私はイヤホンハンター

オーディオで破産!生活保護まで、あと一歩!!

ADRICH「Craidea」apt-x LLに対応した数少ない骨伝導イヤホン!!

【高音】★★★★
【中音】★★★★
【低音】★★★
【傾向】フラット
【解像度】良い
【分離感】普通
【音場】広い
【フィット感】悪い
【取り回し】普通
【ドライバー】1DD
【発売当時の値段】9800円

★良い点★
・フラットで音質が良い
・apt-x LLに対応している数少ない骨伝導イヤホン

★悪い点★
・フィット感が悪い
骨伝導である事を前提にしても音漏れが激しい

こちらはクラウドファンディングで開発された骨伝導イヤホンだ。

高級ヘッドフォンにも採用されているQualcomm社QCC3005チップを使った高音質・低遅延が売りのイヤホンだ。

今回はこちらをレビューしてみよう。

1、音質以外の評価
大きな問題なのだがフィット感が悪い。

後ろのループ部分が短いせいか、肌にしっかりとフィットせず、少し浮くような感覚になる。

各所のレビューを読んでいると、私の頭の形が原因ではなく、本体の形状が起因しているようなので、肌に密着させるのは難しいと考えられる。

特に骨伝導イヤホンの先駆けともいえる、AfterShokzのAEROPEXなどフィット感と比較すると雲泥の差だ。フィット感が起因で音質が低下していると感じる。

また音量を上げないと、そもそも音楽自体が聞こえづらいという問題が出てくるが、音量を上げすぎると音が割れるので調節が難しい。

付属の耳栓を付ける事で、耳栓無しの時に比べてダイレクトに音が伝わってくる感覚があり、多少の改善はある。

また肌に密着しないため音漏れが激しく、実際に、この骨伝導イヤホンを付けて図書館に入ったところ、自分としては小音量で聴いていたつもりだが、数メートル離れた受付の人が飛んできて「音が漏れてますよ」と指摘するので驚いた。

そのため散歩や、人との距離感のある公園などでしか外出時は使えないと感じた。

ただapt-x LLの恩恵は大きいようで、「DEEMO」いう台湾の音楽ゲームをプレイしたが、個人的には遅延などを感じる事なく楽しめた。

2、音質評価
高域は繊細かつ刺さらないフラットな音質で、解像度も高いと感じた。

中音域も歌声が明瞭。透き通るようなサウンドだ。ギターなどの音は多少こもるような印象がある。

低域は骨伝道イヤホンの性質上、どうしても量感が少なく感じてしまうが、付属の耳栓を付ける事で一定の量感も確保できる。

付属の耳栓は割と活躍し、小音量でも音がハッキリと聞こえるようになるし、低音の量が確保できるので、ロックなどを聴く分には耳栓がある方が良いと感じた。

耳栓を付けると多少こもって聞こえるが、それを差し引いても耳栓有りの方が音楽に集中できると感じた。

また音場が広いため、テクノ系のクラブ音楽も案外相性よく感じた。

得意ジャンルはクラシックや女性ボーカル。

聞こえてくる音がかなり良く感じるからこそ、肌にフィット感が悪いのが惜しく感じる。

この形状さえ改善されていれば、誰にでも進められる名機になれた可能性がある。

【総評】
構造の欠点があるので誰にでも薦められるわけではないが、音質は良く、遅延なくゲームができるなどの利点もある。

自宅での利用が前提で、尚且つ骨伝導で気軽にスマホゲームを楽しみたいという人には良いかもしれない。

【点数】 ★★★★★★★ 7/10

【イヤホンレビューに使ったDAP,音源,アルバム】

OPPO Reno3a(apt-x接続) + Amazon Music HDによるサブスク音源
・cocomi/de l'amour(クラシック) ◎
・MO/Motordrome(ポップス,女性ボーカル) ◎
・ハルカミライ/ニューマニア(J-POP,ロック) ○
・ましのみ/ぺっとぼとレセプション(J-POP,女性ボーカル) ○
・菅田 将暉/COLLAGE(J-POP) ◎
・Ciel/All We Have Is Each Other(テクノ) ○
・Innis Channel, Losis S. Sarid/Where The Round Things Live(実験音楽) ◎
トロンボーン・ショーティ/Lifted(ジャズ) ○

※私はアルバム全曲を通して聴く事を好み、1曲単位では聞かないです。
※かなり相性が良い→◎ 相性が良い→〇 あまり良くない △

SHURE「SE425」明瞭な高音に締まった低域、フラットな名機!!

