私はイヤホンハンター

オーディオで破産!生活保護まで、あと一歩!!

自己紹介

アニメとイヤホンが好きな、どこにでもいる男性です。

 

年収200万円前後ですが幸せです。

 

自己顕示欲と自己承認欲求が強いので、イヤホンやヘッドホンの"個人的な感想"を当ブログで発表しています。

 

メル友も募集しているので、気軽にこちらのアドレスまでメールください。

mazo_itainogakaikan@yahoo.co.jp

 

オーディオ知識ゼロの男が自己顕示欲を原動力に始めたイヤホンレビュー ブログです。 

 

使用スマホ

OPPO Reno3a(2021年4月〜)

HUAWEI P30 lite(〜2021年3月) 

iPhone 8(サブ機)

 

使用DAP

・Cayin N5ii

・fiio M9

SONY NW-ZX300

KBEAR「LARK」バランスの取れた中・高音域寄りの名機!!

【高音】★★★★★
【中音】★★★★
【低音】★★★★
【傾向】フラット
【解像度】良い
【分離感】普通
【音場】普通
【フィット感】普通
【取り回し】普通
【ドライバー】1BA + 1DD
【発売当時の値段】3599円

★良い点★
・バランスの取れた万能なチューニング

★悪い点★
・金属的な高域は好みが分かれるかもしれない

こちらはKBEARのハイブリッドイヤホンだ。

今回はこちらのイヤホンをレビューしてみよう。

1、音質以外の評価
金属タッチカバーがおしゃれかつ、目立ちすぎないデザインで、ファッション性もあり好ましく思えた。

ケーブルも取り回しが良かった。

イヤーピースは全7ペア、2種類だ。

黒も白も装着感にやや違いがあり好みで選べそうだ。

ただ、よりより装着感を求めるならサードパーティー性のものに替えた方が良いだろう。

2、音質評価
高域は明瞭。やや金属的な音で音源によっては少し刺さるような印象もあった。

中音域も明瞭。ボーカルは男女ともに前に出て聞き取りやすく感じた。

低域はややウォームで適度な量感。沈み込みはそこまで深いわけではないが、EDM系の楽曲でもしっかりとした重量感を感じる事ができた。

やや中・高音域寄りではあるが全体のバランスが良く、これと言った欠点を感じさせないイヤホンだ。

敢えて言うなら高域の金属的な鳴り方は好みが分かれそうだが、個人的には利点に思えた。

ボーカル物は男女ともに得意だし、フラットな音像だが低域と高域にメリハリがあるため、パンクなどのリズム隊の演奏を楽しむような音楽も楽しく聞けた。

解像度はほどほどだが3000円前後のイヤホンとしては申し分ないように思えた。

スマートフォン直挿しでも十分に鳴るのでオーディオに関心のないライトユーザーにも刺さりそうだ。

他のレビューではウォーム傾向と書かれることが多いが、確かに低域の質感はウォーム寄りに感じるものの、個人的な印象としてはクールでスピード感のある音に思えた。

万人向けのイヤホンとしてかなり推奨できると感じた。

【総評】
KBEARはどの価格帯でも優秀なイヤホンを作るが、こちらも低価格帯ながらフラットでかなりバランスの取れたイヤホンに思えた。

人に薦める最初の1本としてもかなりおすすめだ。

【点数】 ★★★★★★★★ 8/10

【イヤホンレビューに使ったDAP,音源,アルバム】

OPPO Reno3 A + iBasso DC03 + Amazon Music HDによるサブスク音源
・EKKSTACY/EKKSTACY(ロック,パンク) 〇
・††† (Crosses)/Goodnight, God Bless, I Love U, Delete.(ロック) ◎
・Yard Act/Where's My Utopia?(ロック) 〇
緑黄色社会/Party!! - EP(J-POP,女性ボーカル) ◎
・New Pagans/Making Circles of Our Own(ロック) ○
・Zulu/A New Tomorrow(ハードコアパンク) ○

●Fiio M9(3.5mm直挿し)
・MADKID/BOUNDARY(J-POP,アニソン) ○

※私はアルバム全曲を通して聴く事を好み、1曲単位では聞かないです。
※かなり相性が良い→◎ 相性が良い→〇 あまり良くない △

KZ「ZAX」ついにKZもバランスの取れたフラットチューニングのイヤホンを!!

