デジタル、人工的な音
・低音の量感が多すぎると感じる人もいるかもしれない
1、音質以外の評価
2021年発売、CS43198を4つ搭載した変わった構成のDAC。
入力はCOAX、OPT、USBの3種類。出力はXLRとAUX。
Amazonの商品紹介ベージには「フルバランスXLR出力」と記載があるが、各種レビューサイトを見るとアンバランス出力のようだ。
ちなみに私はXLRケーブルを使える環境を持っていないため、AUX出力で使用した。
主な組み合わせは下記2つだ。
1、MacBook Air + Topping D30 Pro(付属のUSBケーブルにてUSB接続) + Edifier S880DB(ACROSS750 RR V2によるRCA接続)
2、MacBook Air + Topping D30 Pro(付属のUSBケーブルにてUSB接続) + DENON PMA-60(ACROSS750 RR V2によるRCA接続) + JBL STAGE A130
どちらの場合も音源はAmazon Music HDによるサブスク音源を使用した。
大きさは性能を考えれば小型で、10年以上前のDACに比べると、かなり小さい印象だ。
ただ性能が上がっているので当たり前だが、同社のD50と比べると一回り大きい。
2、音質評価
高域はかなり伸びる上に解像度が高い印象。ただデジタルな音のため、原音主義の方は不自然に感じられるかもしれない。
中音域は、他の帯域の主張が強いにも関わらず鮮明で、バックサウンドの騒々しいロックやメタル系の楽曲でもボーカルがおざなりにならず、鮮明に聞こえてくる。
低域は量感はあるが、あくまで他の帯域のサポートに回っているような印象だ。
解像度高めの現代的な音で、打ち込み系のポップスなどが一番向いていると思った。高音のキラキラした表現も心地よい。
良い意味で価格相応の素晴らしい音だと感じたし、中域が明瞭なのでボーカルものやアニソンなどを聴く人にも適していると思った。
【総評】
非常に完成度の高いDACだがフラットではなく、低音の量感も多いので、好みは分かれるかもしれない。
オールドロックやクラシックよりは、ポップスやボーカルメインで聞いている方に合うと感じた。
【点数】 ★★★★★★★★ 8/10
【DACレビューに使った音源,アルバム】
●MacBook Air + Topping D30 Pro(付属のUSBケーブルにてUSB接続) + DENON PMA-60(ACROSS750 RR V2によるRCA接続) + JBL STAGE A130
・The Linda Lindas/Growing Up(パンク,女性ボーカル) ○
・パパ・ローチ/Ego Trip(ロック,メタル) ◎
・Quatuor Hermès/Charlotte Sohy: Chamber Music(クラシック) ○
・佐野元春 & THE COYOTE BAND/ENTERTAINMENT!(ロック) ○
●MacBook Air + Topping D30 Pro(付属のUSBケーブルにてUSB接続) + Edifier S880DB(ACROSS750 RR V2によるRCA接続)
・菅田 将暉/COLLAGE(J-POP) ○
・Wet Leg/Wet Leg(ロック,女性ボーカル) ○
・fripside/infinite synthesis 6(アニソン,女性ボーカル) ◎
・秋山黄色/One More Shabon(J-POP) ○
・稲葉曇/ウェザーステーション(ボカロ) ○
※私はアルバム全曲を通して聴く事を好み、1曲単位では聞かないです。
※かなり相性が良い→◎ 相性が良い→〇 あまり良くない △