【高音】★★★★
【中音】★★★★
【低音】★★★★
【傾向】フラット
【解像度】良い
【分離感】普通
【音場】普通
【フィット感】普通
【取り回し】普通
【ドライバー】1DD
【発売当時の値段】11520円
★良い点★
・リスニングライクな楽しい音
・高い解像度
・沈み込みのある低音
★悪い点★
・特に無し
こちらは中国のNF AUDIOによるイヤホンで、同時発売のNM2はモニター向けイヤホンとなっている。
対するNA2はリスニング向けという立ち位置だ。
今回はこのイヤホンをレビューしてみよう。
1、音質以外の評価
付属品はNM2と同じで、BalanceとBassのイヤーピースが付属する。
イヤーピースの装着感は可もなく不可もなくだが、完璧ではないので、AET07などの定番イヤーピースに交換した方がフィット感は向上するだろう。
ケーブルの取り回しは良い。
Bassイヤーピースは硬めで耳の奥に押し込みにくいので、通常使うサイズよりワンランク下げた方がフィットしやすい場合があると感じた。
2、音質評価
高域は明瞭で、全ての帯域の中でも目立つ部分だが刺さらない絶妙なチューニングだ。
中音域も明瞭、ボーカルは少しだけ前に出てくるものの、大きく誇張された印象はない。楽器の音は丸みを持って表現されているが解像度が低いわけではない。
低域は量感多めの印象だが、全体の印象としてはフラットに聞こえる。
沈み込みが深く、ロックサウンドなども聞き応えがある。
リスニングライクだが突出した帯域がなく、聞き疲れしづらい音で、高域は明瞭だが刺さりとは無縁だ。
NM2に比べるとウォームな印象だが、モタついているとか、解像度が低いとか、そういう印象は受けなかった。
むしろ同価格帯のイヤホンの中では解像度はかなり高く、フラットな傾向が好きな方には是非視聴してほしいイヤホンだと感じた。
【総評】
NM2も良いイヤホンだったが、音楽制作をするとかでない限りは、リスニング向けのNA2のが楽しく聴き心地の良い音質だと感じた。
ジャンルも選ばず、スマホでも容易に駆動できるので、初心者にもおすすめだ。
【点数】 ★★★★★★★★ 8/10
【イヤホンレビューに使ったDAP,音源,アルバム】
【Blanceイヤーピース】
●Oppo Reno3a(直挿し) + Amazon Music HDによるサブスク音源
・ハリー・スタイルズ/Harry’s House(ポップス) ◎
・サイモン・ラトル & ロンドン交響楽団/NAZARENO! Bernstein, Stravinsky, Golijov(クラシック) ○
●OPPO Reno3a + iBasso DC03 + Amazon Music HDによるサブスク音源
・amazarashi/七号線ロストボーイズ(ロック)
●Cayin N5ii(3.5mm 直刺し)
【Bassイヤーピース】
●Cayin N5ii(3.5mm 直刺し)
・HATENA/YEARS OF FAILURE(EDM) ◎
・ずっと真夜中でいいのに/ぐされ(J-POP,女性ボーカル) ◎
●OPPO Reno3a + HIDIZS S3 PRO + Amazon Music HDによるサブスク音源
・Rolling Blackouts Coastal Fever/Endless Rooms(ロック) ○
※私はアルバム全曲を通して聴く事を好み、1曲単位では聞かないです。
※かなり相性が良い→◎ 相性が良い→〇 あまり良くない △