【高音】★★★★
【中音】★★★★
【低音】★★★★
【傾向】フラット
【解像度】良い
【分離感】普通
【音場】普通
【フィット感】普通
【取り回し】普通
【ドライバー】7BA+1DD
【発売当時の値段】7280円

★良い点★
・バランスの取れた当たり障りのないチューニング

★悪い点★
・KZのイヤホンにしては刺激(破綻)が少なめ

こちらはKZのハイブリッドイヤホンだ。

今回はこちらのイヤホンをレビューしてみよう。

1、音質以外の評価
今回はハウジングにベント穴が開いており半開放型のような印象だ。

ただ極端な音漏れは感じなかったので外で使っても問題ないと思われた。

実際、私も通勤時に使った。

イヤーピースはいつもの「ふじつぼ」状のもので可もなく不可もなくだ。

よりよりフィット感を目指すのであれば別のイヤーピースのが好ましいだろう。

2、音質評価
高域は明瞭だが刺さるような印象ではなく抑制された印象だ。解像度は高かった。

中音域も明瞭。ボーカルもよく聞こえた。

低域は適度な量感、ウォームとタイトの中間のような音で弾力性があり上質に思えた。

まず驚いた点として非常にバランスの取れたチューニングということだ。

KZのハイブリッドイヤホンと言えば定位を無視した強烈にピーキーな音で、低音も高音も暴れまわり、その音に中毒性があり評価されていたという印象だ。

ただこのイヤホンに関しては限りなくフラット、いや、他社のイヤホンと比べればドンシャリ傾向の音なのだが、それでもKZのこれまでのイヤホンを考えると自然でアクのない音だと感じた。

優等生的な音で割とどんなジャンルでも優れていると思えた。

女性ボーカルの表現なんかも自然な範囲で伸びており良く思えた。

クラシックをメインで聞かれる方には合わないと思ったが、反対にポップスやロックがメインの方にとっては非常にバランスの取れたオールマイティーな1本になるだろう。

過去のKZの音が好きだった人には物足りない感じがするかもしれないが、自然な音の繋がりが再現できるようになった点ではKZ社は確実に進化していると思えるイヤホンだ。

【総評】
完成度の高いイヤホンなのだが、中華イヤホンらしい破綻したバランスが見受けられないのが好みが分かれそうだ。

KZの進化の歴史としては興味深い1本だ。

ZS10 PROみたいなハチャメチャさが恋しくも思えるが、これもファンなら認めていくべき進化の過程なのだろう。

【点数】 ★★★★★★★★ 8/10

【イヤホンレビューに使ったDAP,音源,アルバム】

Huawei P30 lite + μAMP109G2(ALO audio Cryo SXC 18G mini to miniによるアナログ接続) + Amazon Music HDによるサブスク音源
Base Ball Bear/天使だったじゃないか - EP(J-POP,ロック) ○
・BiS/NEVERMIND(アイドル,ロック) ◎
ミニストリー/HOPIUMFORTHEMASSES(インダストリアル,ヘヴィメタル) 〇
三浦大知/OVER(J-POP) ◎

Huawei P30 lite + xDuoo XD-01(ALO audio Cryo SXC 18G mini to miniによるアナログ接続) + Amazon Music HDによるサブスク音源
アーバンギャルド/メトロスペクティブ(J-POP,女性ボーカル) 〇
・Liam Gallagher, John Squire/Liam Gallagher, John Squire(ロック) 〇
スキマスイッチ/Anniversary EP(J-POP) ○

※私はアルバム全曲を通して聴く事を好み、1曲単位では聞かないです。

NOWALL「CH2」Bluetoothでアグレッシブなハイブリッドイヤホン!!

