私はイヤホンハンター

オーディオで破産!生活保護まで、あと一歩!!

ヘッドホン日記1「ULTRASONE Go Bluetooth」

2022年5月、以前にレビューも済ませたULTRASONEの「Go Bluetooth」を持って外に出かけた。

 

 

ちょっと側圧が強くて長時間使用していると疲れるが、途中で外したり休憩すれば問題なしだ。

 

 

最初はポタアンを通して有線で鳴らしていたのだが、思ったより音量が取りづらく、スマホとポタアンを重ねた物体も重くて邪魔に感じた。

 

結局、途中でapt-xによるBluetooth接続に切り替えたのだが、聴覚上ではあまり音質が変わらないどころか、音量が取りやすい分、無線のが音が良く聞こえた。

 

定価の20000円ほどのヘッドホンと考えると、もう少し解像度が欲しいところだが、私は中古で3000円ほどで買っているので何の文句もない。

 

ULTRASONEの専売特許、S-Logicの効果のせいか、改めて音場が広くて驚く。

 

ポータブルホンでも、これだけの音場の広さがあれば、スピーカーで聞いてるように錯覚しない事もない。

 

音が固めなのでロックに向いているとも言われるが、個人的にはロックよりも、打ち込みメインのポップスやテクノ、EDMに向いていると思う。

 

特にEDMを聞いた時に演出される重低音はフラットではないだろうが、クラブにいるような臨場感を味わえる。

 

https://www.youtube.com/watch?v=n6zZ5jmQHqY

これ聞いてたんだけど、凄い低音の沈み込み。これほんまもんのクラブやんけ。

 

私は少ない手取りのほとんどをオーディオに費やし、日常生活で使えるお金は少ないので、よく外でお酒を飲みながらヘッドホンでEDMを聞く。

 

こうすると野外フェスに行ったような気持ちになれるし、クラブの入場料やドリンク代がかからなくてコスパが良い。

 

たかだか、100円~200円程度の酒でクラブに行ったような爽快感を味わえるのだから、これがヘッドホンの有効な使い方と言えるだろう。

 

この日はローソンで買ったハイボールを飲んで商店街を散歩した。酔っ払って気持ちよかった。

 

 

良いヘッドホンだと思ったが、側圧が強くて耳が潰れてダンボみたいになってしまうので、次はまた別のヘッドホンと共に道を歩もう。

 

【ヘッドホンレビューに使ったDAP,音源,アルバム】

 

Huawei P30 lite + μAMP109G2(AudioQuest Big Sur(3.5mm - 3.5mm)によるアナログ接続) + Amazon Music HDによるサブスク音源

・ヘイルストーム/Back From the Dead(ハードロック)

macico/bloom - EP(エレクトロニカ,R&B)

 

OPPO Reno3a(apt-x接続) + Amazon Music HDによるサブスク音源

Bogdan Raczynski/Addle(エレクトロニカ)

Alignment/Anxiety(EDM)

Alignment/Orderly Chaos - EP(EDM)

Sea Girls/Homesick (Deluxe)(ロック)

・アリソン・ワンダーランド/Loner*1

・大貫 妙子/SUNSHOWER(J-POP)

Kan Sano/Tokyo State of Mind(J-POP)

The Walters/Try Again - EP(ロック)

 

私はアルバム全曲を通して聴く事を好み、1曲単位では聞かないです。

かなり相性が良い→◎ 相性が良い→〇 あまり良くない △

*1:EDM

Elevoc「Clear」ノイキャン技術の専門家によるイヤホン

【高音】★★★★
【中音】★★★★
【低音】★★★★★
【傾向】ドンシャリ
【解像度】普通
【分離感】普通
【音場】普通
【フィット感】普通
【取り回し】普通
【ドライバー】1DD
【発売当時の値段】10000円前後

★良い点★

・通話性能に優れている

・パンチの効いたドンシャリサウンド

 

★悪い点★

・解像度やボーカルを重視する人には向かないチューニング

 

クラウドファンディングを集うサイト、Makuake限定販売の完全ワイヤレスイヤホン。

 

詳細はこちら。

https://www.makuake.com/project/elevoc_clear/

 

これまで数々の大手ブランドに高度な技術を提供してきたノイキャン技術の専門家” Elevoc(エレボック)より、オンライン会議やリモートワークに最適な完全ワイヤレスイヤホン「Elevoc Clear(エレボック・クリア)」が日本初上陸!(上記サイトより引用).

