私はイヤホンハンター

オーディオで破産!生活保護まで、あと一歩!!

Musicmaker/Toneking「Tomahawk」ボーカル表現の素晴らしいインナーイヤー!!

【高音】★★★★★
【中音】★★★★★
【低音】★★★
【傾向】カマボコ
【解像度】良い
【分離感】普通
【音場】普通
【フィット感】普通
【取り回し】普通
【ドライバー】1DD
【発売当時の値段】5000円ぐらい?

★良い点★
・明瞭で伸びのあるボーカル表現

★悪い点★
・ボーカル表現以外が微妙

こちらはMusicmaker/Tonekingからリリースされたイヤホンだ。

恐らく発売は2017年前後と思われるが、現在は詳しいデータがなくて詳細がつかめない。

今回はこちらのイヤホンをレビューしてみよう。

1、音質以外の評価
金属ハウジングはシンプルかつ高級感があってよかった。

付属品はキャリーケースとイヤーパッドだ。どちらも特別な高級感があるものではないが使いやすかった。

イヤーパッド無しだと高域が強すぎる印象だ。イヤーパッドをつけると全体的にバランスの良いチューニングになった。

2、音質評価
高域は明瞭。イヤーパッド無しだと少しキンキンするようなイメージだ。

中音域も明瞭。ボーカルはかなり前に出る印象だ。女性ボーカルの表現は特に素晴らしい。

低域はタイトで量感少なめ、あまり存在感はないように思えた。

ボーカル表現のインパクトが強く、静かな場所で聞いた時には低価格帯のイヤホンとは思えない感動を覚えた。

ただ低域の存在感・量感が少ないため、外出先などの外音が入り込む場面では中々リスニングに集中できなかった。

リズム隊の印象があまり残らないイヤホンなので、ボーカルだけに注力して聞きたい方には良いが、他の部分も重視する方には厳しく思えた。

イヤーパッドを付けるかはかなり迷うところだ。イヤーパッド無しだと高域がキツすぎる印象があるが、解像度、抜け感が良く感じた。

イヤーパッドを付けるとバランスはよくなるが低域が少しボヤけた印象になり、高域の圧倒的な伸びも少し減衰した印象だった。

ただ、様々なことを差し引いても5000円前後のインナーイヤー型イヤホンとしては完成度が高く思えたし、特にインナーイヤーならではの天井知らずのボーカル表現は好ましく思えた。

【総評】
悪くはないが、個人的にはボーカル以外も重視して聞きたいので微妙な評価だ。

ただ他のインナーイヤー型イヤホンとの差別化として、個性的なチューニングは良いと感じたし、今聞いてもお値段以上の解像度やボーカル表現を誇るイヤホンだとは思った。

【点数】 ★★★★★★★★ 8/10

【イヤホンレビューに使ったDAP,音源,アルバム】

OPPO Reno3 A(直挿し) + Amazon Music HDによるサブスク音源
・水槽/夜天邂逅(J-POP,女性ボーカル) ○
・りれん/カマトツチ(J-POP,女性ボーカル) 〇
・森七菜/アルバム(J-POP,女性ボーカル) ○
・春野/The Lover(J-POP) ○

●Cayin N5ii(3.5mm 直刺し)
・703号室/BREAK(J-POP,女性ボーカル) 〇
戸松遥/Harukarisk*Land(アニソン,女性ボーカル) 〇
戸松遥/Resolution(アニソン,女性ボーカル) 〇

※私はアルバム全曲を通して聴く事を好み、1曲単位では聞かないです。
※かなり相性が良い→◎ 相性が良い→〇 あまり良くない △