私はイヤホンハンター

オーディオで破産!生活保護まで、あと一歩!!

Velodyne「VTrue」サブウーファーのメーカーによるプレミアムなヘッドホン!!

【高音】★★★★
【中音】★★★★
【低音】★★★★★
【傾向】ドンシャリ
【解像度】良い
【分離感】普通
【音場】普通
【装着感】普通
【発売当時の値段】40000円

★良い点★
・かなり上質でウォームな低音
・低音の量が多いにもかかわらず明瞭なボーカル

★悪い点★
・低音が多すぎると感じる人もいそうだ
・側圧が強く耳や頭が痛くなる

アメリカのシリコンバレーにおいて約30年に渡りサブ・ウーファー製品の開発を続けてきたメーカーのヘッドフォン。

日本での知名度は低く、私も知らないメーカーだったのだが、今回はこちらのヘッドホンをレビューしてみよう。

1、音質以外の評価
アルミニウム製ハウジングが高級感と個性を併せ持つ。特別な1本という印象で所有欲が満たされた。

イヤーパッドは少し固め。それ以上に側圧が強く、長時間使用していると耳が痛くなった。

またスライダーを最大まで伸ばしても、あまり広がらないため、頭が大きい人は装着できない可能性があると感じた。

重さは軽いとも重いとも言えないが、いわゆるコンパクトなポータブルヘッドホンに比べると全体的にドッシリとした印象で、持ち運びには気を遣う印象だ。

ただし音漏れは少なく、ファッション的にもかっこいいため、外でこそ使いたくなるヘッドホンだ。

2、音質評価
高域は明瞭だが低域の印象が強すぎて影に隠れているような印象だ。

中音域は低域が多いにもかかわらず明瞭で、ボーカルは近すぎるぐらいに感じた。

低域はライブハウスやクラブを連想させるような強烈な量感だが、同時に非常に上質で、良い意味で値段相応な音だと感じた。

4万前後のヘッドホンは高級とまでいかなくても、一般的には「高いヘッドホン」の部類に入るだろうが、このヘッドホンは上品でバランスの取れたチューニングには向かわず、かなり極端な音作りが面白い。

正直、この音が合わない、ダメだという方も多くいると思うが、個人的には処分せずに残しておくだけの価値はあると感じている。

とにかく上質な低域がグルーヴ感を作ってくれるのでEDMやヒップホップとの相性は特別に良く感じた。

またボーカル物も得意なので女性ボーカルのポップスや、電子音を多様したK-POPも楽しく聞けた。

アンプを通すと低域に更に締まりが出るものの、個人的にはPCやスマホに直接刺しても鳴らしやすいヘッドホンだと感じた。

この高音質が気軽に外でも聴けるのは嬉しい。

低音ジャンキーな方や、EDMやヒップホップが主に聴く音楽という方には良い相棒になるのではないだろうか。

【総評】
あまり出回ったヘッドホンだとは思えないので、いろいろな意味で貴重だと感じた。

これからもコレクションとして大切に保管しようと思った。

【点数】 ★★★★★★★★ 8/10

【ヘッドホンレビューに使ったDAP,音源,アルバム】

OPPO Reno3 A(直挿し) + Amazon Music HDによるサブスク音源
・V.A./Kompakt: Total 22(テクノ) ○
・(G)I-DLE/I love - EP(K-POP,女性ボーカル) ◎
・TAEYO/Sky Grey(ヒップホップ) ○

MacBook Air + Fostex HP-A4(SHIELDIO UA3 + Audioquest DragonTailによるUSB接続) + Amazon Music HDによるサブスク音源
・黒子首/骨格(J-POP,女性ボーカル) ○
・ODD Foot Works/Master Work(ヒップホップ) ○
・SEULGI/28 Reasons - The 1st Mini Album - EP(K-POP) ◎

MacBook Air  +  LUXMAN DAC-200(FURUTECH GT2PRO + Audioquest DragonTailによるUSB接続) (ヘッドホン端子使用)
・Fake Creators, LITE & DE DE MOUSE/Figure(エレクトロニカ) ○

MacBook Air(3.5mm 直挿し)
・kZm/Pure 1000%(ヒップホップ) ◎
・imase/POP CUBE - EP(J-POP) ○
韻踏合組合/So Far, So Good(2022年) ○
夏川椎菜/ササクレ - EP(アニソン,女性ボーカル) ○
PUNPEE & BIM/焦年時代 - EP(ヒップホップ) ○
・ZIW/麋角羊歯(ヒップホップ) ○

※私はアルバム全曲を通して聴く事を好み、1曲単位では聞かないです。 ※かなり相性が良い→◎ 相性が良い→〇 あまり良くない △