私はイヤホンハンター

オーディオで破産!生活保護まで、あと一歩!!

Noble Audio「NOBLE CLASSIC 4」Noble初期の高音重視イヤホン!!

【高音】★★★★★
【中音】★★★★
【低音】★★★
【傾向】フラット
【解像度】良い
【分離感】良い
【音場】普通
【フィット感】やや悪い
【取り回し】普通
【ドライバー】4BA
【発売当時の値段】49990円

★良い点★
・とにかく鋭く鮮明な高域

★悪い点★
・低域の量感が少ない

Nobleのイヤホンが国内発売されたばかりの、かなり初期の作品だ。

記憶が正しければ2014年発売で、定価もかなり強気な値段だ。

低域×2、中域×2、高域×1の4BA構成だ。今回はこちらのイヤホンをレビューしてみよう。

1、音質以外の評価
デカイキャリングケースと、大量のイヤーピースが付属する形式は初期から変わらずだ。

ただ私は中古で買ったのでイヤーピースが1ペアしか付属しておらず、そのため他に持っているNobleのイヤホンに付属していたものを何種類か試してみた。

私だけかもしれないがステムが太すぎてフィットするイヤーピースが少ない。

Sだと小さすぎるし、Mだと少し大きく感じるような具合だ。それでもMのイヤーピースを無理やり装着して使用した。

見た目はかなりシンプルで、どんなファッションにも合わせられると言えば聞こえは良いが、5万円相当のイヤホンには見えない安っぽさだ。

ただ、10年ぐらい前は今ほどハウジングのデザインに各社がこだわらない時代だったので仕方がないところだ。

2、音質評価
高域は鋭く鮮明で強烈な印象を残してくれた。一聴して高域重視のイヤホンと判断できるぐらいだ。

中域は明瞭だがボーカルはリズム隊と同じ位置で定位。女性ボーカルも伸びるが、やはり前に出る印象はなく、個人的にはもう少しボーカルが前に出る方が好みかもしれないと感じた。

低域はBA2機を積んでいるにも関わらず、あまり存在感がなかった。再生環境やDAP次第では多少量感を得られるものの、全体の中では印象に残らない帯域だ。

フラットで解像度高め、それでいてスピード感のあるサウンドだ。

クラシックやジャズも悪くないが、個人的にはスピード感のある生音のロックが一番合うように感じた。

スマホ直刺しよりは何かしらのアンプを挟んだり、DAPを使用した方が本領を発揮できると思った。

解像度も抜群に高いのだが、約5万円のイヤホンと考えると微妙で他にも選択肢がある気がした。

また、高域寄りのジャジャ馬イヤホンでオールマイティーとも感じなかった。個性的なイヤホンが好きな人のが合うと感じた。

【総評】
Nobleのイヤホンは素晴らしいものも多いが、価格も高いので信者意識が問われる気がした。

私はNobleの初期のイヤホンというだけで、お宝だと思っているので、音の好みはともかく大切にコレクションするだろう。

【点数】 ★★★★★★★★ 8/10

【イヤホンレビューに使ったDAP,音源,アルバム】

Huawei P30 lite + xDuoo XD-01(Hybrid Master(mini-mini)【AP-PCSC-Hybrid-M】(3.5mm to 3.5mm)によるアナログ接続) + Amazon Music HDによるサブスク音源
MOSHIMO/恋のディスマッチン - EP(ロック,女性ボーカル) ○
PENGUIN RESEARCH/逆光備忘録(ロック) ○

iPhone 8 + ベンチャークラフト SounDroid Vantam(V7LJ2A 7Nclass Lightning-USB横出しデジタルショートケーブルを使ったUSB接続) + Amazon Music HDによるサブスク音源
Rancid/Tomorrow Never Comes(パンク) ○
ライヴァル・サンズ/DARKFIGHTER(ロック) ○

Huawei P30 lite + xDuoo XD-01(DITA Truth Interconnect 3.5 to 3.5 Mini Cableによるアナログ接続) + Amazon Music HDによるサブスク音源
・紫 今/Gallery - EP(J-POP.女性ボーカル) ○
ルドヴィコ・エイナウディ/Undiscovered, Vol. 2(クラシック) ◎

●Fiio M9(3.5mm直挿し)
・日食なつこ/アンチ・フリーズ(J-POP,女性ボーカル) ◎

●Cayin N5ii(3.5mm 直刺し)
・安月名莉子/BLUE MOON(アニソン,女性ボーカル) ○

※私はアルバム全曲を通して聴く事を好み、1曲単位では聞かないです。
※かなり相性が良い→◎ 相性が良い→〇 あまり良くない △