私はイヤホンハンター

オーディオで破産!生活保護まで、あと一歩!!

TinHifi「P1MAX Commemorative Edition」フラットながら沈み込む低音でリスニングライク!!

【高音】★★★★★
【中音】★★★★★
【低音】★★★★★
【傾向】フラット
【解像度】良い
【分離感】良い
【音場】普通
【フィット感】普通
【取り回し】普通
【ドライバー】新型平面ドライバー14.2mm
【発売当時の値段】28900円

★良い点★
・高い解像度
・ウォームで上質な低域

★悪い点★
・やや味気ないサウンド

こちらはTinHifiのヒット作、P1MAXのケーブルを変更したスペシャルエディションだ。

更にはスイッチング形式のプラグで容易に3.5mm、2.5mm、4.4mmを切り替える事ができる。

今回はこちらのイヤホンをレビューしてみよう。

1、音質以外の評価
ハウジングはシンプルだが、ミニマルな雰囲気で個人的には好きだ。

ケーブルも高級感があり、スイッチングプラグも慣れると抜き差ししやすくて良かった。

イヤーピースは多彩なサイズが付属し、音質も可もなく不可もなくだ。

2、音質評価
高域は鮮明だが刺さるような印象はなかった。やや硬質な印象だ。

中音域は明瞭。ボーカルはやや前に出るような印象だ。

低域はウォーム寄りだが、こもるような印象は一切なく非常に上質に思えた。

ウォームな低域が特徴的だが、高域は硬質な印象という変わった音だ。

ただ全体としてのバランスは素晴らしく、音の固さと柔らかさが相まってあらゆるジャンルに対応できるようになっていた。

また低域の上質さは同価格帯でも目を見張るものがあり、解像度・質の面で素晴らしく感じた。

ややモニター寄りなサウンドが退屈に感じる方もいるかもしれないが、だからこそDAPやアンプによる味付けが楽しくなるイヤホンだ。

半面、再生機器に影響を受けやすいので、機材が一通り揃った中級者~上級者向けのイヤホンにも思えた。

【総評】
正直TinHifiのイヤホンはモニターライクで面白みのない音が多いと思っていたのだが、このイヤホンはウォーム寄りの低域がリスニングライクで個人的にも好きなイヤホンだ。

適度な値段でポテンシャルも高く、プラグの変更でバランス接続にも容易に対応している。良いイヤホンではないでしょうか。

【点数】 ★★★★★★★★★ 9/10
【名機認定!!!】

【イヤホンレビューに使ったDAP,音源,アルバム】

OPPO Reno3 A + Fiio Q5s(LDAC接続) + AM3D(4.4mm) + Amazon Music HDによるサブスク音源
・ANDRÉ 3000/New Blue Sun(ジャズ) 〇
・冥丁/古風Ⅲ(アンビエント) ○
Georgia/Euphoric(ポップス) ○

SONY NW-ZX507(4.4mm 直挿し)
・meiyo/POP SOS(J-POP) ○
マリア・カラス/Pure(クラシック) 〇

iPhone 8 + ベンチャークラフト SounDroid Vantam(V7LJ2A 7Nclass Lightning-USB横出しデジタルショートケーブルを使ったUSB接続)(2.5mmバランス接続) + Amazon Music HDによるサブスク音源
・week dudus/n00b(ヒップホップ) ◎
THE NOVEMBERS/The Novembers(ロック) ◎
・ONE N' ONLY/You are / Hook Up (Special Edition)(ポップス) ◎

※私はアルバム全曲を通して聴く事を好み、1曲単位では聞かないです。
※かなり相性が良い→◎ 相性が良い→〇 あまり良くない △