【高音】★★★★★
【中音】★★★★★
【低音】★★★
【傾向】かまぼこ
【解像度】良い
【分離感】良い
【音場】普通
【フィット感】普通
【取り回し】普通
【ドライバー】1DD
【発売当時の値段】20166円
★良い点★
・高い解像度
・フラットなボーカル表現
★悪い点★
・低音の量感が足りない。
こちらはWhizzerのイヤホンで、以前にあったA15というイヤホンのバージョンアップ版だ。
オリジナルのA15は聞いた事がないので比較できないが、今回はこちらのイヤホンをレビューしてみよう。
1、音質以外の評価
真っ黒な金属筐体はシンプルながら高級感があり所有欲を満たしてくれた。
イヤーピースも豊富に付属していた。個人的にはコンプライが一番音のバランス・装着感がよく感じた。
ケーブルも上質なもので取り回しも良く、キャリングケースも高級感があった。
2、音質評価
高域は明瞭だが刺さるような印象はなく自然だ。
中域もボーカル表現がフラットかつ明瞭で好ましく感じた。
低域はアタック感に欠け、ロックやメタルを聞くには少し物足りなく感じた。またしっかりとフィットしたイヤーピースを付けないと存在感を感じられなかった。
結構極端な中・高音域寄りのイヤホンだ。驚くべきはその解像度で、2万円前後のイヤホンの中でも特に高く、更に1DDのイヤホンである事に驚かされた。
ただアタック感に欠けるし派手な音ではないので、ポップスやクラシックを落ち着いて聴きたい方に向いているのではないかと思った。
またボーカル物は全般的に得意だが女性ボーカルが特に得意に感じた。
イヤーピースで音のバランスはある程度は調節でき、コンプライで低音を少し押し上げるぐらいの方が全体のバランスがよく感じた。
また付属のシリコンのイヤーピースは柔らかく密閉感があまりないため、少し大きめのものを選んでも良いと感じた。
私は普段はMサイズを使用しているが、こちらのイヤホンではシリコンイヤーピースを使う時はLサイズを使うとちょうど良かった。
【総評】
ちょっと極端なかまぼこ型のイヤホンだとは思ったが、個性的とも言えるので面白いイヤホンだ。
エージングでも音がかなり変わりそうなので末長く使っていきたいと思った。
【点数】 ★★★★★★★ 7/10
【イヤホンレビューに使ったDAP,音源,アルバム】
●Huawei P30 lite + xDuoo XD-01(DITA Truth Interconnect 3.5 to 3.5 Mini Cableによるアナログ接続) + Amazon Music HDによるサブスク音源
・パリ管弦楽団 & クラウス・マケラ/ストラヴィンスキー:バレエ《春の祭典》《火の鳥》(クラシック) ◎
●Huawei P30 lite + xDuoo XD-01(HUM Interconnect cable (3.5mm to 3.5mm)によるアナログ接続) + Amazon Music HDによるサブスク音源
・Conton Candy/charm - EP(J-POP,女性ボーカル) ○
・月詠み/アナザームーン(J-POP,女性ボーカル) ○
・宇野実彩子 (AAA)/PEARL LOVE(J-POP,女性ボーカル) ◎
●Huawei P30 lite + xDuoo XD-01(ALO audio Cryo SXC 18G mini to miniによるアナログ接続) + Amazon Music HDによるサブスク音源
・MOSHIMO/CRAZY ABOUT YOU(ロック,女性ボーカル) ○
●Huawei P30 lite + Chord Mojo(Fiio CL06によるUSB接続)) + Amazon Music HDによるサブスク音源
・Majesties/Vast Reaches Unclaimed(デスメタル) ○
・オレンジスパイニクラブ/Crop(ロック) ○
※私はアルバム全曲を通して聴く事を好み、1曲単位では聞かないです。
※かなり相性が良い→◎ 相性が良い→〇 あまり良くない △