【高音】★★★★★
【中音】★★★★
【低音】★★★★
【傾向】ドンシャリ
【解像度】良い
【分離感】普通
【音場】普通
【フィット感】普通
【取り回し】普通
【ドライバー】2BA + 1DD
【発売当時の値段】12800円

★良い点★
・スピード感のあるかなりアグレッシブな音
・ボーカルが前に出て聞き取りやすい

★悪い点★
・聴き疲れしやすい音作り
・解像度はまずまず

こちらはNowallがリリースした有線でも無線でも使える珍しいワイヤレスイヤホンだ。

尚且つハイブリッド構成という攻めた内容だ。

今回はこちらのイヤホンをレビューしてみよう。

1、音質以外の評価
ワイヤレス時はいわゆるネックバンド型になるが、首の後ろにかける形ではなく首の前に通す形が珍しい。

人によっては使いづらいとも感じられるかもしれないが、前にあることでペンダントみたいで少しお洒落に見える気もした。

イヤーピースはシリコンのものは可もなく不可もなくだが遮音性がいまいちなのでコンプライに替えて使った。

2、音質評価
高域はかなり攻めた音。音源によっては刺さるが、この極端さが心地よかったりもした。

中音域も明瞭。リズム隊の音がドカドカ騒々しい割にはボーカルもしっかりと前に出てきて女性ボーカルの表現は特によかった。

低域は適度な量感でタイトな印象だ。

有線の中華ハイブリッドみたいな派手な音がBluetoothで再現されているのが興味深かった。

古いワイヤレスイヤホンなのでワイヤレス時はホワイトノイズが大きいが、よくも悪くもホワイトノイズを気にするような繊細な音作りではないように思えた。

とにかく勢いにまかせてロックをハイテンションで聴きたい時には良さそうだ。

ただ解像度はそこまで高くないので、ギターロックなどよりは打ち込み系のポップスやロック、EDMのが相性は良さそうだ。

とは言え、非常に楽しい音で個人的には久しぶりにのめり込んで聞いてしまった。小難しいことを考えず勢いに任せて激しい音を聞きたい時にはこれだ。

有線にするとホワイトノイズはほとんどなくなり、より地に足がついたサウンドのように思えた。

ちなみに前作にあたるであろうCH1はもう少し低域の量感が多くてウォームな印象だったが、こちらのイヤホンは中・高音域重視の音に思えた。

あとは高音がかなり刺激的なので刺さりを抑える意味でもコンプライなどの高域を少し減衰させるイヤーピースのが音のバランスが良いように思えた。

【総評】
ライトユーザーよりも様々なイヤホンをいじりたおしたコアなユーザーに刺さりそうな音作りに思えた。

アグレッシブな音が好きな人や刺さりをあまり気にしない人には是非試してほしいと思った。

【点数】 ★★★★★★★★ 8/10

【イヤホンレビューに使ったDAP,音源,アルバム】

OPPO Reno3 A(apt-x接続) + Amazon Music HDによるサブスク音源
Flat Line Classics/Backstage - EP(ヒップホップ) ◎
・Pissed Jeans/Half Divorced(ハードコアパンク) 〇
・Paledusk/PALEHELL(メタルコア) 〇
・アイドルズ/TANGK(ロック,パンク) ◎
・CHiCO/PORTRAiT - EP(アニソン,女性ボーカル) ◎
・GHOST/13 Commandments(ハードロック,ドゥームメタル) 〇
yonige/Panikhida [2015-2022 Best Song Remixes](EDM,J-POP) ◎

OPPO Reno3 A + iBasso DC03 + Amazon Music HDによるサブスク音源
・Midnight/Hellish Expectations(ハードコアパンク) ○

●Cayin N5ii(3.5mm 直刺し)
・DUSTCELL/ROUND TRIP(J-POP,女性ボーカル) ◎

※私はアルバム全曲を通して聴く事を好み、1曲単位では聞かないです。
※かなり相性が良い→◎ 相性が良い→〇 あまり良くない △

上海問屋「A2 (NOBYIN A2)(QZX-A1)」美しいシェルかつ個性的な音の名機!!

