【高音】★★★★★
【中音】★★★★
【低音】★★★★
【傾向】ドンシャリ
【解像度】良い
【分離感】良い
【音場】広い
【フィット感】良い
【取り回し】少し悪い
【ドライバー】1DD
【発売当時の値段】13200円
★良い点★
・抜けの良い高音
・インナーイヤーしては量感のある低音
★悪い点★
・高域が刺さりやすい
こちらはオーディオテクニカのインナーイヤーイヤホンだ。
φ14.8mmドライバーを使用しており、精密切削アルミ合金と可動ハウジングで優れた装着感を持続し音抜けを防止する事が特徴のようだ。
ATH-EC700Tiの後継商品としての印象が強く、ATH-EC700Tiのファンも多く買ったようだ。
今回はこちらのイヤホンをレビューしてみよう。
1、音質以外の評価
私は中古で買ったので、延長ケーブルやキャリングケース、スポンジなどが付属しないため、そのまま装着した時の感想でレビューをする。
まず装着感は良好。インナーイヤーには珍しいイヤーフックが付いており、それによって装着感はかなり良く感じた。
遮音性は低いが、インナーイヤーイヤホンとはそもそも、そういうものだろう。
ゴムゴムしたケーブルはイヤーフックに絡まりやすく、取り回しはやや悪い。
2、音質評価
高域は抜けがよく特徴的だ。オーディオテクニカの多くのイヤホンやヘッドホンと同じく刺激的な高域を味わえる。
反面刺さりやすく金物の音が騒々しいと思う方も多そうだ。
中音域も明瞭で、特に女性ボーカルは得意な印象だ。ギターなどの生音のライブ感も気持ちいい。
低域はインナーイヤーには珍しくかなり明瞭に聞こえてきて、ベースラインを追えるような印象だ。
量感も多すぎず、かなり良質な低域だと感じた。
全体的にスピード感のある爽快な音で生楽器のロックなどを聴きたくなる印象だ。
良い意味で価格帯相応の音質と解像度を持っていると感じた。
せっかく音が良いので雑音の多い外よりも、家でじっくりと音楽を聞くのにも使いたいと感じた。
前の機器に当たるATH-EC700Tiと比較すると安っぽいとか、音がこもるとかの声もあったようだが、前のイヤホンを知らない私としては1本のインナーイヤーイヤホンとして十分に優秀だと感じた。
【総評】
高域がキンキンするのが嫌でなければ、インナーイヤーとしては音が良く、かなり有力な選択肢と感じた。
ただ何分、元気の良い音なので、ジャズやクラシックを落ち着いて聴きたいという人よりは、ロックやポップスをノリよく聴きたい人に合う気がした。
【点数】 ★★★★★★★★ 8/10
【イヤホンレビューに使ったDAP,音源,アルバム】
●OPPO Reno3 A(直挿し) + Amazon Music HDによるサブスク音源
・Rex Orange Country/WHO CARES?(ポップス) ○
・Sea Girls/Homesick (Deluxe)(ポップス,ロック) ○
・菅田 将暉/クワイエットジャーニー - EP(ポップス,ロック) ◎
●Fiio X3 2nd generation(3.5mm 直挿し)
・CHAI/CHAI(J-POP,女性ボーカル) ◎
・FINLANDS/FLASH(J-POP,ロック,女性ボーカル) ◎
・MAYHEM/De Mysteriis Dom Sathanas(ブラックメタル) ○
・mol-74/OOORDER(ロック) ○
※私はアルバム全曲を通して聴く事を好み、1曲単位では聞かないです。
※かなり相性が良い→◎ 相性が良い→〇 あまり良くない △