【高音】★★★★
【中音】★★★★
【低音】★★★★★
【傾向】ドンシャリ
【解像度】良い
【分離感】良い
【音場】普通
【フィット感】良い
【取り回し】良い
【ドライバー】1DD
【発売当時の値段】15390円
★良い点★
・抜けがよく解像度の高いドンシャリサウンド
・ライブ感がありロックなどに適している。
★悪い点★
・アコースティック等の落ち着いた音楽には多少不向きか?
こちらは中国のイヤホンメーカーTipsyの完全ワイヤレスイヤホンだ。
今回はこちらのイヤホンをレビューしてみよう。
１、音質以外の評価
先に、こちらのイヤホンは私自身が中古で買っておりイヤーピースがサイズの合わないMSサイズしか付属してこなかったため、final TYPE E 完全ワイヤレス専用仕様のMサイズに付け替えて使用している。
そのため純正イヤーピースによるレビューではないことをご了承いただきたい。
また中古で購入した際に付属してきたMSサイズの純正イヤーピースも楽してみたが、密着感があり良質なものと思えたので、サイズが合えば付属品で問題なく使用できると考えて良いだろう。
ハウジングは高級感があり有線イヤホンのようなデザインだ。
ハウジング部分がつまみやすく取り出しやすい。
ただガイダンス音声の音量が大きくてうるさく感じたので、この部分は改善してほしかった。
外出時にも使ってみたが目立った音切れもなく接続に問題は感じなかった。
２、音質評価
高域は抜けが良く鮮明。力強い音ではあるが、多少丸みを帯びたような印象で刺さることはなかった。
中音域も明瞭。バンド系のギターの音もドライブ感がありボーカルも男女共に聞き取りやすい。
低域は量感はあるものの、Tipsyのイヤホンにしては控えめでスッキリとした音を鳴らしてくれた。
同社のDUNMERシリーズは良くも悪くも低音の量感が多い印象だったが、それらとは全く違った印象を受けた。
総じてライブ感のある音だが、低域の膨らむような印象はなく、スピーディーで躍動感溢れるリスニングライクな音だと感じた。
反面、アコースティックやクラシックなどの音源を落ち着いて聴くのには多少不向きとも感じたが、解像度が高く爽快感のある音には多くの方が好感を持つのではないかと思えた。
【総評】
ポップス、ロック、アニソンなどのアップテンポのものが得意な印象があった。
また激しい音楽全般が得意なのでメタルやEDMなどとも相性が良いだろう。
昨今は1万円以下でも高音質のTWSが増えているが、こちらのイヤホンは価格相応の音の良さを感じられる印象で、低価格イヤホンからのグレードアップにも最適と感じた。
【点数】 ★★★★★★★★ 8/10
【イヤホンレビューに使ったDAP,音源,アルバム】
●OPPO Reno3 A(apt-x接続) + Amazon Music HDによるサブスク音源
・Fickle Friends/Are We Gonna Be Alright?(ポップス,女性ボーカル) 〇 温さん
・ロザリア/MOTOMAMI(ポップス,女性ボーカル) ○
・ONE OK ROCK/Nicheシンドローム(ロック) ◎
・秋山黄色/One More Shabon(J-POP) ○
・ノーマ・ジーン/Deathrattle Sing for Me(ハードコア・パンク) ○
・Silent Siren/mix10th(ロック,女性ボーカル) ◎
・GLIM SPANKY/Into The Time Hole(ロック,女性ボーカル) ○
・The Halo Effect/Days Of The Lost(メロデス) ○
※私はアルバム全曲を通して聴く事を好み、1曲単位では聞かないです。
※かなり相性が良い→◎ 相性が良い→〇 あまり良くない △