【高音】★★★★
【中音】★★★★
【低音】★★★★★
【傾向】ドンシャリ
【解像度】普通
【分離感】普通
【音場】普通
【フィット感】普通
【取り回し】普通
【ドライバー】1DD
【発売当時の値段】2838円

★良い点★
・価格帯を考えると圧倒的に音が良い。
・低音を土台にしたバランスの取れたチューニング。

★悪い点★
・出力が弱いとボヤけた音像

こちらは日本国内では上海問屋というパソコン専門店で「A2」の名前で販売されていたイヤホンだ。

ただNOBYIN A2(QZX-A1)など様々な呼び名(?)があって、ややこしいイヤホンだ。

こちらのイヤホンは発売当時は値段の割に音が良いとSNSで話題になり、完売と入荷を繰り返したりしていた。

今回はこちらのイヤホンをレビューしてみよう。

1、音質以外の評価
クリアシェルは本当に美しく級感があった。カスタムIEMのようなデザインで所有欲が満たされた。

イヤーピースは可もなく不可もなくだ。付属品としては良いものだと思ったが、より装着感を求めるなら替えた方が良いだろう。

ケーブルもシンプルなものだが、3000円以下のイヤホンのケーブルと考えると高級感があるとも思えた。

2、音質評価
高域は出ているが刺さるような印象はなく、全体の中での印象は薄い。出力の強いアンプやDAPだと少し主張が強くなる印象だ。

中音域は明瞭。低域の量感があるにも関わらずボーカルは埋もれない印象だ。男女ボーカル共に悪くないが、男性ボーカルのがより得意に思えた。

低域は量感があるが、ボワつくような印象はなかった。ただ再生機器に左右されるところが大きく、スマホ直挿しだと解像度が少し落ちる印象だ。

私がFiio Q5sのハイゲインで鳴らした時には解像度も高く上質に感じた。

またウォーム寄りの聞き疲れしないタイプの低域だ。

低域の量感があるとロックが向いてそうだが、低域・高域ともにアタック感は強くないので好みが分かれそうだ。

ただ、どんな音楽を再生しても心地良いA2の音で再生してしまう印象で、案外ソースを選ばない印象だ。

ポップス、ロックの他、ジャズやクラシックも良くて、音場が広くない割にはクラシックも風情のある鳴らし方をしてくれて、言語化しづらいのだが良かった。

ロックに関しても強力なアタック感やキレを求めなければ良いと思った。

ウォームな低域にプラスして解像度重視の音ではないため、スピード感がある印象ではなかったが、だからと言ってスローという印象でもなかった。

また当時発売した他の中華イヤホンが比較的、中・高音域重視だったのに対して、A2は低域重視で、尚且つウォームと、当時も今もあまりない音で個性的に思えた。

【総評】
上手く言葉が出てこないレビューになってしまったが、個性的かつ耳あたりの良いチューニングで、アンプなどの機材がある程度揃っていれば高コスパに感じた。

またスマートフォンに直接さしても3000円以下とは思えないクオリティの音なので、それはそれで良いと思えた。

個人的には1万円以上のイヤホンと戦える音に思えたし、リケーブルも楽しめる、本当に優秀なイヤホンに思えた。

【点数】 ★★★★★★★★★ 9/10
【名機認定!!!】

【イヤホンレビューに使ったDAP,音源,アルバム】

OPPO Reno3 A + Fiio Q5s(LDAC接続) + AM3D(3.5mm) + Amazon Music HDによるサブスク音源
・Mean Jeans/Blasted(パンク) 〇
BALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBE/Back & Forth(J-POP) 〇
・ペトロールズ/乱反射(ロック) 〇
・Gero/THE ORIGIN(アニソン) ◎
サイモン・ラトル,ロンドン交響楽団/Janacek: Katya Kabanova(クラシック) 〇
・Age Factory/Songs(ロック) 〇

●Fiio M9(3.5mm直挿し)
WHITE ALBUM ~綴られる冬の想い出~ ORIGINAL SOUNDTRACK [Disc 1](アニソン) ◎

※私はアルバム全曲を通して聴く事を好み、1曲単位では聞かないです。 ※かなり相性が良い→◎ 相性が良い→〇 あまり良くない △

Philips「SWS4200」スワロフスキーと共同制作のラグジュアリーイヤホン!!