【高音】★★★★
【中音】★★★★
【低音】★★★★★
【傾向】ドンシャリ
【解像度】良い
【分離感】普通
【音場】普通
【フィット感】普通
【取り回し】普通
【ドライバー】2BA
【発売当時の値段】37620円ぐらい

★良い点★

・明瞭な高音

・誇張のないフラットなチューニング

 

★悪い点★

・低音の良感が少なく感じる

 

SE215SPEでイヤホンメーカーとしても圧倒的な知名度を手に入れたSHURE

 

そのSHUREを代表するイヤホンとして、今もSE215と並んでロングセラーなのがSE425だ。

 

今回はこちらのイヤホンをレビューしよう。

 

1、音質以外の評価

ハウジングはメタリックで高級感があり、所有欲を満たす。

 

形状・ケーブルはSEシリーズ共通なので、装着感はよく、頑丈なケーブルが付属してくる。

 

イヤーピースも定番のフレックス、フォーム、フランジが付いてくる。

 

私は中古で購入したためイヤーピースが付いてこなかったが、今回は手持ちのSHUREのフレックスとフォームのそれぞれのイヤーピースで試してみた。

 

2、音質評価

高域は明瞭。音源によっては刺さる直前ぐらいまでの鋭さで出ている。

 

中音域もボーカルが非常に気持ちよく伸びやかに聞ける。男女ボーカルどちらも違和感ないが、女性ボーカルは特に得意な印象だ。

 

低域は少ないと言われているが、タイトで締まりがあり、かつSHURE独特のグルーヴ感のある低域だ。

 

今となっては、中・高音域寄りで低音がほとんど出ていないような、極端なチューニングのイヤホンを聴く機会が多くなったが、発売当時の2010年は低音の量感で迫力を出す事が流行っていた時代だ。

 

その時代に、これだけフラットなチューニングのイヤホンは他には少なかったと思われる。

 

結構ジャンルを問わず万能。

 

モニターイヤホンという事で、そっけない音ではあるのだが、聴き疲れせず、尚且つDAPなどのプレイヤーの影響を直に受けるため、色々な機械で再生するのが楽しいイヤホンだ。

 

またイヤーピースはフォームタイプが遮音性も高く、全音域満遍なく鳴るような印象で好みだった。

 

リケーブルしても面白そうだし、ポテンシャルを感じる1本だった。

 

【総評】

フラットな音で万能。SHUREらしい個性も兼ね備えた素晴らしいイヤホンだ。

 

またスマートホンに直接差しても使ってみたが、十分に鳴らす事ができたので、ラフに使うのも悪くないと思った。

 

ただリスニングライクな音ではないので、ポップスやロックをど迫力で鳴らしたい人にはSE215SPEのが良いかもしれない。

 

SEシリーズはそれぞれに個性があるため、用途別に持っていたいシリーズだ。

 

【点数】 ★★★★★★★★★ 9/10

【名機認定!!!】

 

【イヤホンレビューに使ったDAP,音源,アルバム】

 

Oppo Reno3a(直挿し) + Amazon Music HDによるサブスク音源

Kehlani/It Was Good Until It Wasn't(R&B,女性ボーカル)

Little Glee Monster/Journey(J-POP,女性ボーカル)

 

OPPO Reno3a + Fiio Q5s(LDAC接続) + AM3D(3.5mm) + Amazon Music HDによるサブスク音源

Sault/Air(ポストロック)

・春ねむり/春火燎原(ヒップホップ,女性ボーカル)

 

●Cayin N5ii(3.5mm 直刺し)

Mono/One Step More And You Die(ポストロック,シューゲイザー)

 

●Calyx M(3.5mm 直刺し)

21/GREETING +2 (2021 Remaster)(J-POP)

DAOKO/THANK YOU BLUE(J-POP,女性ボーカル)

Milt Jackson Quartet/Milt Jackson Quartet(ジャズ)

 

私はアルバム全曲を通して聴く事を好み、1曲単位では聞かないです。

かなり相性が良い→◎ 相性が良い→〇 あまり良くない △

KZ「AS06」自然な繋がりの3BA!!価格帯を考えるとすごすぎる!!

