普段は行わないケーブルレビューなので簡易的に行います。
こちらはFiioのケーブルで値段は定価8217円ぐらいで売られていたようだ。
「ケーブルの導体に銀メッキ高純度単結晶OCC銅を採用した8芯(L4芯+R4芯)編み込み構造のハイグレード仕様ケーブル(公式より)」とのことだ。
こちらはMMCX - 2.5mm仕様のものとなる。
まず、こちらのケーブルは値段以上の高級感がある。
最近は1万円以下の格安ケーブルも比較的高級な外観のものが増えてきたが、こちらのケーブルはガッシリとした作りで特に所有欲が満たされる。
硬い割にはタッチノイズも少なめで扱いやすい。また差し込み端子がL字のため、DAPなどに直接刺す方にはケーブルが断線しづらくて良いと思われた。
KB EAR Hi7、Fiio F9 PRO、SHURE SE215SPEなどに挿して試してみた。プレーヤーはCayin N5iiのバランス接続やiBasso DC01を経由してスマホでサブスク音源を聴いたりした。
KB EAR Hi7が、この中では一番相性が良く、全帯域がパワーアップし解像度が上がったと感じた。
Fiio F9 PROも悪くなかったが高域が刺さりやすくなり全体のバランスとしては好みが分かれそうだ。
SHURE SE215SPEは元々丸みを帯びた高域のため、刺さりやすいということはなかった。
低域はタイトになり解像度も上がり良かった。敢えて言うのであればバランス接続で一体感が薄れた気がするので、個人的には3.5mmでアンバランスで使いたいと感じた。
印象としては他の帯域の良さを殺さずに高域がより鮮明になり、ボーカルが前に出てくるケーブルだと感じた。