【高音】★★★★★
【中音】★★★★
【低音】★★★
【傾向】フラット
【解像度】普通
【分離感】普通
【音場】普通
【フィット感】普通
【取り回し】普通
【ドライバー】1DD
【発売当時の値段】14700円ぐらい

★良い点★
・高音の響きが美しい

★悪い点★
・低域の量感は少なめ
・躍動感がない、退屈な音

ファッションと機能性のみごとなコンビネーション。
見た目だけでなく高性能を備えた次世代女性向けヘッドフォン「Active Crystalコレクション」のSPACE。
ヘッドフォン局面に、限定カットの美しく輝くクリスタルを使用。華やかで高級感のある雰囲気を演出します。家電を超えたアクセサリー感覚のヘッドフォンです。(公式より)

こちらはスワロフスキーとPhilipsが共同で制作したイヤホンだ。公式の説明にはヘッドフォンと書かれているが、イヤホンの意だろう。

私は次世代女性ではなく中年男性だが、このイヤホンをレビューすることを許してほしい。

今回はこちらのイヤホンをレビューしてみよう。

1、音質以外の評価
中古で購入したため、イヤホン本体以外の付属品がなかった。

イヤーピースも付いていなかったのでAET07のMサイズを付けて今回はレビューした。

「アクセサリー感覚」と銘打っている通り、クリスタルの付属した本体はラグジュアリーで美しい外観だ。

ケーブルはサラサラした手触りでタッチノイズは感じなかった。

ただハウジングが結構重いため、絡まった時にほどくのが大変だった。

2、音質以外の評価
高域は明瞭。特にピアノの音や管楽器の音は良く思えた。

中音域も明瞭。ボーカルも綺麗に聞こえるが、定位としてはリズム隊と同じぐらいに感じた。

低域は量感も少なく、タイトで、あまり印象に残りづらい帯域だった。

中・高音域寄りのバランスでフラットな印象だ。また金属ハウジングならではの硬さを感じる音だ。

そのためグルーブ感の表現には長けていないように感じた。

個人的に一番良いと思ったのはクラシックだ。楽器の音の余韻が情緒豊かに伝えられた。

ジャズもスッキリした音で低域を重視しなければ悪くなかった。

特にピアノの音は美しくて良く聞こえた。

半面、躍動感のない音で、ポップスやロックも表現としては悪くないはずなのだが、リスニングイヤホンとしては退屈に感じてしまったのが本音だ。

こもりなどは感じなかったが、モニターイヤホンのような解像度がある音でもないので評価に困るポイントだ。

エレクトロニカやテクノのが硬い音とマッチしており、ポップスよりはよく聞こえた。

フラットな音作りは悪くないのだが音源は選びそうだし、ファッション感覚でイヤホンを身に着ける女性が日常的にクラシックを聴くとも思えないので、どのような層にアピールしているのか、いまいち見えにくいイヤホンだった。

【総評】
悪くはないのだが、15000円前後という金額を考えると同価格帯にはもっと良いイヤホンがあるだろうというのが正直なところだ。

ファッション性の部分を加味しても、音作り自体が面白くなくて楽しめなかった。

ただファッション性にステータスを振った高級イヤホンは当時では珍しかっただろうし面白い試みだなとは思えた。

【点数】 ★★★★★ 5/10

【イヤホンレビューに使ったDAP,音源,アルバム】

iPhone 8(belkin MFi認証 ライトニング 変換 3.5mmにてイヤホンと接続) + Amazon Music HDによるサブスク音源
ティファニー・プーン/Diaries; Schumann(クラシック) ◎
・イーサン・アイヴァーソン/Every Note Is True(ジャズ) ◎
・Tom Misch/GEOGRAPHY(テクノ) 〇
いきものがかり/〇(J-POP,女性ボーカル) ○
・EOW/HOPE(J-POP,女性ボーカル) 〇

※私はアルバム全曲を通して聴く事を好み、1曲単位では聞かないです。
※かなり相性が良い→◎ 相性が良い→〇 あまり良くない △

beyerdynamic「DTX 101 iE」低音重視の個性派イヤホン!!

【高音】★★★★
【中音】★★★★
【低音】★★★★★
【傾向】ウォーム
【解像度】普通
【分離感】普通
【音場】広い
【フィット感】普通
【取り回し】普通
【ドライバー】1DD
【発売当時の値段】13,650円

★良い点★
・聞き疲れしない上質な低音
・スピーカーで聞いているかのようなダイナミックな音

★悪い点★
・低音の量感が多すぎる

DTX 100 で好評を博した高磁束密度型マグネットを使用したドライバーを搭載し、クリスタルを思わせる澄んだサウンド、優れたワイドレンジで、原音に忠実な再生能力を誇ります。高級感あふれるアルミニウムハウジングのボディは、周囲の騒音を減衰させつつ、バランスの良いサウンドを実現。軽量、コンパクトなデザインながら驚くほどリッチでパンチの効いたサウンドは、低域から高域まで、ジャンルを問わずフレキシブルに対応。デジタルポータブルオーディオプレーヤー(DPA)やスマートホンでのオーディオ再生にもマッチします。(公式より)