 

つまりはテレワークやビジネスシーンでの通話を得意としたイヤホンで、周りの音がうるさくても、相手にクリアな声を届けたり、届けられたりするという仕組みだ。

 

1、音質以外の評価

まず「自社最高レベルの雑音カット【 最大約-90dB 】を実現」とサイトに記載があるが、こちらは通話中のみの話で、いわゆる音楽鑑賞中に適応される話ではない。

 

ただ音楽鑑賞中のノイズキャンセリングも不自然ではなく必要十分なノイズキャンセリング効果があり、特別に不満が出る部分ではなさそうだ。

 

私は仕事はテレワークではないし、Web会議もそんなにしないので、参考にならないかもしれないが、自宅で友達と通話する分には快適だった。

 

相手にも問題なく声が届いている様子だった。

 

イヤーピースは、それ自体の音質が良いとは感じないが、サイズが豊富にあるのでフィットしないという困りごとはなさそうだ。

 

2、音質評価

高域は結構強めに出ており、人によっては騒々しいと感じるかもしれない。

 

中音域はボーカルは埋もれるとまではいかなくても、低音の強い音源だと少しだけ存在感が薄まるような印象だ。

 

低域は量感多めだが、タイトでボワつくような印象はない。全帯域の中では一番印象に残る部分だ。

 

パンチの効いた音作り、尚且つ、多少固めのサウンド

 

ポップス、ロック、EDMなどに向いており、特にEDMの音の沈み込みが深くて気持ちよく聴くことができた。

 

またパンクやメタルなどのエクストリームな音楽にも向いていると思った。

 

反面、解像度や、ボーカル重視の方は別の選択肢があるかもしれない。

 

他のレビューサイトでは音質は比較的酷評されているように思われるが、低音が強く、今時のチューニングと外れているというだけで、私にはリスニングライクかつ良い意味で値段相応な音だと感じた。

 

【総評】

音楽鑑賞も悪くないが、仕事などで常時通話をしたり、頻繁にWeb会議などのある方が使用すると実用的かもしれない。

 

【イヤホンレビューに使ったDAP,音源,アルバム】

 

OPPO Reno3a(SBC接続)

the peggies/The Garden(ロック,女性ボーカル)

Bicep/Isles(EDM)

Shitfucker/Suck Cocks in Hell(ハードコアパンク)

Saucy Dog/レイジーサンデー(ロック)

 

●Fiio M9(AAC接続)

UNKIND/Victor Or Victim(ハードコアパンク)

 

私はアルバム全曲を通して聴く事を好み、1曲単位では聞かないです。

かなり相性が良い→◎ 相性が良い→〇 あまり良くない △

KZ「ZST (PRO)」KZが歴史に投じた一作!!

【高音】★★★★

【中音】★★★★

【低音】★★★

【傾向】ドンシャリ

【解像度】普通

【分離感】普通

【音場】普通

【フィット感】普通

【取り回し】普通

【ドライバー】1BA + 1DD

【発売当時の値段】2600円ぐらい

★良い点★

3000円以下の安価にもかかわらずハイブリッド構成

・派手な音で楽しく聴ける

 

★悪い点★

・聴き疲れしやすいチューニング

 

こちらは中国のイヤホンメーカーKZが業界に一石を投じた記念すべきイヤホンである。

 

2016年当時、1BA + 1DDのハイブリッド構成のイヤホンが3000円以下で買える事は珍しく、Wikipeadiaによると15日で1万本が売れたそうだ。

 

こちらの製品はロットによって軽微な音の差や、パッケージの相違がある事が知られており、私が購入したのは記憶が正しければ2018年頃だ。

 

最終ロットと思われる製品で「ZST PRO」と箱に記載があるが、こちらは後期ロットの紫色のものの別称らしい。

 

