【高音】★★★★
【中音】★★★★
【低音】★★★★
【傾向】フラット
【解像度】良い
【分離感】普通
【音場】狭い
【フィット感】普通
【取り回し】普通
【ドライバー】1BA
【発売当時の値段】3599円
★良い点★
・ハウジングのデザインが個性的
・BAドライバーらしい鮮明な音
★悪い点★
・やや暗めの音像
こちらはKBEARの初期にリリースされた1BAイヤホンだ。
個性的な見た目で「べっこう飴」の愛称で人気を博した。
今回はこちらのイヤホンをレビューしてみよう。
１、音質以外の評価
ハウジングは個性的な形状で個人的には好ましく思えた。
装着感も、個性的な形状にも関わらずスッポリ耳におさまった。
イヤーピースは可もなく不可もなくだ。
ケーブルは価格帯を考えると高級感もあり取り回しも良かった。
２、音質評価
高域は鮮明。そんなに尖った音ではないが音源によっては主張が激しく感じられた。
中音域も明瞭。ただボーカルはリズム隊と同じ位置に定位するか、少し奥まった印象があった。
低域は1BAのイヤホンにしては量感があり、ウォームとタイトの中間のような、いい塩梅の低域に思えた。
フラットだが割と個性的で、他に近いイヤホンが思いつかないような音だった。
3000円前後のイヤホンと考えるとかなり高性能と考えられた。
ボーカル物も悪くはないが、ボーカルメインよりは音楽を全体で聞きたい方や、ジャズ、クラシックなどのジャンルに向いている気がした。
特にジャズに関しては高域の鮮明さと適度な量感の低域で、特別に好ましく思えた。
スマホ直挿しでも十分に鳴っていたがアンプを通した方がより優れた音に感じられた。
特に高域に関してはアンプを通した方が上質に思えた。
敢えて言うなら少し暗めの音像で突き抜けるような解放感がないのは好みが分かれそうだが、個人的には暗めの音も好きなので良かった。
【総評】
デザイン含めて好きなイヤホンだ。
低価格のイヤホンはドンシャリ寄りになりがちだが、この価格帯でフラットなのも珍しく思えた。
リケーブルで音の幅も広がるので、これからも愛用していきたいイヤホンだ。
【点数】 ★★★★★★★★ 8/10
【イヤホンレビューに使ったDAP,音源,アルバム】
●OPPO Reno3 A + iFi Audio GO blu(LDAC接続)(3.5mm) + Amazon Music HDによるサブスク音源
・マディソン・ビアー/Silence Between Songs(ポップス,女性ボーカル) 〇
・Sam Gendel/AUDIOBOOK(ジャズ) 〇
・JUVENILE/INTERWEAVE 03(J-POP) 〇
・松木美定/THE MAGICAL TOUCH(J-POP,ジャズ)
・ナイル・ホーラン/The Show(ポップス) 〇
・Hoity-Toity/So Below - EP(パンク) 〇
●Fiio M9(3.5mm直挿し)
・Chick Corea/Return To Forever(ジャズ) ◎
※私はアルバム全曲を通して聴く事を好み、1曲単位では聞かないです。
※かなり相性が良い→◎ 相性が良い→〇 あまり良くない △
