私はイヤホンハンター

オーディオで破産!生活保護まで、あと一歩!!

NICEHCK「X49」低音も出ている安価な1BA

【高音】★★★
【中音】★★★★★
【低音】★★★★
【傾向】ウォーム
【解像度】普通
【分離感】普通
【音場】広い
【フィット感】普通
【取り回し】普通
【ドライバー】1BA
【発売当時の値段】2500円ぐらい

★良い点★
・ボーカルが綺麗
・1BAにしては低音が出る

★悪い点★
・高域が伸びない
・少しボヤけた印象の音

こちらはイヤホンケーブルやマニアックなイヤホンをリリースするNICEHCKの安価な1BAイヤホンだ。

またAliExpressで販売された福袋に入っていたことで出回ったイヤホンでもあった。

今回はこちらをレビューしてみよう。

1、音質以外の評価
見た目は値段相応。特別に高級感があるわけではない。

どことなくfinalのEシリーズに似た小型の筐体だ。

イヤホンタイやイヤーピースが付属してくる。イヤーピースは可もなく不可もなくだ。

2、音質以外の評価
高域は出ているものの印象は薄い。あまり伸びる印象もない。

中域は明瞭でボーカルの自然かつ綺麗な表現がよかった。

低域はウォーム寄りで、1BAにしては量感がある印象だ。

低域の量感があって包み込むようなウォームな音質であることもあり、音場が広く感じてスピーカーライクな鳴り方にも感じた。

ただ高域が伸びづらかったり、低域の量感故に解像度が低く感じる方もいるとは思うので好みは分かれそうなイヤホンだ。

またなんとなくボーカル以外の存在感が薄いため、リズム隊を中心に聴きたい方には向かないかもしれない。

ボーカルメインのポップス、特に女性ボーカルものと相性が良いように感じた。

またスマホだと少し鳴らし切れていない印象で、DAPなど、ある程度出力があるものの方がより良く感じた。

【総評】
悪くはないのだが値段相応の内容だとは感じた。

全体的に余韻が薄めで安っぽい音だ。実際に安いイヤホンなので値段相応なのだが昨今の2000円代のイヤホンにはかなり優秀なものが揃っているのでX49をわざわざ選ぶ理由がないと感じた。

またスマートフォン直挿しで鳴らしづらいのも問題で、手に取るとしたらライトユーザーであるだろう価格帯にもかかわらず、DAPのが本領発揮できるのは微妙なところだ。

ただ1BAイヤホンのデビューとしては手頃な値段なので、BAの音が気になっている方は手を出してみてもいいかもしれない。

【点数】 ★★★★★★ 6/10

【イヤホンレビューに使ったDAP,音源,アルバム】

●Fiio M9(3.5mm直挿し)
・ポップしなないで/戦略的生存(J-POP,女性ボーカル) ○
・cadode/浮遊バグ(ロック) ○
・Art Blakey & The Jazz Messengers/Moanin’(ジャズ) ○
・ReoNa/HUMAN(アニソン,女性ボーカル) ◎
・歌物語 -<物語> シリーズ主題歌集- [Disc 1](アニソン) ◎
・恋愛フロップス(アニソン) ○

※私はアルバム全曲を通して聴く事を好み、1曲単位では聞かないです。
※かなり相性が良い→◎ 相性が良い→〇 あまり良くない △