【高音】★★★★

【中音】★★★★

【低音】★★★★

【傾向】ドンシャリ

【解像度】良い

【分離感】良い

【音場】普通

【フィット感】普通

【取り回し】普通

【ドライバー】3BA

【発売当時の値段】4800円ぐらい

★良い点★

・3BA構成にも関わらず一体感のある自然な音の繋がり

・解像度が高くスピード感のあるチューニング

 

★悪い点★

・敢えてあげるなら、アコースティックやジャズなどの落ち着いた音源との相性は、そこまでよくないかもしれない

 

KZの名機として名高いAS06。こちらは3BA構成でありながら、5000円以下の低価格帯を実現した事でも驚かれた。

 

今回はこちらのイヤホンをレビューしてみよう。

 

1、音質以外の評価

ハウジングはお値段以上の高級感がある。透けていて凝った作りだ。

 

イヤーピースは初期KZイヤホンに付いている、黒い「ふじつぼ」タイプのもの。可もなく不可もないものだ。

 

2、音質評価

高音は解像度高めで、しっかりと聞き取れるが刺さらない絶妙なバランス。立ち上がりが早い。

 

中音域も前に出るほどではないが、ボーカルも埋れない。ギターの音が心地よい。

 

低域は適度に量感があり、よく沈み込むが、タイトでボワつくような印象が一切ない。

 

スピード感がある解像度の高い音だ。またBAドライバー同士の繋がりが自然で一体感がある。

 

他のKZ社のイヤホンや、同時期に発売されいてた中華イヤホンと比べても異端の音作りで、極端なチューニングバランスの多い中華イヤホンの中で、かなりナチュラルな音作りだと言える。

 

5000円前後の価格帯のイヤホンが、この音を出す事は信じられない。

 

同じ3BA構成のイヤホンだと、Westone3や、Ultimate Earsの10proなどがあるが、好みにもよるが、これらの高級イヤホンと対等に戦えるだけの実力を持ったイヤホンだ。

 

改めて聞いてみると驚異的な音だった。

 

【総評】

ポップス、ロック、アニソン、メタルスピード感のある楽曲との相性が良い印象だ。

 

また生楽器との相性もよく、ロキノン系のギターロックも気持ちよく聞けた。

 

比較的万能なチューニングで、リケーブルも含めて楽しめる名機だと感じた。

 

【点数】 ★★★★★★★★★ 9/10

【名機認定!!!】

 

【イヤホンレビューに使ったDAP,音源,アルバム】

 

●Cayin N5ii(3.5mm 直刺し)

tricot/10(J-POP ,女性ボーカル)

TESTAMENT/THE LEGACY(スラッシュメタル)

TAPE-SYSTEMA2(SYSTEMATIC DEATHSYSTEMANIA 1』コンピレーションより)(ハードコアパンク)

三月のパンタシア/邂逅少女(J-POP ,女性ボーカル)

 

Oppo Reno3a(直挿し) + Amazon Music HDによるサブスク音源

Awich/Queendom(ヒップホップ)

 

OPPO Reno3a + Fiio Q5s(LDAC接続) + AM3D(3.5mm) + Amazon Music HDによるサブスク音源

鈴木このみ/lead(アニソン,女性ボーカル)

・稲葉曇/ウェザーステーション(ボカロ)

 

OPPO Reno3a + iBasso DC03 + Amazon Music HDによるサブスク音源

Crisix/Full HD(スラッシュメタル)

 

私はアルバム全曲を通して聴く事を好み、1曲単位では聞かないです。

かなり相性が良い→◎ 相性が良い→〇 あまり良くない

beyerdynamic「DT 990 PRO」これぞベイヤーサウンド!!な名機

【高音】★★★★★

【中音】★★★★

【低音】★★★★★

【傾向】ドンシャリ

【解像度】良い

【分離感】普通

【音場】近い

【装着感】良い

【発売当時の値段】15800円ぐらい

★良い点★

・モニターヘッドホンらしく細かい音まで拾う

・迫力のあるドンシャリサウンド

 

