私はイヤホンハンター

オーディオで破産!生活保護まで、あと一歩!!

S.M.S.L「SU-8」スッキリした音で万能なDAC!!

【高音】★★★★

【中音】★★★★

【低音】★★★★★

【傾向】フラット

【発売当時の値段】27000

こちらはSMSL社のUSB DACだ。

 

入力は光デジタルとUSB。出力はRCAXLRだ。

 

私はXLRに対応したケーブルを持っていないので、今回はRCA出力によるレビューだ。

 

1、音質以外の評価

TOPPINGD50などの超小型DACと比べると横に少し長いが、テーブルの上に容易に置ける小型のDACだ。

 

デスクトップオーディオにも最適と思われる。

 

また操作は付属のリモコンで、ほぼ全ての操作を行う。機器自体には電源ボタンすらないので、リモコンを紛失しないように注意が必要だ。

 

メタリックな見た目はインテリアとの調和性もあり、シンプルだが高級感もある。

 

2、音質評価

高域は鮮明に出ているが、少し丸みを帯びた音だ。

 

中音域も価格相応か、それ以上の解像度で出ている。

 

低域は量感多めだが良質だ。ややウォームで弾力性のある音に感じた。

 

低域が多めと書いたが、全体の印象としてはフラットで、尚且つスッキリとした音の印象を受けた。

 

全てのジャンルの音楽に対応できる万能性を備えていると感じた。

 

ベースの音が誇張されたり、低音の沈み込みがあるため、ジャズを低音重視で聞きたい方にも良いかもしれない。

 

また高い解像度だがアナログ的な温もりのある音に感じた。

 

TOPPING社のDACが比較的デジタルなパキパキとした音質傾向にあるのに対して、対照的だと感じた。

 

9種類のサウンドカラー設定がリモコンを使って選択可能だ。

 

それぞれに違いがあるのだが、'Fast hybrid'と呼ばれるサウンドカラーが解像度が高く音の立ち上がりが速く、気に入った。

 

【総評】

癖のない音質で使いやすいDACだ。価格帯以上の性能を感じたので、家の設備を安易にパワーアップしたい時におすすめだ。

 

【点数】 ★★★★★★★★ 8/10

 

DACレビューに使った音源,アルバム】

 

MacBook Air + SMSL SU-8(純正ケーブル + Audioquest DragonTailによるUSB接続) + Edifier S880DB(ACROSS750 RR V2によるRCA接続)

・サッカー・マミー/Sometimes, Forever(ポップス,女性ボーカル)

・和ぬか/青二(J-POP) ○

Mrs. GREEN APPLE/Unity - EP(J-POP) ◎

AAAMYYY/ECHO CHAMBER - EP(J-POP,女性ボーカル) ○

・フレンズ/Superb - EP(J-POP,女性ボーカル)

 

MacBook Air + SMSL SU-8(SHIELDIO UA3 + Audioquest DragonTailによるUSB接続) + Edifier S880DB(ACROSS750 RR V2によるRCA接続)

水瀬いのり/glow(アニソン,女性ボーカル)

BREIMEN/FICTION(ロック)

MUNA/MUNA(ポップス)

ヒトリエ/PHARMACY(ロック)

 

MacBook Air + SMSL SU-8(Grandio USB-2.0 C-B type 2.0m + Audioquest DragonTailによるUSB接続によるUSB接続)  + DENON PMA-60((ACROSS750 RR V2によるRCA接続) + JBL STAGE A130

ART-SCHOOL/Just Kids .ep(ロック)

 

MacBook Air + SMSL SU-8(Audioquest DragonTail + FURUTECH GT2によるUSB接続)  + DENON PMA-60((ACROSS750 RR V2によるRCA接続) + JBL STAGE A130

Witchery/Nightside(スラッシュメタル,デスメタル)

Liza/WHO AM I? (Deluxe)(ヒップホップ,女性ボーカル)

 

私はアルバム全曲を通して聴く事を好み、1曲単位では聞かないです。

かなり相性が良い→◎ 相性が良い→〇 あまり良くない △

audioquest「Big Sur」エネルギッシュでパワフルな音!!

