私はイヤホンハンター

オーディオで破産!生活保護まで、あと一歩!!

SONY「MDR-E931SP-B」SONYの安価良質インナーイヤー!!

【高音】★★★★
【中音】★★★★
【低音】★★★★
【傾向】ドンシャリ
【解像度】普通
【分離感】普通
【音場】普通
【フィット感】普通
【取り回し】普通
【ドライバー】1DD
【発売当時の値段】2000円ぐらい

★良い点★
・開放感があり抜けの良い音
・インナーイヤーだが量感のある低域

★悪い点★
・インナーイヤーにしては低音の量感があるのが好みが分かれるかも?

こちらはSONYのインナーイヤーイヤホンで、2000年代初頭ぐらいに発売されたものだ。

今となっては珍しくなったR側のコードが長く、首の後ろに回して装着するタイプのイヤホンだ。

今回はこちらをレビューしてみよう。

1、音質以外の評価
古いイヤホンで2000円前後の安価なものなので高級感があるとは言いづらいが、金属が使われているのが外観上の良いアクセントになっている。

コードはツルツルしており取り回しは悪くない。

中古で購入したためイヤーパッドは付いてこなかったが、私の耳にはスッポリとハマって落ちそうになる事もなかった。

2、音質評価
高域は抜けがよく明瞭。キラキラしているとまではいかないが、価格帯にしてはよく出ていると感じた。

中音域も明瞭。この時代の安いイヤホンは低域過多でボーカルが聞き取りづらいものも多かったはずなので、ボーカルが普通に聞き取れるだけでも、かなりすごい事だ。

低域も量感が一定量ある。むしろインナーイヤーのイヤホンとしては多い方だろう。SONYらしいウォームな低域だ。この低域によりバランスの良いチューニングになっていると感じた。

2000円前後で販売されていたイヤホンとしてはかなり上質な音だと感じた。

インナーイヤーの利点でもある開放感のある音だし、だからと言って低域も疎かになっていない。

この音を求めて今でも中古市場で根強い人気があるのも頷ける話だ。

【総評】
昨今はインナーイヤーのイヤホンも中華ブランドからのリリースが大半になり、日本のメーカーからはリリースが少なくなっているので貴重だ。

またSONYらしい低域の量感のある音作りは個性的で、他のメーカーのインナーイヤーイヤホンでは代替にならないだろう。

【点数】 ★★★★★★★★ 8/10

【イヤホンレビューに使ったDAP,音源,アルバム】

●Fiio M9(3.5mm直挿し)
・ヨルシカ/草が邪魔をする(ハイレゾ)(J-POP,女性ボーカル) ○
・米津玄師/Bootleg(ALAC)(J-POP) ○

※私はアルバム全曲を通して聴く事を好み、1曲単位では聞かないです。 ※かなり相性が良い→◎ 相性が良い→〇 あまり良くない △