【高音】★★★★★
【中音】★★★★★
【低音】★★★
【傾向】フラット
【解像度】良い
【分離感】良い
【音場】広い
【フィット感】良い
【取り回し】普通
【ドライバー】2BA
【発売当時の値段】36612円
★良い点★
・明瞭で息遣いまで聞こえそうなボーカル表現
・解像度高くキラキラとした高音
★悪い点★
・低音の量感が少なめ
こちらは高級IEMや、名機ANDROMEDAで有名なCampfire Audioのイヤホンだ。
同社のイヤホンにしては2BAで4万を切っていて、割とリーズナブルな品だ。
今回はこちらのイヤホンをレビューしてみよう。
1、音質以外の評価
ケーブルは既に高い評価を得ている「Litz Wire Earphone Cable」のスモーキーカラーバージョンが採用されており、イヤホンの色によりマッチした形になっている。
ビルドクオリティは言わずもがな、宝石のような外観が所有欲を満たす。
イヤーピースにもよるが、Final Eタイプが元から付属してくる。サイズ感が合えば遮音性もかなり高く、装着感も良好と言えるだろう。
2、音質評価
高域はどこまでも伸びるような、同社のANDROMEDAを思わせる音で、価格帯の中でも特別に優れていると感じる。音源によっては刺さると感じる方もいるかもしれない。
中音域も明瞭。特に女性ボーカルは得意としていて、息遣いも聞こえてくるかのようだ。
低域は量感としては少なめだが、タイトで締まりがあり、適度なアタック感がある。アンプとの組み合わせ次第で十分な量感が確保できると感じた。
Campfire Audioのイヤホンはインピーダンスが低めのため、スマートフォン直挿しでもしっかりと音量が取れるし、音質的にも、ある程度満足ができる。
ただしアンプを使った時の化け方もかなりのもので、ポテンシャルを感じさせる。
IOに限った話ではないが、同社のイヤホンはハイゲインで使用したり、出力の強めのアンプだとホワイトノイズが大きく出る印象のため、できるだけローゲインで鳴らしていきたい。
個人的な好みの話だが、同社のイヤホンの中では一番好きで、中音域の滑らかな音にはウットリとしてしまう。
【総評】
今回レビューのために改めて取り出してみたのだが、完全に私の好みのチューニングで、どんな音楽を聞いても楽しかった。
中・高域よりの、やや派手なサウンドだが、そういったものが好みの方は是非試聴してみてほしい。
お値段以上のパフォーマンスを感じられるはずだ。
【点数】 ★★★★★★★★★★ 10/10
【名機認定!!!】
【イヤホンレビューに使ったDAP,音源,アルバム】
●Huawei P30 lite + MH Audio HA-1(HUM Interconnect cable (3.5mm to 3.5mm)によるアナログ接続) + Amazon Music HDによるサブスク音源
・Duster/Together(ポップス) ◎
●Calyx M(3.5mm 直刺し)
・eill/PALETTE(J-POP,女性ボーカル) ○
・TWICE/Taste Of Love(K-POP,女性ボーカル) ◎
・GAUZE/EQUALIZING DISTORT(女性ボーカル) ○
●LUXURY & PRECISION L5 PRO(3.5mm 直挿し)
・DUSTCELL/自白(J-POP,女性ボーカル) ○
●Huawei P30 lite + μAMP109G2(AudioQuest Big Sur(3.5mm - 3.5mm)によるアナログ接続) + Amazon Music HDによるサブスク音源
・Monobox/Regenerate(テクノ) ◎
・ジュリアン・レイジ/Squint(ジャズ) ◎
・バルト海フィルハーモニック & クリスチャン・ヤルヴィ/Richter: Exiles(クラシック) ◎
※私はアルバム全曲を通して聴く事を好み、1曲単位では聞かないです。
※かなり相性が良い→◎ 相性が良い→〇 あまり良くない △