【発売当時の値段】9900

 

15cmと微妙に長いのだが、中古で偶然入手できたものが、この長さだったので仕方ない。

 

個人的には大は小を兼ねるではないけれど、長い方が色々な用途に使えて好みだ。

 

ただしスマホDAPと、ポタアンを繋ぐ際には、少し長くて邪魔な印象も受けた。

 

そして肝心の音質だがエネルギッシュでパワフルな音だ。

 

全帯域が強調されるような印象で、各楽曲を躍動感を持って元気に聴きたい時には良い。

 

個人的にはロックやEDM等のテンションを上げたくなるような音源と併用して使う事が多い。

 

スピード感のあるボカロ曲と合わせるのも個人的には好きだ。

 

判明、解像度では同価格帯でも他のケーブルのが高いと思える事も多い。

 

また騒々しく聴き疲れしやすい音とも感じたので、使い分けていきたい。

 

Martin Logan「Mikros 90」スピーカーで有名なMartin Loganのヘッドホン!!

【高音】★★★★★

【中音】★★★★

【低音】★★★

【傾向】弱ドンシャリ

【解像度】良い

【分離感】普通

【音場】普通

【装着感】少しキツい

【発売当時の値段】3万円ぐらい

★良い点★

・滑らかな高域

 

★悪い点★

・低域の沈み込みが少し浅い

 

こちらはMartin Loganというメーカーのヘッドホンで国内では未発売の品だ。

 

Martin Loganは静電型スピーカーで有名なメーカーだが、こちらのヘッドホンは静電型ではなく、ダイナミックドライバーのヘッドホンだ。

 

海外では日本円にして約3万円ぐらいで発売されたようだが、後に値下げされ、一時期は1万円以下で購入できたようだ。

 

今回はこちらのヘッドホンをレビューしてみよう。

 

1、音質以外の評価

楕円形のキャリングケースは扱いやすく高級感がある。

 

ヘッドホン本体も革製で高級感があり、ミニマルなデザインもファッションを選ばず好印象だ。

 

側圧は少し強めだが、長時間つけていても、そこまでの疲労感はなかった。

 

耳に強くフィットするためオンイヤーにも関わらず遮音性強めで、音質アップにも一躍買っていると感じた。

 

ケーブルはゴムゴムして物に引っかかりやすいタイプだ。

 

iOS等に対応したリモコンも付いている。

 

2、音質評価

高域が一番重点的に出ていると感じた。ピアノの音など滑らかで好ましい表現だ。

 

中音域も解像度高めだが、ボーカルはリズム隊と同じ位置で鳴る印象だ。

 

低域は量感が少なく感じるが、個人的にはタイトで嫌いではない。

 

ロックやEDMなどに関しては、もう少し低域にダイナミックさが欲しいと感じたが、決して悪い鳴らし方ではない。

 

このぐらいタイトな低域のが好ましいという方も多いだろう。

 

ただ矛盾するようだが低域の勢いやスピード感があり、フラットよりは弱ドンシャリ的な印象を受けた。

 

得意とするのはクラシックやジャズ。特にクラシックに関しては低域の沈み込みもしっかりと感じられ、オーケストラなどを聴くのに好ましいと感じた。

 

ポータブルアンプを通すと全体的に音に締まりが出るものの、スマートフォンに直刺しした時と、そこまで大きな差は感じられなかった。

 

個人的には手軽さを求めるのであれば直刺しで使っても良いと感じた。

 

【総評】

個性的なチューニングと、かっこいい見た目でビシッと決まるヘッドホン。

 

得にジャズやクラシックメインで聴かれる方にはおすすめだ。

 

【点数】 ★★★★★★★★ 8/10

 

【ヘッドホンレビューに使ったDAP,音源,アルバム】

 

iPhone 8(Apple Lightning - 3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタ) + Amazon Music HDによるサブスク音源

・ガブリエル・オラフス/Solon Islandus(クラシック)

Painted Shield/Painted Shield 2(ロック)

NACHERRY/Now Loading!!(アニソン,女性ボーカル)

JO1/KIZUNA(J-POP)

 

●iPhone8 + ベンチャークラフト SounDroid Vantam(V7LJ2A 7Nclass Lightning-USB横出しデジタルショートケーブルを使ったUSB接続) + Amazon Music HDによるサブスク音源

ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団 & ヘルベルト・ブロムシュテット/シューベルト:交響曲8番《未完成》&9番《ザ・グレイト》(クラシック)

Lettuce/Unity(ジャズ)

 

私はアルバム全曲を通して聴く事を好み、1曲単位では聞かないです。

かなり相性が良い→◎ 相性が良い→〇 あまり良くない △

SONY「MDR-Z7M2」臨場感ある低音とスピード感を併せ持つ!!