今回はこちらのイヤホンをレビューしてみよう。

 

1、音質以外の評価

カラフルなハウジングやケーブルは派手で好みは別れそうだが、3000円以下のイヤホンに奇抜なデザイン性がある事は評価に値するべきだろう。

 

また安価なイヤホンがリケーブルができる事自体が、当時は珍しかった。

 

取り回しや付属イヤーピースは可もなく不可もなく。

 

2、音質評価

高域BAらしい繊細で刺激的なもので、確かにBAドライバーが入っている事が実感できる。

 

音源や環境によっては高域は刺さるような印象を受けるかもしれない。

 

中音域も価格帯を考えると明瞭。ボーカルメインのポップスなどが楽しく聴ける。

 

低域は量感少なめ。必要最低限で鳴らしているような印象で、低域の量を多く求める人は不満に思うかもしれない。

 

ただし沈み込みは意外とある印象でEDMを聞いても楽しそうだ。

 

全体的にパキっとした音質で、昨今の打ち込み系のポップスやアニソンを楽しく聴ける音だ。

 

反面、派手目のドンシャリなため、聞き疲れする人も多そうだ。

 

またUSB DACを通したり、プレーヤーをスマホからDAPに変える事でだいぶ音の印象が変わったので、再生環境を整えたりリケーブルしがいのあるイヤホンだ。

 

ただスマホ直挿しでも特別な問題は感じなく、お値段的にもラフに使って問題ないイヤホンと言えるだろう。

 

【総評】

今となっては、安価で優秀なイヤホンが多数あるため存在感が薄いが、当時は構成的にも珍しく、お値段の割に良い音がすると定評があった。

 

現在は次作とも言える「ZSTX」が発売されている。

 

【点数】 ★★★★★★★ 7/10

 

【イヤホンレビューに使ったDAP,音源,アルバム】

 

Oppo Reno3a(直挿し) + Amazon Music HDによるサブスク音源

サカナクション/834.194(J-POP,ロック)

藤原ヒロシ/slumbers 2(J-POP,ロック)

・スピラ・スピカ/ナガレボシトレイン(アニソン, 女性ボーカル)

fripside/infinite synthesis 6(アニソン,女性ボーカル) +

yama/the meaning of life(J-POP)

 

●Cayin N5ii(3.5mm 直刺し)

MALICE MIZER/Merveilles(ロック,ヴィジュアル系)

 

Oppo Reno3a + S.M.S.L IDOL(USB DAC) + Amazon Music HDによるサブスク音源

DIALOGUE+/DIALOGUE+1(アニソン,女性ボーカル)

 

私はアルバム全曲を通して聴く事を好み、1曲単位では聞かないです。

かなり相性が良い→◎ 相性が良い→〇 あまり良くない △

Audeze「SINE On-Ear Headphone Standard Cable」とにかく鳴らしづらいが鮮明な音!!

【高音】★★★★

【中音】★★★★

【低音】★★★

【傾向】弱ドンシャリ

【解像度】良い

【分離感】良い

【音場】普通

【装着感】普通

【発売当時の値段】42620

★良い点★

・全体的に鮮明だが聞き疲れしない音質

・価格帯以上のパフォーマンス

・ビルドクオリティが高く所有欲が満たされる

 

★悪い点★

・とにかく鳴らしづらい

 

こちらはAUDEZE社のLCDシリーズとは別に発売されたSINEシリーズ。

 

BMWとコラボしたデザインの、コンパクトな平面駆動型のヘッドホンだ。

 

今回はこちらのヘッドホンをレビューしてみよう。

 

1、音質以外の評価

表面にはレザーが使われており、写真以上の高級感がある。良い意味で価格相応な品だ。

 

ケーブルのタッチノイズもなく、移動しながらの利用でも問題は感じなかった。

 

側圧は少し強めで、長時間使っていると耳が痛くなるような感覚はあった。

 

その分、遮音性は高い。

 

またイヤーパッドをくるっと回して平たくできるため持ち運びも快適だ。

 

こちらの製品はライトニングケーブルバージョンも存在する。

 

2、音質評価

まず音質どうこう以前に、めちゃくちゃ鳴らしづらい。

 

