【高音】★★★★
【中音】★★★★
【低音】★★★★★
【傾向】ドンシャリ~フラット
【解像度】良い
【分離感】普通
【音場】普通
【フィット感】普通
【取り回し】普通
【ドライバー】1DD
【発売当時の値段】5999円
★良い点★
・解像度高めで価格帯の中では高音質
・安価だがアクティブノイズキャンセリング機能を搭載
・パワフルな低音でEDMやエレクトロニカを楽しく聞かせる
★悪い点★
・硬めでデジタルっぽい音質傾向は好みが分かれそうだ。
・アクティヴノイズキャンセル機能は強くはないので、不満を持つ人もいそうだ。
EarFunは2018年に設立されたばかりの会社だが、リリースされるイヤホンの評価は上々で、評判は良いメーカーだ。
こちらのイヤホンは6000円以下という安価でありながら、アクティブノイズキャンセリング機能を搭載しており、コストパフォーマンス面でも注目を集めている。
今回は「VGP 2021 SUMMER受賞」も果たした本機をレビューする。
1、音質以外のレビュー
ケースは小さくてポケットにも入れやすく使い勝手の良いサイズだ。
イヤホンはケースから取り出しづらく、もう少し工夫してほしかった。
ノイズキャンセリング効果は個人的には必要十分と感じている。
決して強くはないが、ある程度の車の音、電車内での移動音を防ぎ、クラシックのような隙間のある音楽も快適に聞ける。
最近はノイズキャンセリングの強い機種の圧迫感に辟易していたので、このぐらいナチュラルな方が好ましい。
イヤーピースは可もなく不可もなく。私は純正のMサイズを使わせてもらった。
イヤーウィングも付属しており、装着感は比較的良好だ。
2、音質評価
高音は解像度高めで存在感もあるが、割と硬めの音で、弦楽器の伸びやボーカルの抑揚等の情緒には欠ける。
ただ淡々とした印象を受けるだけでボーカルの表現が悪いわけではない。
中音域は特別前に出る事もなく、ボーカルもリズム隊と同じ位置で歌うような印象だ。
低音は全音域の中で一番強く感じるが、深く沈み込むわけではなく横に音か広がる印象だ。
そのためか量感はあまり感じず、低音過多と感じる人も少なそうだ。
最初は堅い音作りで音楽を選びそうだと感じたのだが、一通りのジャンルを聞いてみたところ意外と万能に感じた。
EDMやエレクトロニカ、テクノあたりが一番楽しく聞く事ができた。
他のジャンルに関しても価格帯を考えれば申し分ない聴かせ方と言える。
また高音が硬めで低音の沈み込みが浅いため、デスメタルなどのエクストリームなヘヴィメタルもパワフルに楽しく聞かせてくれた。
何よりノイズキャンセリング効果で騒音が防がれるため、音質が良く感じる利点もあった。
【総評】
硬めでデジタルっぽい音作りが好きであれば、かなりおすすめできるイヤホン。
音がこもったような印象もなく、安かろう悪かろうではなく、安価で上質なイヤホンである事を証明した。
【点数】 ★★★★★★★★ 8/10
【名機認定!!!】
【イヤホンレビューに使ったDAP,音源,アルバム】
●iphone 8(AAC接続) + Amazon Music HDによるサブスク音源
・Georgia/Seeking Thrills (The Ultimate Thrills Edition)(EDM) ◎
・Xenia Rubinos/Una Rosa(エレクトロニカ,女性ボーカル,ジャズ) 〇
・Young Coco/05:56 KOKORO(ヒップホップ) 〇
・Jin Dogg/MAD JAKE(ヒップホップ) ○
・Against All Logic/2017 - 2019(テクノ,エレクトロニカ) ◎
・EXO/Miracles in December(K-POP) 〇
・Venom Prison/Primeval(デスメタル) ○
・LISA/LALISA(K-POP) 〇
・Shani Diluka, エルヴェ・ニケ & Orchestre de Chambre de Paris/The Proust Album(クラシック) 〇
・Ryo Miyachi/now it is(ジャズ) 〇
・Siderean/Lost on Void's Horizon(デスメタル) 〇
・亜咲花/I believe what you said(アニソン) 〇
※私はアルバム全曲を通して聴く事を好み、1曲単位では聞かないです。
※かなり相性が良い→◎ 相性が良い→〇 あまり良くない △