【高音】★★★★★
【中音】★★★★
【低音】★★★
【傾向】ドンシャリ
【解像度】良い
【分離感】良い
【音場】普通
【フィット感】普通
【取り回し】普通
【ドライバー】1DD(ムービングコイル(ダイナミック)+ 銅張のアルミニウム・ボイスコイル)
【発売当時の値段】8910円
★良い点★
・突き抜けるような高域
・高い解像度
★悪い点★
・スマホでは少し鳴らしづらい印象。
・高域が刺さる場合もある。
こちらはMEE audioのIEMで、Pinnacle P1の音を継承しつつも、スマートフォンでも鳴らしやすいように抵抗値を改善したもののようだ。
お値段も下がり手に取りやすくなった。今回はこちらのイヤホンをレビューしてみよう。
1、音質以外の評価
シンプルな見た目だが安っぽくなくてかっこよく思えた。
キャリングケースも使いやすく、コンプライが付いてくるので装着感で悩むことはないと思うが、シリコンのイヤーピースも案外音が良く、特にダブルフランジは奥まで押し込むとしっかりと低音が出て良い感じだった。
タッチノイズはほとんど感じなかった。
ケーブルにワイヤー等が入っていない上に癖がつきやすく、シュア架けだと耳からケーブルが外れてしまい、やや装着感が悪く感じた。
ただリケーブルや、下にケーブルを垂らす装着法で改善できるので、特に大きな問題にはならないだろう。
2、音質評価
高域は明瞭。刺さる直前というか、音源によっては刺さっていると感じた。ただ、このビシッとした高域は個人的に好みで、中々に刺激的な体験だ。
中音域は明瞭。ボーカルも聞き取りやすく、特に女性ボーカルは好ましく感じた。
低域は量感は控えめだが、上質で、適度に出ていると感じた。
中・高音域寄りのイヤホンで、価格帯の中でも解像度高め。スピード感のある楽曲とは特にマッチするように思えた。
解像度は高いがモニターライクな印象でもなく、楽しく音楽を聞けるイヤホンという印象だ。音楽に躍動感を感じられた。
アニソン、ポップス、あとはボカロなどの打ち込み系の音楽もしっかり分離して適しているように思えた。
クラシックもピアノの響きなどがかなり良かった。
低音の量感の少なさは好みが分かれるところだと思うが、コンプライやフランジ系のイヤーピースに変えると音の印象がかなり変わるので、付属品でも色々と試してみてもらいたいところだ。
スマホで鳴らしやすくしているようだが、個人的にはスマホだと物足りず、何かしらアンプを使用した方が、より良い音を聞けるように感じた。
【総評】
刺激的な高域も含めて個人的にかなり好みのイヤホンだった。
MMCXでのリケーブルできるのも嬉しく、ポテンシャルを引き出したくなるイヤホンだ。
ただ初心者向けというよりは、どちらかというとアンプやケーブルの揃った中級~上級者向けのイヤホンと感じた。
【点数】 ★★★★★★★★ 8/10
【イヤホンレビューに使ったDAP,音源,アルバム】
●Xiaomi Redmi Note 13 Pro 5G(直挿し) + Amazon Music HDによるサブスク音源
・harmoe/radii(アニソン,女性ボーカル) ◎
・東京ゲゲゲイ/14歳からの音楽(J-POP) ◎
・Coffret de Bijoux/D' ü 'nexse p ë nns ê 'es v ï sc ë aer à yle j'innst å ü aerrs l ë yyns h ô t' ë sse , . , . , . ,(ブラックメタル) ◯
●Xiaomi Redmi Note 13 Pro 5G + iBasso DC03 + Amazon Music HDによるサブスク音源
・The Dreaded Laramie/Princess Feedback(パンク) 〇
・Various Artists(Bryce Dessner)/Solos(クラシック) ◎
●Xiaomi Redmi Note 13 Pro 5G + iFi Audio GO blu(LDAC接続)(3.5mm) + Amazon Music HDによるサブスク音源
・Mondo Cozmo/It's PRINCIPLE!(ロック) ◯
・LE SSERAFIM/CRAZY - EP(K-POP,女性ボーカル) ◎
・Oceanator/Everything Is Love and Death(パンク) ◯
●SONY NW-ZX507(3.5mm 直挿し)
・トゲナシトゲアリ/棘アリ(アニソン,女性ボーカル) ◎
※私はアルバム全曲を通して聴く事を好み、1曲単位では聞かないです。
※かなり相性が良い→◎ 相性が良い→〇 あまり良くない △