【高音】★★★★
【中音】★★★★
【低音】★★★★★
【傾向】ドンシャリ
【解像度】良い
【分離感】普通
【音場】普通
【装着感】良い
【発売当時の値段】86900円

★良い点★
・深く沈み込む低音
・スローテンポからハイテンポまでこなす万能さ

★悪い点★
・高音が少し刺さりやすく感じる

こちらはソニーのミドルクラスヘッドホン、Z7のシリーズ第二弾に当たるZ7M2だ。

私はオリジナルのZ7を所持していないため比較レビューはできないが、今回はこちらのヘッドホンをレビューしてみよう。

1、音質以外の評価
付属品に4.4mmのバランス接続ケーブルが同梱されているため、お買い得感がある。

イヤーパッドはモチモチでかなり柔らかく、装着感は良好。大きくてゴツい見た目の割には、そこまで重さは感じさせない。

ケーブルの取り回しもよく、シンプルな外観も素晴らしいと思った。値段相応の高級感もある。

2、音質評価
高域は明瞭。細かい音まで拾えていると感じた。刺さりに敏感な人には少し刺激的かもしれない。

中音域も明瞭。ギターなどの楽器の解像度も高い。ボーカルも埋れずにしっかりと聞こえてくる。

低域はこのヘッドホンの最も存在感のある帯域と感じた。ジャズやヒップホップなどを聴くと、空気の振動まで伝わってくるかのような臨場感がある。

低域の沈み込みが深いためスロー~ミッドテンポのサウンドに合うかと思いきや、高域の立ち上がりの速さもあるため、スピード感のある音源にも向いていると感じる音作りだ。

個人的にはヒップホップを聴くと低域の量感があるため気持ちよく聞けて楽しく感じたが、特定のジャンルが得意というよりは、ほとんどのジャンルに万能に対応できると感じた。

鳴らしやすいヘッドホンだとは感じたが、アンプの能力によってかなり鳴り方が変わってくるので、機材次第では底知れぬポテンシャルを感じた。

バランス接続も試してみたが、正直なところバランス接続に対応した機器をFiio Q5s(ポタアン)とSONY NW-ZX300しか持っていなかったため、これら2機種だと力不足に感じた。

【総評】
解像度が高く伸びのある高域は最近のSONYの方向性が反映されていると思う。

値段相応のリッチなサウンドSONYの集大成を感じさせるようなヘッドホンだ。

【点数】 ★★★★★★★★ 8/10

【ヘッドホンレビューに使ったDAP,音源,アルバム】

MacBook Air + ONKYO DAC-1000(Audioquest DragonTail + FURUTECH GT2によるUSB接続) + Velve X SE(TUNG-SOL 12AU7 6189に真空管交換済み)(ACROSS750 RR V2によるRCA接続) + Amzon Music HDによるサブスク音源
・Moor Mother/Jazz Codes(ジャズ) ◎
・Pike vs The Automaton/Pike vs The Automaton(ドゥームメタル) ◯
佐野元春 & THE COYOTE BAND/今、何処(ロック) ○
・Elle Teresa/Sweet My Life(ヒップホップ,女性ボーカル) ○

MacBook Air + Fostex HP-A3(Audioquest DragonTail + 純SAEC SUS-380 (A-Bタイプ/0.7m)によるUSB接続) + Amazon Music HDによるサブスク音源
・OMSB/ALONE(ヒップホップ) ◎

MacBook Air + Fiio Q5s + AM3D(4.4mmによるバランス接続)(Audioquest DragonTail + 純正USBケーブルによるUSB接続)
・メトリック/Formentera(ロック) ○
元ちとせ/虹の麓(J-POP,女性ボーカル) ○

●NW-ZX300(4.4mm)
Awesome City Club/Grower(J-POP,女性ボーカル) ○

※私はアルバム全曲を通して聴く事を好み、1曲単位では聞かないです。
※かなり相性が良い→◎ 相性が良い→〇 あまり良くない △

CLASSIC PRO「CPH7000BT」解像度高めのモニターサウンド!!

