【高音】★★★
【中音】★★★★★
【低音】★★★★★
【傾向】ウォーム
【発売当時の値段】3000円前後
★良い点★
・低音の量感が増しウォームな音になる
★悪い点★
・良くも悪くもまったりした音になるのでロックやEDMを高解像度で聴きたい方には合わないかもしれない
Amazonやプロケーブルで販売されているAKGのヘッドホンなどに使えるリケーブルだ。
今回はこちらのケーブルをレビューしてみよう。
1、音質以外の評価
太いケーブルだが取り回しは悪くない。AKGのヘッドホンに付属する純正のケーブルに比べると柔軟性は少し足りなく感じた。
ただし同じAKGヘッドホンケーブルの定番とも言えるBELDEN 88761に比べるとかなり柔らかく感じた。
2、音質評価
高域は明瞭だが刺さるような印象はない。また元の音質に比べても丸い音になるような印象だ。
中音域は明瞭。個人的には元のヘッドホンの性質から大きな変化はないと感じた。
低域が一番変化のある部分で量感が増えウォームな印象になった。
K240 StudioとQ701で試してみたが、どちらのヘッドホンでも低域の量感が増してウォームな印象になった。
どちらのヘッドホンも低域はタイトで量感は少なめの印象だったので、ケーブルでかなり印象が変わった。
聴く音源によるとは思うがポップスやジャズ、簡単に言えば落ち着いた感じで低音少し多めで聴きたい音源には合うと感じた。
ただ一概に音がパワーアップしたとは言いづらく、ウォーム傾向を好むならMOGAMI 2893、解像度重視なら前述のBELDEN 88761や純正ケーブルのが好ましく感じた。
ただQ701は元々低域の量感が少なく中高音域重視のヘッドホンだと感じていたのでMOGAMI 2893にリケーブルした時の音像はかなりバランスが良く感じた。
ただしAKGのヘッドホンのウォームさを求めるかどうかで評価が変わってきそうだ。
個人的には音源によって使い分けていきたいと感じるケーブルだった。
【点数】 ★★★★★★★★ 8/10
【ケーブルレビューに使ったDAP,音源,アルバム】
★K240 Studio
●DENON DCD-50 + DENON DA-310USB(COAX端子を使った光デジタル接続 + ヘッドホン端子使用)
・aiko/暁のラブレター(J-POP,女性ボーカル) ○
・Chara/Violet Blue(J-POP,女性ボーカル) ◎
・くるり/さよならストレンジャー(ロック,J-POP) ◎
★Q701
●DENON DCD-50 + DENON DA-310USB(COAX端子を使った光デジタル接続 + ヘッドホン端子使用)
・ROUAGE/BIBLE(ロック,ヴィジュアル系) ○
・Perfume/JPN(J-POP,女性ボーカル) ○
・RIP SLYME/TOKYO CLASSIC(ヒップホップ) ○
※私はアルバム全曲を通して聴く事を好み、1曲単位では聞かないです。
※かなり相性が良い→◎ 相性が良い→〇 あまり良くない △