ライトニングケーブルバージョンが出ていることもあり、ポータブルで使うことも想定されているはずだが、下手なモニターヘッドホンよりも鳴らしづらいのだ。

 

スマホでは最大音量でも音量が足りないような状況。

 

ポタアンでもSounDroid Vantamでは鳴らし切れている感覚がなく、xDuoo XD-01NIK58-TUBEでようやく鳴らせるような状況。

 

つまり出力の高いヘッドホンアンプを持っていないと真価が発揮できないのだ。

 

高域は鮮明だが刺さらない。ただ伸びや分離は良く、価格帯としても申し分ない。

 

中音域も明瞭、ボーカルは聞き取りやすい。

 

低域はタイトで、しっかりと鳴らせていればベースラインなども追える。反対に鳴らし切れていないと、ほとんど存在を感じられない。

 

平面駆動らしく、一切の濁りのないサウンド。個人的には少し固めのサウンドの印象だ。

 

音場が独特で左右に広がりはあるものの、あまり立体的には聞こえない。

 

個人的には、音源にもよるがジャズやクラシックを聴こうとは思えない。

 

ポップス、アコースティックあたりがおすすめ。ロックもいけるが、とにかくヘッドホンアンプなど再生環境に依存するところが大きい。

 

反対に言えば、再生環境さえ整えられるなら定価の4万前後よりもコスパが良いと言える。

 

ちゃんと鳴らせている時の音は2倍ぐらいの価格のヘッドホンとも対等に渡り合えるだけの音だと思えた。

 

【総評】

ある意味、上級者を唸らせるほどの鳴らしづらいヘッドホン。

 

ご自慢の機器で、是非ともチャレンジしてもらいたい。

 

私はポタアンと併用で外出時にも使ってみたのだが、低音の量感がないため少し音が聞こえづらいところがあるものの、ポータブルで聴ける音質としては、かなりの上位と感じた。

 

【点数】 ★★★★★★★ 7/10

 

【ヘッドホンレビューに使ったDAP,音源,アルバム】

 

Huawei P30 lite + ベンチャークラフト SounDroid Vantam(HUM Interconnect cable(3.5mm to 3.5mm)によるアナログ接続) + Amazon Music HDによるサブスク音源

ダニエル・バレンボイム & ウィーン・フィルハーモニー/New Year's Concert 2022(2022,ウィーン・フィルハーモニーと共に新年を祝う,1時間44)

 

OPPO Reno3a + xDuoo XD-01(HUM Interconnect cable (3.5mm to 3.5mm)によるアナログ接続) + Amazon Music HDによるサブスク音源

MC TYSON/THE MESSAGE 4(20214th,西日本を代表するラッパー)

・シズクノメ/単純的希望(2021年新世代バンド)

手越祐也/NEW FRONTIER(20211st)

 

Huawei P30 lite + xDuoo XD-01(HUM Interconnect cable (3.5mm to 3.5mm)によるアナログ接続) + Amazon Music HDによるサブスク音源

Windfaerer/Breaths of Elder Dawns(ブラックメタル)

フィロソフィーのダンス/愛の哲学(J-POP,女性ボーカル)

maeshima soshi/yet(J-POP)

 

Huawei P30 lite + NIK58-TUBE(“AVINITY”のステレオミニ to ステレオミニのショートケーブルによるアナログ接続) + Amazon Music HDによるサブスク音源

Rei/QUILT((J-POP,女性ボーカル)

Oumou Sangare/Timbuktu(ワールドミュージック)

THE BACK HORN/アンドロギア(ロック)

 

私はアルバム全曲を通して聴く事を好み、1曲単位では聞かないです。

かなり相性が良い→◎ 相性が良い→〇 あまり良くない △



 

SONY「DR-BT140Q」珍しい耳掛け型のBluetoothヘッドセット!!