【高音】★★★★★

【中音】★★★★

【低音】★★★

【傾向】フラット

【解像度】良い

【分離感】良い

【音場】普通

【装着感】普通

【発売当時の値段】7280

★良い点★

・モニターヘッドホンらしい誇張のないフラットなチューニング

 

★悪い点★

・少し重く、デザインもゴツい印象がある

Bluetooth接続が少し不安定

 

こちらはオーディオ機材の販売で有名な「サウンドハウス」のブランド、CLASSIC PROによるヘッドホンだ。

 

元々「CPH7000」と呼ばれる安価ながら高評価のモニターヘッドホンをリリースしていたが、今回はこちらのヘッドホンをワイヤレス化し、再チューニングしてリリースされたものだ。

 

私はベースとなった「CPH7000」は所持しておらず聞いたこともないため、オリジナルとの比較レビューはできないが、今回はこちらのヘッドホンをレビューしていこう。

 

1、音質以外の評価

ワイヤレスヘッドホンにしては少し重めなのと、イヤーパッドを横に回転させられないため、どうしても厚みが出てしまい携帯が少し困難な印象だ。

 

またTYPE C端子がヘッドホンハウジングの外側に付いている仕様で、これ自体は挿しやすくてありがたいのだが、純正の充電ケーブルを使っても差し込み口が硬く、抜き差ししづらい印象もあった。

 

デザインは良くも悪くも無骨な感じで、よく言えば服装問わずに使えるとも言えるし、悪く言えばファッショナブルではないとも言える。

 

またコーデックはapt-xまで対応しており有り難い限りなのだが、2022年現在の昨今のワイヤレスヘッドホンに比べると、少し音が途切れづらい。

 

シャツの胸ポケットなら問題ないが、パンツのポケットに入れると音飛びやプチプチ音が鳴るような印象だ。

 

最近は接続が良好なイヤホン・ヘッドホンが多いため、この辺りは少し頑張ってほしかった。

 

自宅や、都心部以外などの人が少ない環境で使う分には何の問題もないだろう。

 

2、音質評価

高域は一番目立っており、強めの印象。音源によっては刺さりやすい。

 

中音域も明瞭。中・高域は解像度がかなり高く、さすがモニターヘッドホンといった印象だ。

 

低域は弾力性があり、締まった音で他の帯域を邪魔しない程度に量感がある。

 

低域重視の方は不満があるかもしれないが、低域の質は悪くない。

 

全体的にフラットかつ、モニターヘッドホンといった感じの音だが、案外音楽自体は楽しく聴くことができる。

 

このモニターにもリスニングにも使える良い塩梅のチューニングが、オリジナルも高い評価を得ていたのではないかと想像できる。

 

Bluetooth接続に多少の不満が残るものの、7000円以下のヘッドホンの音質としては驚異的なものを感じる。

 

音を重視しており、尚且つデザインに不満がなければ、1万円以下のBluetoothヘッドホンはこれで決まりだと言いたくなるような完成度だ。

 

Bluetooth接続である事によって音がボヤけるような印象もなく、ワイヤレスでも十分にモニター用途としても使えると感じた。

 

ただヘッドホンアンプを通すと、より音に立体感が増し、各帯域の存在感が出てくるように感じた。

 

また微量だがBluetooth接続時のホワイトノイズが気になる人もいるかもしれない。

 

有線時のポテンシャルもかなり高いため、有線メインで使いたい方にもおすすめだ。

 

【総評】

名機と呼ばれたオリジナルに泥を塗らないだけの傑作に仕上がっていると感じた。

 

モニター系の音やフラットなチューニングが好きな方におすすめだ。

 

2万円代のワイヤレスヘッドホンでも、これだけの解像度を叩き出せるヘッドホンは少ないため、コスパの面でもかなり優れていると言えるだろう。

 

【点数】 ★★★★★★★★ 8/10

 

【ヘッドホンレビューに使ったDAP,音源,アルバム】

 

