【高音】★★★★
【中音】★★★★★
【低音】★★★★
【傾向】ドンシャリ
【解像度】良い
【分離感】普通
【音場】普通
【装着感】普通
【発売当時の値段】28800円
★良い点★
・解像度が高くてモニター調の音
★悪い点★
・硬くて機械的な音
こちらはULTRASONEの2017年にリリースされたモニターヘッドホンの新PROシリーズだ。
同シリーズのフラッグシップとなるPRO780Iはシリーズ唯一の金蒸着ドライバ「ゴールドプレイテッド・マイラードライバ」を搭載。
伸びのある高域とキレの有る低音を両立し、リファレンスとなるサウンドを提供するというモデルだ。
今回はこちらをレビューしてみよう。
1、音質意外の評価
装着感はネットのレビューを見ると賛否両論あるが、個人的には気にならなかった。
確かにイヤーパッドは硬く少し側圧は強めに感じるものの抵抗を感じるほどではなかった。
ULTRASONEのヘッドホンは独特のデザインなので、高級感のある・なしと言うよりは、デザインが受け入れられるか否かというところも大きいと感じた。
2、音質評価
高域は明瞭だが刺さる手前ぐらいの印象だ。
中音域は明瞭。ギターの音もボーカルも良かった。ボーカルは少し前に出てくるような印象だ。
低域はタイトで結構量感があると感じた。EDMや打ち込み系のポップスのベースラインなんかは、かなり心地よく聴けた。
良くも悪くもULTRASONEらしい硬めの音なので、あとは好みに合うかどうかだと感じた。
同社のヘッドホンの中では良く言えばモニターライク、悪く言えば際立った個性がないので、どうも他人には薦めづらい。
個性がないと言っても同社のヘッドホンの中ではの話で、一般的にはかなり個性的な音作りだろう。
古い音楽よりは現代的な音楽のが合うと感じた。
ただULTRASONEのヘッドホンにしては生楽器も打ち込み系もオールマイティーにこなしてくれると感じた。
歯切れの悪いレビュー文になったが音の傾向は好みだ。
あとは硬めでデジタルな音の傾向が気にいるかどうかだ。
【総評】
全体的にクールだがボーカルとギターの表現は特に良い。EDM、アニソン、ボーカル物、ポップス、ロック、打ち込み系には特に強いヘッドホンだと感じた。
【点数】 ★★★★★★★★ 8/10
【ヘッドホンレビューに使ったDAP,音源,アルバム】
●DENON DCD-50 + AT-HA22TUBE(ACROSS750 RR V2によるRCA接続)
・亜咲花/夏夢ノイジー(アニソン,ロック,女性ボーカル) ○
・シユイ/君よ 気高くあれ(アニソン,女性ボーカル) ○
・YOASOBI/祝福(J-POP,女性ボーカル) ○
・川田まみ/SQUARE THE CIRCLE(アニソン,ロック,女性ボーカル) ◎
・POP ART TOWN/ART MUSEUM(J-POP,女性ボーカル) ○
●DENON DCD-50 + AT-HA22TUBE(緑のケーブルによるRCA接続)
・V.A./逆境☆不惑☆フラクション / レッツゴー・マイ・ハウス!!!(アニソン,女性ボーカル) ○
●DENON DCD-50 + Olasonic NANO-UA1(COAX端子を使った光デジタル接続 + ヘッドホン端子使用)
・DIALOGUE+/DIALOGUE+1(アニソン,女性ボーカル) ○
●DENON DCD-50 + DENON DA-310USB(COAX端子を使った光デジタル接続 + ヘッドホン端子使用)
・ASTERISM/IGNITION(ヘヴィメタル) ○
・Billie Eilish/Happier Than Ever(ポップス,女性ボーカル) ○
※私はアルバム全曲を通して聴く事を好み、1曲単位では聞かないです。
※かなり相性が良い→◎ 相性が良い→〇 あまり良くない △