★悪い点★

・低音も高音も主張してくるので音源によっては聴き疲れする

・音楽ジャンルを選ぶ

・ヘッドホンアンプなどがないと鳴らしづらい

 

モニターヘッドホンでありながら、リスニングヘッドホンとしても大きな支持を得ているヘッドホン。

 

今回はこちらのヘッドホンをレビューしてみよう。

 

1、音質以外の評価

装着感は良好。カールコードも慣れれば使いやすい。

 

スマートフォンやPCに直刺しだと音量が取りづらい。最低でもヘッドホンアンプかUSB DAC等の高出力の機器が欲しい。

 

2、音質評価

高域はかなり主張が強く、ドンと重みのある音が鳴るような印象。音源によっては刺さると感じるかもしれない。

 

中音域は目立ったところはないが、低音や高音が主張する割にはボーカルも埋れずに聞こえると感じた。

 

低域は量感多めだが、タイトな印象。同社のDT770 PROに比べるとメリハリのある音に感じる。

 

全体的に抜けの良い音。楽曲の様々な音を拾うので、こんな音もあったんだと新しい発見があった。

 

ただ音数の多いポップスやロックを聞く場合には、少し騒々しいと感じる場合もある。

 

得意なのはジャズやクラシック、特にピアノや金管楽器の音なんかは生々しく、ミルト・ジャクソンの音源を聞いた時には感動してしまった。

 

また一聴した印象だと生音に向いていそうだが、打ち込み系の音との相性も悪くない。

 

唯一無二の音作りで、このヘッドホンでなければ聞けない音がある。

 

万能とは言えないが、これこそベイヤーと言える特徴的な音作りはハマると癖になる。

 

【総評】

鳴らしづらいのが難点だが、反対にヘッドホンアンプなどの機材が揃っているのであれば、2万円以下のヘッドホンとしてトップクラスの性能と言える。

 

安価なヘッドホンから、こんなに素晴らしい音が出てしまうのなら、高額なヘッドホンを買うのが馬鹿馬鹿しいと感じてしまうぐらいだ。

 

文句なしの名機。

 

【点数】 ★★★★★★★★★ 9/10

【名機認定!!!】

 

【ヘッドホンレビューに使ったDAP,音源,アルバム】

 

MacBook Air + Fostex HP-A3(純正USBケーブルによるUSB接続) + AT-HA22TUBE(ACROSS750 RR V2によるRCA接続) + Amazon Music HDによるサブスク音源

Mulmeyun/Struggle(ブラックメタル,ボカロ)

プライマス/Conspiranoid - EP(ロック,メタル)

Batu/Opal(エレクトロニカ)

 

MacBook Air + Fostex HP-A3(Grandio USB-2.0 C-B type 2.0mによるUSB接続) + AT-HA22TUBE(MOGAMI 2534によるRCA接続) + Amazon Music HDによるサブスク音源

・神山羊/CLOSET(J-POP)

 

MacBook Air + Fostex HP-A3(純正USBケーブルによるUSB接続) + AT-HA22TUBE(ELPA オーディオケーブル・RCAケーブルにて接続) + Amazon Music HDによるサブスク音源

Young Yujiro/420(ヒップホップ)

 

MacBook Air + AL-38432DSⅡ(Audioquest CINNAMONによるUSB接続) + Amazon Music HDによるサブスク音源

Kalia Vandever/Regrowth(ジャズ)

 

MacBook Air + Fostex HP-A3(100均のノーブランドの変換アダプタにてTYPE CTYPE Aに変換→付属の純正ケーブルによる接続) + Amazon Music HDによるサブスク音源

aiko/ねがう夜 - EP(J-POP,女性ボーカル) ○

・中野公揮/Oceanic Feeling(クラシック) ◎

・向井太一/ANTIDOTE(J-POP) ◎

 

私はアルバム全曲を通して聴く事を好み、1曲単位では聞かないです。

かなり相性が良い→◎ 相性が良い→〇 あまり良くない

VECLOS「HPT-700」魔法瓶のサーモスがリリースするヘッドホン!!

