【高音】★★★★
【中音】★★★★
【低音】★★★★★
【傾向】ドンシャリ
【解像度】普通
【分離感】普通
【音場】普通
【フィット感】普通
【取り回し】普通
【ドライバー】1DD
【発売当時の値段】10000円前後
★良い点★
・通話性能に優れている
★悪い点★
・解像度やボーカルを重視する人には向かないチューニング
クラウドファンディングを集うサイト、Makuake限定販売の完全ワイヤレスイヤホン。
詳細はこちら。
https://www.makuake.com/project/elevoc_clear/
これまで数々の大手ブランドに高度な技術を提供してきた “ノイキャン技術の専門家” Elevoc(エレボック)より、オンライン会議やリモートワークに最適な完全ワイヤレスイヤホン「Elevoc Clear(エレボック・クリア)」が日本初上陸!(上記サイトより引用).
つまりはテレワークやビジネスシーンでの通話を得意としたイヤホンで、周りの音がうるさくても、相手にクリアな声を届けたり、届けられたりするという仕組みだ。
1、音質以外の評価
まず「自社最高レベルの雑音カット【 最大約-90dB 】を実現」とサイトに記載があるが、こちらは通話中のみの話で、いわゆる音楽鑑賞中に適応される話ではない。
ただ音楽鑑賞中のノイズキャンセリングも不自然ではなく必要十分なノイズキャンセリング効果があり、特別に不満が出る部分ではなさそうだ。
私は仕事はテレワークではないし、Web会議もそんなにしないので、参考にならないかもしれないが、自宅で友達と通話する分には快適だった。
相手にも問題なく声が届いている様子だった。
イヤーピースは、それ自体の音質が良いとは感じないが、サイズが豊富にあるのでフィットしないという困りごとはなさそうだ。
2、音質評価
高域は結構強めに出ており、人によっては騒々しいと感じるかもしれない。
中音域はボーカルは埋もれるとまではいかなくても、低音の強い音源だと少しだけ存在感が薄まるような印象だ。
低域は量感多めだが、タイトでボワつくような印象はない。全帯域の中では一番印象に残る部分だ。
パンチの効いた音作り、尚且つ、多少固めのサウンド。
ポップス、ロック、EDMなどに向いており、特にEDMの音の沈み込みが深くて気持ちよく聴くことができた。
またパンクやメタルなどのエクストリームな音楽にも向いていると思った。
反面、解像度や、ボーカル重視の方は別の選択肢があるかもしれない。
他のレビューサイトでは音質は比較的酷評されているように思われるが、低音が強く、今時のチューニングと外れているというだけで、私にはリスニングライクかつ良い意味で値段相応な音だと感じた。
【総評】
音楽鑑賞も悪くないが、仕事などで常時通話をしたり、頻繁にWeb会議などのある方が使用すると実用的かもしれない。
【イヤホンレビューに使ったDAP,音源,アルバム】
●OPPO Reno3a(SBC接続)
・the peggies/The Garden(ロック,女性ボーカル) ○
・Bicep/Isles(EDM) ◎
・Shitfucker/Suck Cocks in Hell(ハードコアパンク) ○
・Saucy Dog/レイジーサンデー(ロック) ○
●Fiio M9(AAC接続)
・UNKIND/Victor Or Victim(ハードコアパンク) ◎
※私はアルバム全曲を通して聴く事を好み、1曲単位では聞かないです。
※かなり相性が良い→◎ 相性が良い→〇 あまり良くない △