【高音】★★★★

【中音】★★★★

【低音】★★★★

【傾向】フラット

【解像度】普通

【分離感】普通

【音場】広い

【フィット感】普通

【取り回し】普通

【ドライバー】1DD

【発売当時の値段】1万円前後

★良い点★

・バランスの取れたチューニング

・心地よい装着感

 

★悪い点★

・音漏れがあり遮音性も良くない

・無難で特徴的ではないチューニング

 

こちらは2008年に発売の耳掛け式/薄型のBluetoothヘッドセットだ。

 

今では貴重なこちらの品をレビューしてみよう。

 

1、音質以外の評価

耳掛け型という事で、イヤーパッド含めて装着感が心地よい。

 

今ではネック型と呼ばれる紐で左右が繋がっているタイプになるので、紐は首の後ろに回す事になる。

 

アジャスターで長さの調節も可能だ。

 

充電用のACアダプターは今では考えられないような大きさだが、当時はUSB端子での充電などは考えられていなかったのだろう。

 

古い機種だが連続通信時間は約12時間と必要十分だ。

 

2、音質評価

高域は特徴があるわけではないが、ある程度鮮明に出ている。

 

中音域はボーカルが他の帯域に埋もれずしっかりと聞こえる。

 

低域は他の音域に比べると量感があり、沈み込みも深い。

 

SONYらしい無難な音で、どこかの帯域が誇張されるような事のない、バランスの取れたチューニングだ。

 

あまりジャンルは選ばないが、ポップスやロックが一番楽しく聴けると感じた。

 

今では特別に音質が良いとは感じられないが、2008年当時のBluetooth技術で、これだけの音を聞かせていたというのは素直に凄いと思った。

 

また耳掛け型のBluetoothヘッドセットは皆無に近いので、その点では現在でも独自性があるだろう。

 

ただ耳掛け型であるが故にカナル型イヤホンやヘッドホンのようなフィット感はなく、音漏れもする上に遮音性も良くない。

 

自宅や、外で散歩しながらラフに音楽を聴くのには良さそうだが、混雑した電車内などで使うのはモラル的に難しいだろう。

 

総評】

良く言えば無難、悪く言えばオーディオオタク的には退屈なSONYらしいチューニング。

 

ただ、この装着感の良さや、耳掛け式のBluetoothヘッドセットという独自性は、今でも価値があるだろう。

 

デザインもかっこよく、コレクションに加えたい一品だ。

 

【点数】 ★★★★★★★ 7/10

 

【ヘッドホンレビューに使ったDAP,音源,アルバム】

 

OPPO Reno3a(SBC接続)

サカナクション/アダプト(J-POP)

Judy and Mary/Orange Sunshine(J-POP,女性ボーカル)

それ以外にも色々

 

私はアルバム全曲を通して聴く事を好み、1曲単位では聞かないです。

かなり相性が良い→◎ 相性が良い→〇 あまり良くない △

LUXMAN「DA-100」ラックスマンにして10万以下のUSB DAC!!

【高音】★★★★

【中音】★★★★

【低音】★★★

【傾向】フラット

【発売当時の値段】71400

★良い点★

・フラットで綺麗な音。

・立ち上がりが早くスピード感のあるサウンド

DACとしてもヘッドホンアンプとしても使える。

 

★悪い点★

・小型のDACにしては重くて幅も取る。

・低音の沈み込みが浅い。

2022年現在は同じ値段で、もう少し高性能なDACが購入できるように感じる。

 

こちらは2011年に発売されたラックスマンUSB対応DACだ。

 

Luxmanと言えば数十万~数百万のオーディオ機器を販売しているメーカーで、初心者や貧乏人には全く無縁の会社だったのだが、こちらのDA-100はエントリーモデルで71400円。

 

お金のない人でも、頑張れば手が届きそうな価格帯でのリリースだ。

 

またA5サイズと、これまた一般的にはそこそこに大きいのだが、ピュアオーディオが主なLuxmanの製品としては小型な方だ。

 

パソコンの横に置いてヘッドホンアンプとして手軽に使うような使用方法も可能だ。

 

こちらの製品は既に生産終了品だが、中古でも3万円以上で取引される事が多い人気商品。

 

今回はこちらの品をレビューしてみよう。

 

1、音質以外の評価

昨今の中華DACにはかなり小型の物も多く、それと比べるとA5サイズでも十分に大きい。

 