【高音】★★★★★

【中音】★★★★

【低音】★★★

【傾向】フラット

【解像度】良い

【分離感】普通

【音場】広い

【装着感】良い

【発売当時の値段】49500

★良い点★

・どこまでも伸びる高音

・独特な響き

・フラットな音質

 

★悪い点★

・独特な響き方は個性的だが違和感を感じる人もいそうだ

 

こちらは魔法瓶で有名なThermosのオーディオブランド、VECLOSによるヘッドホンだ。

 

ステンレス素材のHPS-500と同時発売されている。

 

こちらのヘッドホンはチタン素材を使っており、魔法瓶の技術を活かした構造になっている。

 

開発陣のインタビューを読む限りでは素材の違いだけで、どちらが上位機種という概念ではないようだが、HPT-700のがお値段は高く設定されていた。

 

VECLOSは残念ながら既に事業を撤退しているが、今回はこのヘッドホンをレビューする。

 

1,音質以外の評価

装着感は良好。多少重さはあるものの、個人的には苦になる重さではなかった。

 

ポータブルヘッドホンとは書かれていないが、キャリングポーチも同梱されているし、実際に外に持ち出してみたが快適に利用できた。

 

密閉型なので音漏れや遮音性も高く、高級感のある外観は所有欲も満たしてくれる。

 

ヘッドホンケーブルは着脱可能で、Nobunaga Labsからもリケーブル可能なケーブルが発売されているし、マニア需要も高そうだ。

 

2、音質評価

高域がとにかく伸びる。繊細に音の余韻まで表現してくれる印象。女性ボーカルも特に良い。

 

中音域も豊か。ボーカルは割と前に出てくる印象。ギターとかの表現は良くも悪くも少し荒々しく聞こえる。生楽器よりは電子音のが得意なインs尿だ。

 

低域はタイトで、人によっては少なく感じるかもしれない。ただスピード感のある締まった音で、ヘヴィメタル系の激しい楽曲も楽しく聞く事ができた。

 

ただお値段を考えると低域の解像度はもう少し欲しいところだ。

 

音自体は地味なのだが、まるでエコーがかかっているかのような音の響きが独特だ。お風呂場とか、トンネルの中で演奏しているような感覚だ。

 

最初は音の響き方に慣れず違和感を感じていたのだが、長く使っていくうちに慣れてきて、今ではこの個性的な音が愛しいと思えるようになった。

 

スマホ直刺しでも十分に鳴らせるが、本領を発揮するにはアンプが欲しい。

 

アンプの影響も強く感じるヘッドホンなので、余裕のある方は色々な機材の組み合わせで音の変化を楽しんでもらいたい。

 

【総評】

女性ボーカルやポップスが一番得意だろうが、タイトな低域のおかげで、ロックやメタルも良かった。

 

クラシックも音の余韻を楽しめるし、EDMも硬めの高音が心地良いつまり、どのジャンルを聞いても良かった。

 

ポテンシャルも感じるし、個性的なヘッドホンなので、今後も使用していく予定だ。

 

【点数】 ★★★★★★★★ 8/10

【名機認定!!!】

 

【ヘッドホンレビューに使ったDAP,音源,アルバム】

 

Huawei P30 lite + MH Audio HA-1(HUM Interconnect cable (3.5mm to 3.5mm)によるアナログ接続) + Amazon Music HDによるサブスク音源

エドガー・モロー/Transmission(2022,フランスのチェロ奏者,エーリヒ・ヴォルフガング・コルンゴルトの「チェロ協奏曲ハ長調」等)

Scotch Rolex/Tewari(2021,UK在の日本人プロデューサー、DJ Scotch EggウガンダでレーベルHAKUNA KULALAと出会い作ったアフリカン・エクスペリメンタル)

Underoath/Voyeurist(2022,ニューメタル)

Haenesy/garabontzia(2021,ハンガリーのポストブラック,ブラックゲイズ)

LYSM/Love You So Much(20221st,アイドル)

 

Huawei P30 lite + Fiio Q5s(Fiio CD06によるUSB接続) + AM3E + Amazon Music HDによるサブスク音源

Bonobo/Fragments(2022,UKブレイクビーツ大御所,5年ぶりのアルバム)

 

OPPO Reno3a + Fiio Q5s(LDAC接続) + AM3E + Amazon Music HDによるサブスク音源

・雨や雨/切り雨(2019,Hitomi(ex-Fatima,Moran) × おおくぼけい(アーバンギャルド))