2011年発売。DTX 100の後継機らしいが、今となってはこのイヤホンを知っている人は少ないだろう。

ベイヤーダイナミックと言えば数々のヘッドホンで評価を得てきたメーカーで、どうにもイヤホンは日本では影が薄い。

実際国内販売されたものも少なく、高級機種の「Xelento」が近年では評価されたが、私もそれ以外のイヤホンの印象はなかった。

今回はこちらをレビューしてみよう。

1、音質以外の評価
イヤーパッドが付属していたが、中古のためSとLサイズしか付属しておらず、私の耳には合わなかった。

そのため、今回はSONYのハイブリッドイヤーピースのMサイズを使ってレビューしていることをご了承いただきたい。

ハイブリッドイヤーピースは安くて良質なイヤーピースで装着感は良好だ。
昨今のイヤホンと比べると安っぽいデザインだなというのが本音だが、当時はイヤホンのデザイン性が求められなかった時代なので特にこのイヤホンが劣っていたわけではないだろう。

むしろカラーバリエーションがあるだけお洒落と言えるかもしれない。

LとRの表記はあるが、すぐに判別しづらく思えた。

ケーブルは多少癖が付きやすいもののタッチノイズも大きくなくて許容範囲内だった。

2、音質評価
高域は明瞭だが全体の中では印象が薄かった。刺さる印象はなかった。

中音域は明瞭。低域の量感が多い割にはボーカルも埋もれずに聞こえる印象だ。

低域はかなりの量感があり、ドカッとした存在感があった。

低域重視のイヤホンで、なおかつ低域の存在感が大きすぎるので好みは分かれそうだが、個人的な評価としてはよく思えた。

まずウォームな低域で聞き疲れしづらく、尚且つピュアオーディオ的な迫力があった。

ジャズなんかはライブ感をもって聞けたし、クラシックの壮大なオーケストラなども好印象だ。

ボーカルもしっかりと聞こえるのでポップスにも向いているように思えた。

ボーカルは男性・女性、共に悪くないが、男性ボーカルのがより向いているように思えた。

ただスピード感のある音ではないので、音数の多すぎる音源は向かないような気がした。

低域重視のイヤホンにしては解像度も高く、1万円前後のイヤホンとして優秀に感じた。

スマートフォン直挿しでも十分な音量が取れたので、アンプなどを所持していないライトユーザーでも気楽に使えるように思えた。

【総評】
ベイヤーはヘッドホンも上質で量感多めの低域が特徴的だが、ベイヤーヘッドホンが好きな方には馴染みやすいチューニングではないかと思えた。

当時の1万円前後の他のイヤホンの方向性を考えても個性的な1本にも思えた。

【点数】 ★★★★★★★★ 8/10

【イヤホンレビューに使ったDAP,音源,アルバム】

OPPO Reno3 A(直挿し) + Amazon Music HDによるサブスク音源
・LUCKY TAPES/BITTER!(J-POP) ○
・小袋成杉/Strides(J-POP,ヒップホップ) ◎
・Nulbarich/The Roller Skating Tour(J-POP,ヒップホップ) ○
・Theo Croker/LOVE QUANTUM(ジャズ) ○
・Susanne Malkki & ヘルシンキフィルハーモニー/Sibelius: Karelia Suite(クラシック) ◎

●Fiio M9(3.5mm直挿し)
・Sailing to the Rainbow [Disc 1](ラブライブ!サンシャイン!!)(アニソン) ◯

※私はアルバム全曲を通して聴く事を好み、1曲単位では聞かないです。
※かなり相性が良い→◎ 相性が良い→〇 あまり良くない △

JVC「HA-FW7」少しモダンなチューニングのウッドコーンイヤホン!!

