【高音】★★★★
【中音】★★★★
【低音】★★★★★
【傾向】ドンシャリ
【解像度】普通
【分離感】普通
【音場】普通
【フィット感】普通
【取り回し】悪い
【ドライバー】1DD
【発売当時の値段】5073円
★良い点★
・パワフルで独特な低音
・低音に負けじと出る中・高音
★悪い点★
・ケーブルが硬くてタッチノイズも酷い
こちらは中国のKONG-Xというメーカーのイヤホンだ。
KONG-Xは比較的低価格のワイヤレスイヤホンや有線イヤホンをリリースしているが、日本ではいまいち影の薄いメーカーだ。
今回はこちらの有線イヤホンをレビューしてみよう。
1、音質以外の評価
ステンレス筐体は非常に高級感があり、個人的には好ましく感じられた。
ケーブルはゴムゴムしていて硬い素材で、尚且つタッチノイズも酷かった。
鞄や障害物に引っかかって耳からイヤホンも外れやすいので、法律でこの素材を使うことは禁止したいぐらいのレベルだ。
イヤーピースは可もなく不可もなくだが遮音性があまりないので、遮音性を気にされる方はイヤーピースを変えた方が良いと思った。
2、音質評価
高域は出ているが量感があり、ドスッとした少し重めの音の印象だ。
中音域は低域の量感が多めにもかかわらず明瞭で、ボーカル重視の方も満足できそうだ。
低域はかなり量感がありウォームで広がりのある印象だ。ライブ感の演出にも一役買っていると思えた。
低域の量感が多い割には開放型の仕様なのもあり抜けがよく、こもったような印象は一切なかった。
結構個性的な音だがベースの音がしっかりと聞こえ、解像度も価格帯を考えると高めだ。
ロックをパワフルに聞きたい時には好ましく感じられた。
また低価格なイヤホンの中でも特に個性派に感じられた。
ジャンルはポップスやロックが向いていると思えた。反対にクラシック等をメインに聞きたい方や、低域が多いのが嫌な方には向かないだろう。
スマートフォンでも鳴らしやすく特にアンプなどは不要に思えた。
【総評】
スマホに直挿して気軽に使うイヤホンとしてはたいへん好ましく感じられた。
ロックをテンション高めで聞けて爽快感MAXだ。
ただケーブルの取り回しが悪くタッチノイズが酷いのはいただけなかった。
クリップを使えば改善できるだろうが、そもそもクリップを使うことで手軽さが失われてしまうので、このケーブルは罪だと思った。
【点数】 ★★★★★★★★ 8/10
【イヤホンレビューに使ったDAP,音源,アルバム】
●OPPO Reno3 A(直挿し) + Amazon Music HDによるサブスク音源
・BIGMAMA/Tokyo Emotional Gakuen(ロック) ◎
・FANTASTICS from EXILE TRIBE/FANTASTIC ROCKET(J-POP) ◯
・ユニコーン/クロスロード(ロック) ◯
・Dirty Honey/Can't Find The Brakes(ロック) ◯
●Fiio M9(3.5mm直挿し)
・ヨルシカ/だから僕は音楽を辞めた(J-POP,女性ボーカル) ◎
・ツユ/アンダーメンタリティ(J-POP,女性ボーカル) ◎
・結束バンド (青山吉能, 鈴代紗弓, 水野朔, 長谷川育美)/光の中へ(アニソン,ロック,女性ボーカル) ◎
※私はアルバム全曲を通して聴く事を好み、1曲単位では聞かないです。
※かなり相性が良い→◎ 相性が良い→〇 あまり良くない △