【高音】★★★★★
【中音】★★★★
【低音】★★★
【傾向】ドンシャリ
【解像度】悪い
【分離感】普通
【音場】普通
【フィット感】普通
【取り回し】普通
【ドライバー】1DD
【発売当時の値段】2690円
★良い点★
・ボーカルが鮮明
・高域が鮮明でアタック感がある
★悪い点★
・低域の解像度が低い
・全体的に癖のあるチューニング
・付属のイヤーピースの装着感が悪い
・リケーブル不可
同社の「BL-03」に搭載されたドライバーのアップグレードバージョンの、10mmダイナミックドライバーが搭載されているイヤホンだ。
今回はこちらのイヤホンをレビューしてみよう。
1、音質以外の評価
低価格にも関わらず金属製のシェルでデザイン性のあるものだ。高級感もあり所有欲が満たされた。
IEMライクな見た目だがリケーブル不可なのは注意点だ。
イヤーピースはS・M・Lサイズが付属するが、BLONのイヤーピースはめちゃくちゃ装着感が悪いので、音質を求めるなら変えた方が良いだろう。
ポーチは手作り感のあるもので個人的には好印象だ。
2、音質評価
高域はアタック感強めで、人によっては聞き疲れしやすい、刺さりやすいと感じるかもしれない。
中域は明瞭でボーカルは鮮明に聞こえた。
低域はイヤーピースの装着感の悪さのせいもあるかもしれないが、ガチャガチャして音が分離しきれていないような印象を受けた。
単純に低域の質もあまり高くないと思えたが、2000円代のイヤホンに求めるところではないのかもしれない。量感は割とある方だと感じた。
聞くのであればボーカル物、もしくは全体的にアタック感があるのでロックが向いていると感じた。
高域に癖がある上に、低域の質が悪く、付属のイヤーピースの装着感も悪い。そのため本来ならライトユーザーに向けられた価格帯だと思うが初心者には勧めにくいのが難点だ。
更にリケーブルで音を追い込むことができないのでマニアにも不満が残る可能性があった。
ただ、いろいろと書いたが個性的なチューニングで個人的には嫌いじゃなかった。
【総評】
誰に薦められるわけでもないイヤホンだが、私は金属シェルと個性的な音が好きなので個人的には悪くなかった。
ただ一般的には、初心者に薦めるエントリークラスのイヤホンでもリケーブル可でもっとバランスの取れたチューニングのものがあるので、わざわざ買うイヤホンではないと思えた。
【点数】 ★★★★★★★ 7/10
【イヤホンレビューに使ったDAP,音源,アルバム】
●OPPO Reno3 A(直挿し) + Amazon Music HDによるサブスク音源
・KEIJU/Speed Tape - EP(ヒップホップ) 〇
・Saucy Dog/バットリアリー(J-POP,ロック) 〇
・トロイ・シヴァン/Something To Give Each Other(ポップス) ◯
・TOMORROW X TOGETHER/The Name Chapter: FREEFALL(K-POP) ◎
・The Glorious Sons/Glory(ロック) ◯
●Fiio M9(3.5mm直挿し)
・君島大空/映帶する煙(J-POP) 〇
・NiziU/COCONUT(J-POP,女性ボーカル) 〇
・BUCK-TICK/異空 -IZORA-(ロック,ヴィジュアル系) 〇
※私はアルバム全曲を通して聴く事を好み、1曲単位では聞かないです。
※かなり相性が良い→◎ 相性が良い→〇 あまり良くない △