【高音】★★★★★
【中音】★★★★★
【低音】★★★
【傾向】フラット
【解像度】良い
【分離感】普通
【音場】普通
【フィット感】普通
【取り回し】普通
【ドライバー】1BA+1DD
【発売当時の値段】13178円
★良い点★
・滑らかな中・高音域
・ボーカルの表現に優れている
★悪い点★
・やや淡白に感じるチューニング
・低域の量感は少なめ
こちらは深圳のTHIEAUDIOのエントリーモデルだ。Knowles ED29689バランスドアーマチュアドライバーが使用されているそうだ。
今回はこちらのイヤホンをレビューしてみよう。
1、音質以外の評価
エントリーモデルとは思えないような高級感のある青いハウジングで清涼感がある。
ケーブルは少し太めだが、取り回しは悪くない。見た目にも高品質に感じた。
イヤーピースは黒と白のものが、それぞれS、M、Lサイズ付属する。
2つのイヤーピースの音質に大きな違いは感じなかったが、装着感は白の方が良いと感じた。
また黒の方が伸縮性があるため、白に比べて大きめのサイズでも装着しやすいと感じた。
今回のレビューは白のSサイズを使用している。
2、音質評価
高域は明瞭だが、敢えて余韻はあまり残さない形で、スッと音が引いていく。ピアノの音の表現なども得意だ。
中音域は明瞭。男女ボーカル共に得意だが、特に女性ボーカルは滑らかに聞こえ好印象だ。
低域はタイトで量感は少なめだ。全帯域の中ではあまり存在感がない。
スマホ直刺しでも十分に聴けるとは感じたが、アンプ次第でかなり音に影響を与えると感じた。
特に出力強めのアンプで鳴らすと高域に鮮明さが増して良かった。
全体的にクールで硬めの音で、ノリを重視したようなチューニングではないのだが、だからと言ってモニターライクな音とも感じなかった。
女性ボーカルのポップスや、ジャズなどが得意で、特に楽曲が型にハマった時の楽しさは素晴らしい。
スッキリした音作りなので、不自然な音の余韻などを好ましく思わない人や、フラットな音が好きな人にもおすすめだ。
【総評】
個人的な好みもあるが独特のスッキリした音作りで、久しぶりに気に入ったイヤホンだ。
特にアンプなどの機材を持っている人は鳴らし甲斐があるのではないだろうか?
またスマホだけでも十分に楽しめるので、初心者の方にも是非、手にとってみてほしい。
【点数】 ★★★★★★★★★ 9/10
【イヤホンレビューに使ったDAP,音源,アルバム】
●Huawei P30 lite + xDuoo XD-01(HUM Interconnect cable (3.5mm to 3.5mm)によるアナログ接続) + Amazon Music HDによるサブスク音源
・Molly Nilsson/Extreme(ポップス,女性ボーカル) ◎
・LEX/LOGIC(ヒップホップ) ○
・BAD HOP/BAD HOP HOUSE(ヒップホップ) ○
●Huawei P30 lite + NIK58-TUBE(“AVINITY”のステレオミニ to ステレオミニのショートケーブルによるアナログ接続) + Amazon Music HDによるサブスク音源
・Ever Surf/Couch Surfing(ロック) ◎
・Meitei/Komachi(アンビエント) ○
・日食なつこ/ミメーシス(J-POP,女性ボーカル) ○
・イマニュエル・ウィルキンス/The 7th Hand(ジャズ) ○
●Cayin N5ii(3.5mm 直刺し)
・the peggies/goodmorning in TOKYO(J-POP,女性ボーカル) ◎
・ヴィドール/ロマネスクゴシック(ロック,V系) ○
※私はアルバム全曲を通して聴く事を好み、1曲単位では聞かないです。
※かなり相性が良い→◎ 相性が良い→〇 あまり良くない △