【高音】★★★
【中音】★★★★
【低音】★★★★
【傾向】ドンシャリ
【解像度】良い
【分離感】良い
【音場】普通
【フィット感】普通
【取り回し】普通
【ドライバー】1DD
【発売当時の値段】8090円
★良い点★
・スピード感のあるサウンド
・低音重視のグルーヴ感あるチューニング
★悪い点★
・リズム隊が騒々しく感じる人もいるかもしれない
8.8mmダイヤモンドライクカーボン(DLC)振動板を採用。
筐体は人気のKBEAR-BelieveとKBEAR-Diamondのを伝承し、フェイスプレートは2.5Dアーク高透明エポキシ樹脂(硬式より)。
話題のDLCドライバーを採用したイヤホンだ。
ハウジングの傷や、左右の厚みの差などの製品不良で話題に上がることも多かったイヤホンだが、今回はこちらをレビューしてみよう。
1、音質以外の評価
イヤーピースは黒のものがS・M・Lの3サイズと、別売もされているKBEAR 07と呼ばれるイヤーピースが5サイズ、そして高級感のあるイヤホンケースが付属する。
イヤーピースに関してはKBEAR 07の装着感・フィット感が良く、特に理由がない限りは黒いイヤーピースよりはKBEAR 07を推奨したい。
黒のイヤーピースはKBEAR 07に比べると密着感が悪く、低音が削がれると感じた。
ケーブルは取り回しに不自由はなく、見た目は可もなく不可もなくと感じた。
2、音質評価
高域は明瞭だが伸びるようなことはなく淡白な印象。主張は激しく、やや聴き疲れしやすい傾向にあると感じた。
中音域は明瞭。特に低音に結構量感がありながらも、ボーカルが明瞭に聞こえるのは絶妙なチューニングバランスだと感じた。
低域は昨今のイヤホンの中では結構多めで、ボーカルよりもリズム隊の音のが目立つと感じたぐらいだ。
ロックやジャズでは良い具合にグルーヴ感を演出してくれた。
またメタルコアのような音数が多いサウンドも音がダマになることなく鮮明に聞かせてくれた。
低音の量感はあるがパキパキとした音で全体的にスピード感があると感じた。
値段を考えると解像度・分離感に優れたサウンドだが、長時間使用していると少し疲れやすい音質だなとは感じた。
昨今の音数が多いポップスや電子音系のサウンドにも対応できると感じた。
ボーカルは明瞭だが、ボーカルメインで聞きたい人よりは、演奏や背景音も含めて音楽全体を聴きたい人に向いているイヤホンだと思った。
【総評】
価格帯では良くも悪くも妥当な完成度だと感じた。ビルドクオリティが高いので見た目が気に入ったならアリだと感じた。
【点数】 ★★★★★★★ 7/10
【イヤホンレビューに使ったDAP,音源,アルバム】
●Cayin N5ii(3.5mm 直刺し)
・米津玄師/Stray Sheep(J-POP) ○
●SONY NW-ZX300(3.5mm 直挿し)
・YOASOBI/THE BOOK(J-POP,女性ボーカル) ○
●iPhone 8 + ベンチャークラフト SounDroid Vantam(V7LJ2A 7Nclass Lightning-USB横出しデジタルショートケーブルを使ったUSB接続) + Amazon Music HDによるサブスク音源
・STUTS/Orbit(ヒップホップ) ○
・High Vis/Blending(パンク) ○
・We Came As Romans/Darkbloom(メタルコア) ○
・THERE THERE THERES/BRICKS(J-POP,女性ボーカル) ◎
●Huawei P30 lite + MH Audio HA-1(HUM Interconnect cable (3.5mm to 3.5mm)によるアナログ接続) + Amazon Music HDによるサブスク音源
・V.A./TV よふかしのうた オリジナル・サウンドトラック(サントラ) ◎
※私はアルバム全曲を通して聴く事を好み、1曲単位では聞かないです。
※かなり相性が良い→◎ 相性が良い→〇 あまり良くない △