【高音】★★★★
【中音】★★★★
【低音】★★★★★
【傾向】ドンシャリ
【解像度】普通
【分離感】普通
【音場】普通
【装着感】良い
【発売当時の値段】48000円ぐらい
★良い点★
・他社のノイズキャンセリングと比べて圧倒的な効果の強さ
・軽くて良い装着感
・ジャンルを選ばないチューニング
・便利なスピーク・トゥ・チャット
★悪い点★
・人によっては低音過多と感じるかもしれない
・特別に解像度が高いサウンドではない
こちらは既に第五段まで発売しているSONYのノイズキャンセリングヘッドホンだ。
2020年にWH-1000XM4は発売されたのだが、まだまだ現役と感じた。今回はこちらのヘッドホンをレビューしてみよう。
また今回私が手に入れたのはSONYが海外向けに出荷した商品だが、音質や形状は国内版と変わりは感じなかったので、こちらの海外版でレビューさせていただく。
1、音質以外の評価
見た目は前作のXM3とほとんど変わらないのだがマット感が増して、個人的にはWH-1000XM4のが高級感があると感じた。
またシンプルでファッションを選ばないデザインも好印象だ。
ケースも付属しているので持ち運びしやすい。
長時間つけていても首や耳が痛くならない装着感も見事だ。
2、音質評価
高域は明瞭だが低音が強いのであまり目立った印象はない。SONYらしい刺さりとは無縁な高域だ。
ただXM3に比べると高域の鮮明さは増したように感じた。
中音域も明瞭でリズム隊の音が強いにもかかわらずボーカルがマスクされることはない。
低域は量感多めだが重低音と言って差し支えなかったXM3に比べると少しタイトになった印象だ。
XM3に比べると現代的なチューニングに寄せてきた印象だが、音質だけで前作から乗り換えるほどの変化はないと個人的には感じた。
専用アプリによるイコライザーが豊富なのでプリセットだけでも十分に様々な音楽に対応できると感じた。
また自分の話し声を認識すると音楽が止まり周りの音が聞こえるようになるスピーク・トゥ・チャットだが、個人的には物を買うときにレジの人と話すときなどに便利で、この機能に魅力を感じるなら前作から買い換える価値もあると感じた。
低域が強めな部分も含めて無難で誰にでも愛されそうなチューニングで、オーディオオタクよりは一般ユーザーに好まれそうなチューニングだと感じた。
ただ実際にこれだけハイレベルなノイズキャンセリングと万能なチューニングを突きつけられると、外出時の選択肢はこれ1本でも問題はないだろうと自称オーディオオタクの私でも感じてしまうのだった。
【総評】
このシリーズを1度も使ったことがない方には文句なしにおすすめ。これ1本あれば事足りるヘッドホンだ。
XM3から乗り換えるなら新機能に魅力を感じるかどうかが鍵になると感じた。
沈み込みのある低音でポップスやロックだけでなく、EDMやメタルなどのコアなジャンルも楽しく聴けるバランスの良いチューニングには脱帽だ。
【点数】 ★★★★★★★★★★ 9/10
【名機認定!!!】
【ヘッドホンレビューに使ったDAP,音源,アルバム】
●OPPO Reno3 A(LDAC接続) + Amazon Music HDによるサブスク音源
・ゴールデンボンバー/COMPACT DISC(2023年) ○
・オビチュアリー/Dying of Everything(2023年) ◎
・In Flames/Foregone(2023年14th) ◎
●Huawei P30 lite(LDAC接続) + Amazon Music HDによるサブスク音源
・SATANIC WARMASTER/Aamongandr(ブラックメタル) ○
・ワジード/Memoirs of Hi-Tech Jazz(テクノ) ○
・MIYACHI/CROWS(ヒップホップ) ○
※私はアルバム全曲を通して聴く事を好み、1曲単位では聞かないです。
※かなり相性が良い→◎ 相性が良い→〇 あまり良くない △