OPPO Reno3a(apt-x接続) + Amazon Music HDによるサブスク音源

そこに鳴る/超越(ロック)

Kabanagu/ほぼゆめ(J-POP)

・ゆず/SEES(J-POP)

Serph/nirva(エレクトロニカ)

・エリック・ル・サージュ, Gävle Symfoniorkester & フランソワ・ルルー/Mozart: Piano Concertos Nos. 24 KV 491 & 17 KV 453(クラシック)

・ディートロン/Mind Eclipse(EDM)

Nissy(西島隆弘)/HOCUS POCUS 3(J-POP)

fromis_9/from our Memento Box - EP(J-POP)

Mr .フィンガーズ/Around the Sun, Pt.1(ハウス)

naomi paris tokyo/22SS - EP(エレクトロニカ)

 

私はアルバム全曲を通して聴く事を好み、1曲単位では聞かないです。

かなり相性が良い→◎ 相性が良い→〇 あまり良くない △

ADL「EVO0402SHRFMJ」リーズナブルかつ優秀なケーブル!!

【発売当時の値段】2618

 

今でもAmazonなどで容易に購入できるケーブル。

 

お値段だけ見ると高級機材に慣れている方には不安に感じるかもしれないが、値段=性能ではないと感じさせてくれる一品。

 

音自体は非常に素朴で極端な味付けがなく、良い意味で、そのままの音を聞かせてくれる。

 

フラットだが飽きのこない音で、ジャンルも万能だ。

 

視聴せずに高額なミニミニケーブルに手を出すぐらいならば、これ1本で十分と感じた。

 

いろいろなケーブルを聴き比べたが、実際にこのケーブルより明らかに解像度が高い音を求めると定価1万円以上のミニミニケーブルが必要になってくると思う。

 

また実際に私は1万円以上のミニミニケーブルも持っているが、このケーブルの素朴な音を味わいたくて今でも使う事があるので、高価格帯を所持している方にもサブケーブルでおすすめだ。

ACOUSTIC REVIVE「FNS-PHONE」解像度が上がり高域は伸びやかに!!

【発売当時の値段】41800

 

FNS-PHONEはヘッドフォンケーブルに装着することにより、ヘッドフォンアンプのノイズを大幅に低減するためヘッドフォンの音質を劇的に向上させることが可能となります(公式より)

 

ヘッドホンとヘッドホン端子の間に挟んで使用するアイテム。

 

これ自体がDACとかではないので、音質が変わるなんて半信半疑だと思っていたが、レビューしてみよう。

 

テスト環境は下記の通りで、レビューを書くのに使ったヘッドホンはAKG K712 PROSONY Z7M2だ。

 

MacBook Air + Fostex HP-A4(Audioquest DragonTail + SHIELDIO UA3によるUSB接続) + Amazon Music HDによるサブスク音源

 

音源はヨルシカの「ただ君に晴れ」と、神山羊の「色香水」を使用した。

 

ヘッドホンやドライバーが変わるわけじゃないので音の傾向が同じなのは勿論だが、あまりヘッドホンに詳しくない方が聞いても、明らかにわかるぐらいの変化を感じられた。

 

解像度が高くなり、膜が取れたような印象。結果的に見通しがよくなり、高域はヘッドホン本来の性能よりも伸びて聞こえるように感じた。

 

余分なノイズもなくなる印象だが、低域に関しては量感が減ったと錯覚する部分もあった。

 

Z7M2に関しては低域の存在感はそのままに、低域がタイトで締まりが良くなり、低域自体の質が向上したように感じた。

 

K712に関しては低域の解像度が上がったと言えば聞こえはいいが、線が細くなったような印象もあり、低域の沈み込みを重視するようなR&BJAZZのようなジャンルに関してはFNS-PHONEを挟まない方が良いのではないかと感じた。

 

ただ、私は元々が低域重視のドンシャリ寄りのチューニングが好きな人間なので、当たり前の事ながら、聴く人によっては上記の感想とは変わってくるだろう。

 

正直、この微細な変化に4万円を支払えるかは個人の価値観によるところが大きいとは思うが、1本あれば全てのヘッドホンに使えると思えば、ヘッドホンを多数所持している人間にとってはコスパが良いと感じるかもしれない。