またズッシリとした重さもあって存在感がある。

 

あまり小型という印象ではないので、寸法を測って置く場所を考えてから購入した方が良いと思った。

 

入力はUSBOPTCOAX、出力はAUXと光デジタル

 

背面に電源があるのが多少使いづらいものの、大型の機器ではないので手を回すのも比較的容易だし、私自身はそんなに困らなかった。

 

2、音質評価

DACとヘッドホンアンプ、両方で試したが、音の傾向はほとんど同じに聞こえた。

 

また、こちらのUSB対応DACにはデジタルフィルター機能というものがあり、DF1DF22種類のフィルターを全面のスイッチで切り替え可能で、音質が少し異なる。

 

高域だが、DF1DF2、共に鮮明だが刺さりづらい音となっている。

 

DF1のが丸みがあり、DF2のが多少金属的で高域が強調された音に感じた。

 

中音域はどちらのフィルターでも明瞭で、DF1のが歌声が感情的に、DF2のが多少クールに感じる。

 

低域DF1DF2、共に弾力性があり、あまり沈み込みは深く無い印象だ。それでもDF1のがウォーム、DF2のがクールに感じた。

 

大まかに分けるとDF1のがウォーム、DF2のがフラット・クールな印象を受けたが、基本的な音作りが大きく変わるわけではない。

 

私はベースがフューチャーされるようなジャズや、クラシックのオーケストラにはDF1を、ロックやポップス、テクノ等の打ち込み系のジャンルにはDF2を使った。

 

比較的古い音源にはDF1が、新しい音源にはDF2が合うような印象も受けたが、先入観もあると思うので、音源ごとに好みで切り替えていくのが一番良いだろう。

 

フラットでスピード感があるサウンドで、MacBook AirUSB接続で使ったが、PCから直接音を出すのに比べて明らかに音はよくなる。

 

ヘッドホンアンプ機能だが、音の傾向はAUX出力でスピーカーに繋いだ際と同じと感じたため、割愛する。

 

【総評】

綺麗でスピード感のある音だが、今では7万も出せば、これよりも音の良いDACが買えるのではないかと思うのが本音だ。

 

ただ、一連の中華DACに比べると自然な音作りでフラットな音なので、好みに合えば楽しめるだろう。

 

またヘッドホンアンプが搭載されているのは嬉しいし、外観やブランド名により所有欲が満たされることが、何より大きいのではないかと思った。

 

【点数】 ★★★★★★★ 7/10

 

DACレビューに使った音源,アルバム】

 

【AUX出力】

MacBook Air(STAB ILIST usb-type-c-変換を使用) + LUXMAN DA-100(Audioquest CINNAMONによるUSB接続) + Edifier ED-S880DB(ACROSS750 RR V2によるRCA接続)

) + Amazon Music HDによるサブスク音源

Black Country, New Road/Ants From Up There(ポップス,ロック)

Rex Orange Country/WHO CARES?(ポップス)

 

MacBook Air(STAB ILIST usb-type-c-変換を使用)  + LUXMAN DA-100(Audioquest CINNAMONによるUSB接続に+ DENON PMA60(ACROSS750 RR V2によるRCA接続) + JBL STAGE A130 + Amazon Music HDによるサブスク音源

ロバート・グラスパー/Black Radio III(ジャズ)

 

【ヘッドホンアンプ】

MacBook Air(TYPE-CTYPE Aの変換ハブを使用) + LUXMAN DA-100(Audioquest CINNAMONによるUSB接続) + Sennheiser HD598 + Amazon Music HDによるサブスク音源

・日食なつこ/ミメーシス(J-POP)

 

MacBook Air(TYPE-CTYPE Aの変換ハブを使用) + LUXMAN DA-100(ASAEC SUS-380 A-Bタイプ/0.7m)によるUSB接続) + HarmonicDyne Zeus + Amazon Music HDによるサブスク音源

Jóhann Jóhannsson, シアター・オブ・ヴォイセズ, ポール・ヒリヤー & American Contemporary Music Ensemble/Jóhannsson: Drone Mass(クラシック)

 

私はアルバム全曲を通して聴く事を好み、1曲単位では聞かないです。

かなり相性が良い→◎ 相性が良い→〇 あまり良くない △

Campfire Audio「IO」滑らかな中音域にウットリ。高域はどこまで伸びる!!