・ヘルメット/Live and Rare(2022,BBCライブ音源)

 

iPhone 8 + Fiio Q5s(USB接続) + AM3D + Apple Musicによるサブスク音源

・ダニエル・ホープ, マーカス・ロバーツ・トリオ & チューリッヒ室内管弦楽団/America(2022,アメリカのクラシック音楽、バイオリン奏者のダニエル・ホープがジャズの名ピアニストMarcus Robertsらとアメリア音楽を探求する,1時間24)

 

Huawei P30 lite + μAMP109G2(HUM Interconnect cable (3.5mm to 3.5mm)によるアナログ接続) + Amazon Music HDによるサブスク音源

OMI/ANSWER...(J-POP)

Jean-Paul Gasparian/Piano Sonata No. 2 in B-Flat Minor, Op. 36: I. Allegro agitato(クラシック)

YAYA KIM/a.k.a YAYA(ポップス,K-POP)

Druid Lord/Relics Of The Dead(デスメタル,ドゥームメタル)

・石崎ひゅーい/ダイヤモンド(J-POP)

Yosuke Tokunaga/9 Mezzotints(アンビエント)

AceMo/Castle of Mana(EDM)

Felicia Atkinson & Jefre Cantu-Ledesma/Un hiver en plein été(アンビエント)

PENSEES NOCTURNES/DOUCE FANGE(ブラックメタル)

 

Huawei P30 lite + μAMP109G2(AudioQuest Big Sur(3.5mm - 3.5mm)によるアナログ接続) + Amazon Music HDによるサブスク音源

SLAVE.V-V-R./激情(ボカロ)

Nocturnal Graves/An Outlaw's Stand(スラッシュメタル)

Cloakroom/Dissolution Wave(シューゲイザー,ロック)

Cz TIGER1/PURPLE WAVE 3 - CLEAN(ヒップホップ)

Cz TIGER1/PURPLE WAVE 3 - DIRTY(ヒップホップ)

Demande à la poussière/Qu iétude Hostile(ブラックメタル)

 

Huawei P30 lite + μAMP109G2(ALO audio Cryo SXC 18G mini to miniによるアナログ接続) + Amazon Music HDによるサブスク音源

雨宮天/雨宮天 BEST ALBUM - BLUE -(アニソン,女性ボーカル)

Alters of Grief/Iris(ブラックメタル,ドゥームメタル)

PIGGS/JUICYY(ポップス,女性ボーカル)

FOLKSTORM/SWEDEN(ノイズ)

The Fortieth Day/Narratives of Cultural Alienation(ノイズ)

 

私はアルバム全曲を通して聴く事を好み、1曲単位では聞かないです。

かなり相性が良い→◎ 相性が良い→〇 あまり良くない △

AKG「K812」ピュアオーディオを思わせる素晴らしい音場!!

【高音】★★★★★

【中音】★★★★★

【低音】★★★★

【傾向】フラット

【解像度】良い

【分離感】良い

【音場】広い

【装着感】良い

【発売当時の値段】14万前後

★良い点★

・圧倒的な解像度

・スピーカーで聴いているかのような独特の音場

・比較的ジャンルを問わずに対応可能

 

★悪い点★

・音質の悪い音源では音のアラが目立ってしまう

・低音が量感少なめに感じる

・モニターヘッドホンらしい淡々とした鳴らし方でノリがよくないと感じることもある

 

こちらはAKGのフラッグシップモデルであり、開放型ヘッドホンのK812だ。

 

1、音質以外の評価

豪華なヘッドホンスタンドが購入時から付属しており、本体と合わせて高級感がある。

 

デザインはシンプルかつエレガントなもので、所有欲を十分に満たすものだ。

 

装着感もよく、ヘッドパッドの穴に耳がすっぽりハマる感覚は独特。長時間の使用でも疲れない。

 

重すぎず軽すぎず、自宅やスタジオで使うヘッドホンとして特に不便のない重さだ。

 

またAKG特有のセルフアジャスト機能という、紐のようなもので装着位置を調整するものがあるのだが、こちらは通常のヘッドホンのようなカチカチとしたアジャスター方式になっている。

 