【高音】★★★★
【中音】★★★★
【低音】★★★★★
【傾向】ドンシャリ
【解像度】普通
【分離感】普通
【音場】普通
【フィット感】普通
【取り回し】普通
【ドライバー】1DD
【発売当時の値段】14000円ぐらい

★良い点★
・ウォームでまろやかな低音
・低音に負けじと澄んだ高音

★悪い点★
・音源によっては低音の量感が多すぎると感じる

こちらはJVCのエヌダブシリーズの1つで、JVCが得意とするウッドハウジングのイヤホンだ

「<N_W(エヌダブ)>は、感度の高いあなたへJVCが贈る「ミニマルコンセプト」のヘッドホン・イヤホンレーベル(公式より)」とのことだが、新しいレーベルということ以外はよくわからなかった。

そして多分このレーベルは2024年現在は活発ではない(終了?)と思われるが、こちらのイヤホンを今回はレビューしてみよう。

1、音質以外の評価
付属はキャリングケースとイヤーピース、ケーブルキーパーだ。

キャリングケースは高級感のあるものではないがカジュアルで使いやすい品だ。

イヤーピースも悪くない装着感でデフォルトの物としては良く思えた。

ケーブルキーパーはケーブルの長さを調整するというものだが、そもそもケーブルキーパー自体が邪魔だったり、調整するのが煩わしかったので、結局は使わずに使用するようになってしまった。

イヤホンのケーブルの長さは結構長めで、よく言えば様々な用途に使えるし、悪く言えばポータブル用としては長すぎる印象なので、もう少し短くても良かったかもしれない。

タッチノイズはほとんど感じなかったしケーブルもツルツルしていて取り回しが良かった。

ハウジングもデザイン性があり高級感があって良かった。

2、音質評価
高域は目立つ帯域ではないが解像度は高くしっかりと出ており、尚且つ金属ハウジングのような刺さる印象がなくて心地よかった。

中音域は明瞭だがボーカルが前に出るような印象はなかった。ボーカルメインと言うよりは音楽全体で聞きたい方にお勧めだ。

低域は結構量感が多めだ。スピード感がないわけではないが、どちらかと言うとウォームで広がりがある音だ。

印象としては低音の量感が多く、それを活かせるかどうかが鍵となりそうだ。

まず適度なスピード感と、低音の迫力、打ち込み系の音源にも対応するポテンシャルの高さなどがあり、過去のウッドシリーズのイヤホンに比べると現代的なポップスに対応してきた印象だ。

そのため「万能なチューニング」とは言えるのだが、ポップスやロックだと低音の量感が多すぎる印象があり、好みが分かれそうだ。

そして一番合うジャンルとしては、やはりウッドシリーズが過去にも得意としてきたジャズ・クラシックだ。

これらの音源はジャズ喫茶、名曲喫茶のスピーカーの前で聞いているような迫力があり、圧倒的に良かった。

ただ迷うのがエントリークラスのイヤホンにしては高いし、もう少し予算に余裕があれば上位のウッドシリーズを購入したいと思えるところだ。

余韻よりも迫力に重点を置いたような音作りで、もう少し深みが欲しいと感じる方もいるかもしれない。

ただJVCが方向転換を図りつつ、新しいサウンドを打ち出してきたという感覚はあり、個人的なウッドシリーズへの思い入れも含めて好ましいイヤホンではあった。

【総評】
ジャズ・クラシックメインで聞かれる方で、尚且つ低音の沈み込みや迫力を重視される方にはおすすめしたい1本だ。

迫力だけでなく解像度も高めでお値段以上の性能は誇っていると感じた。

【点数】 ★★★★★★★★ 8/10

【イヤホンレビューに使ったDAP,音源,アルバム】

Huawei P30 lite + FiiO Q1 Mark II(Fiio CL06によるUSB接続) + Amazon Music HDによるサブスク音源
・FOMARE/be with you(J-POP,ロック) 〇
スタンリー・タレンタイン/THE SUGAR MAN(ジャズ) ◎
・METAFIVE/METAHALF(ロック) 〇
・Frank Carter & The Rattlesnakes/Dark Rainbow(ロック,パンク) 〇
・ダニエル・ホープ& チューリッヒ室内管弦楽団/Dance!(クラシック) ◎

※私はアルバム全曲を通して聴く事を好み、1曲単位では聞かないです。
※かなり相性が良い→◎ 相性が良い→〇 あまり良くない △