【高音】★★★★★

【中音】★★★★★

【低音】★★★

【傾向】フラット

【解像度】良い

【分離感】良い

【音場】広い

【フィット感】良い

【取り回し】普通

【ドライバー】2BA

【発売当時の値段】36612

★良い点★

・明瞭で息遣いまで聞こえそうなボーカル表現

・解像度高くキラキラとした高音

 

★悪い点★

・低音の量感が少なめ

 

こちらは高級IEMや、名機ANDROMEDAで有名なCampfire Audioのイヤホンだ。

 

同社のイヤホンにしては2BA4万を切っていて、割とリーズナブルな品だ。

 

今回はこちらのイヤホンをレビューしてみよう。

 

1、音質以外の評価

ケーブルは既に高い評価を得ている「Litz Wire Earphone Cable」のスモーキーカラーバージョンが採用されており、イヤホンの色によりマッチした形になっている。

 

ビルドクオリティは言わずもがな、宝石のような外観が所有欲を満たす。

 

イヤーピースにもよるが、Final Eタイプが元から付属してくる。サイズ感が合えば遮音性もかなり高く、装着感も良好と言えるだろう。

 

2、音質評価

高域はどこまでも伸びるような、同社のANDROMEDAを思わせる音で、価格帯の中でも特別に優れていると感じる。音源によっては刺さると感じる方もいるかもしれない。

 

中音域も明瞭。特に女性ボーカルは得意としていて、息遣いも聞こえてくるかのようだ。

 

低域は量感としては少なめだが、タイトで締まりがあり、適度なアタック感がある。アンプとの組み合わせ次第で十分な量感が確保できると感じた。

 

Campfire Audioのイヤホンはインピーダンスが低めのため、スマートフォン直挿しでもしっかりと音量が取れるし、音質的にも、ある程度満足ができる。

 

ただしアンプを使った時の化け方もかなりのもので、ポテンシャルを感じさせる。

 

IOに限った話ではないが、同社のイヤホンはハイゲインで使用したり、出力の強めのアンプだとホワイトノイズが大きく出る印象のため、できるだけローゲインで鳴らしていきたい。

 

個人的な好みの話だが、同社のイヤホンの中では一番好きで、中音域の滑らかな音にはウットリとしてしまう。

 

【総評】

今回レビューのために改めて取り出してみたのだが、完全に私の好みのチューニングで、どんな音楽を聞いても楽しかった。

 

中・高域よりの、やや派手なサウンドだが、そういったものが好みの方は是非試聴してみてほしい。

 

お値段以上のパフォーマンスを感じられるはずだ。

 

【点数】 ★★★★★★★★★★ 10/10

【名機認定!!!】

 

【イヤホンレビューに使ったDAP,音源,アルバム】

 

Huawei P30 lite + MH Audio HA-1(HUM Interconnect cable (3.5mm to 3.5mm)によるアナログ接続) + Amazon Music HDによるサブスク音源

Duster/Together(ポップス)

 

●Calyx M(3.5mm 直刺し)

eill/PALETTE(J-POP,女性ボーカル)

TWICE/Taste Of Love(K-POP,女性ボーカル)

GAUZE/EQUALIZING DISTORT(女性ボーカル)

 

●LUXURY & PRECISION L5 PRO(3.5mm 直挿し)

DUSTCELL/自白(J-POP,女性ボーカル)

 

Huawei P30 lite + μAMP109G2(AudioQuest Big Sur(3.5mm - 3.5mm)によるアナログ接続) + Amazon Music HDによるサブスク音源

Monobox/Regenerate(テクノ)

・ジュリアン・レイジ/Squint(ジャズ)

バルト海フィルハーモニック & クリスチャン・ヤルヴィ/Richter: Exiles(クラシック)

 

私はアルバム全曲を通して聴く事を好み、1曲単位では聞かないです。

かなり相性が良い→◎ 相性が良い→〇 あまり良くない △