私はイヤホンハンター

オーディオで破産!生活保護まで、あと一歩!!

Senfer「PT2022」低域が上質なインナーイヤー!!

【高音】★★★
【中音】★★★★
【低音】★★★★
【傾向】ドンシャリ
【解像度】普通
【分離感】普通
【音場】普通
【フィット感】普通
【取り回し】普通
【ドライバー】1DD
【発売当時の値段】5000円ぐらい

こちらはSenferのインナーイヤー型イヤホンだ。

2021年にも似たような名前・デザインのイヤホンが出ているので、一応シリーズのようだ。

インナーイヤーには珍しくMMCXでリケーブルできる品だ。

今回はこちらのイヤホンをレビューしてみよう。

1、音質以外の評価
本来ならイヤーパッドが同梱されているはずだが、中古なので付属していなかった。

クリアカラーのハウジングはお洒落とも言えるが、5000円前後のイヤホンとしては少し安っぽい印象もあった。

ケーブルは高級感はないが比較的取り回しは良かった。

2、音質評価
高域はほとんど伸びない印象で余韻も薄めだ。解像度は悪くないし、ピアノの音などはなめらかだが、高域を重視する方は不満が出るのではないだろうか。

中音域も明瞭ではあるがボーカルはリズム隊と同じぐらいに定位。ボーカル重視の方よりも音楽全体を聞きたい方にハマりそうなチューニングバランスだ。

低域はインナーイヤーには珍しく量感があり、弾力性のある低音だ。品質も高く思えた。

低域が特徴的なイヤホンで、EDMなどのグルーヴ感のある音楽は好ましく思えた。

反対に中・高音域を重視する方には不満が残りそうだ。

また低域の量感があるものの、中・高音域がおとなしいため、比較的地味目な印象のチューニングではあった。

インナーイヤーなので当然だが遮音性がないので、外で使用した場合は外の音が聞こえる事がメリットにもデメリットにもなった。

ただ私は中古でイヤーパッドが付属していなかったので、イヤーパッドを付けることで密閉感が増して印象が変わる可能性があった。

低域の質は値段相応に良くて、低域重視のインナーイヤーを探している方には良いのではないだろうか。

【総評】
悪くはないが、昨今は低価格のインナーイヤー型イヤホンのレベルが高いので、5000円前後のイヤホンで、このレベルだと少し物足りなく感じた。

ただ低域重視のインナーイヤーというのは他にあまりないので、そういう意味では貴重に思えた。

【点数】 ★★★★★★ 6/10

【イヤホンレビューに使ったDAP,音源,アルバム】

●Cayin N5ii(3.5mm 直刺し)
大橋彩香/PROGRESS(アニソン,女性ボーカル) ○
Fear, and Loathing in Las Vegas/Cocoon for the Golden Future(ロック) ○

SONY NW-ZX300(3.5mm 直挿し)
・iri/neon(J-POP,女性ボーカル) ○
96猫/O2O [Disc 2](J-POP,女性ボーカル) ○
・Meshuggah/ObZen(デスメタル) ○
・ALI/MUSIC WORLD(J-POP,ロック) ◎

※私はアルバム全曲を通して聴く事を好み、1曲単位では聞かないです。
※かなり相性が良い→◎ 相性が良い→〇 あまり良くない △