個人的に紐が伸びてしまう不安がないので、長期にわたって使うものとして、こちらのが好ましく感じた。

 

2、音質評価

高音は鮮明、余すことなく再現している印象だが、刺さるような印象はない。

 

中音域は特別に前に出るわけではないが、ボーカルは明瞭、声もハッキリと聞こえるため、ボーカルをメインで聞きたい人も満足できるだろう

 

低域は全体では量感が少ない部分になるが、タイトで締まりのある低音で、量感はアンプで調整すれば良いのではないかと感じた。

 

もう少し低音が欲しいような気もするが、EDMやメタルなどの音楽を聞いても案外違和感を感じる事もなく、全体のバランスを考えた時に、この量感は適切な気もしてきた。

 

音の聞こえ方が凄くてこのヘッドホンを聞いた時には久しぶりに衝撃を受けた。

 

まるで耳の周りにスピーカーが浮上したかのように錯覚する。ヘッドホンでありながら、しっかりと空間を感じるのだ。

 

モニターヘッドホンだけあって、全体的に平坦というか、リスニングヘッドホンのようなどこかを誇張した音ではないので人によっては退屈と感じるかもしれない。

 

ただ元から音質の良い音源などを聞いた時には圧倒的なまでの表現力があるため感動してしまう。

 

クラシックやジャズが向いているとは思うが、結局どのジャンルを聞いても万能に再現してくれた。

 

【総評】

お値段相応にはすごいヘッドホンだと思った。あとはヘッドホンに何を求めていくかという個人的見解の部分が強くなってしまうと思うので、視聴してじっくり選んでもらいたい。

 

個人的には良くも悪くもヘッドホン離れした表現だと思っており、素晴らしい音だとは思うが、自分自身の所得や好みと照らし合わせた時に、Q701やK712 PROなどの往年の名機でも十分に満足はできるなと感じた…。

 

【点数】 ★★★★★★★★ 8/10

【名機認定!!!】

 

【ヘッドホンレビューに使ったDAP,音源,アルバム】

 

MacBook Air + DENON PMA-60(SAEC SUS-380 A-Bタイプ/0.7m)によるUSB接続(ヘッドホンアンプとしての使用) + Amazon Music HDによるサブスク音源

Martin Fröst & Sébastien Dubé/Night Passages(クラシック)

 

MacBook Air + AL-38432DSⅡ(Audioquest CINNAMONによるUSB接続) + Amazon Music HDによるサブスク音源

・小林私/光を投げていた(J-POP)

 

MacBook Air + AL-38432DSⅡ(SAEC SUS-380 A-Bタイプ/0.7m)によるUSB接続) + Amazon Music HDによるサブスク音源

Fergus McCreadie/Forest Floor(ジャズ)

ao/LOOK(J-POP,女性ボーカル)

 

MacBook Air + Fostex HP-A3(SAEC SUS-380 A-Bタイプ/0.7m)によるUSB接続) + AT-HA22TUBE(MOGAMI 2534によるRCA接続) + ACOUSTIC REVIVE FNS-PHONE

・大石晴子/脈光(J-POP,女性ボーカル)

Overmono/Cash Romantic - EP(テクノ)

 

MacBook Air + ONKYO DAC-1000 + Velve X SE(TUNG-SOL 12AU7 6189真空管交換済み)(ACROSS750 RR V2によるRCA接続) + Amzon Music HDによるサブスク音源

GOODMOODGOKU/UNITY (PURITY Deluxe)(ヒップホップ)

・ティグラン・ハマシアン/StandArt(ジャズ)

 

KENWOOD K-531 + ONKYO DAC-1000 + Velve X SE(TUNG-SOL 12AU7 6189真空管交換済み)(ACROSS750 RR V2によるRCA接続)

藤川千愛/ちょっとそこまで機能を迎えに(J-POP,女性ボーカル) ○

 

私はアルバム全曲を通して聴く事を好み、1曲単位では聞かないです。

かなり相性が良い→◎ 相性が良い→〇 あまり良くない △

Ortofon「O2」ULTRASONEとのコラボDJヘッドホン!!

【高音】★★★★★

【中音】★★★★★

【低音】★★★★

【傾向】ドンシャリ

【解像度】良い

【分離感】良い

【音場】広い

【装着感】普通

【発売当時の値段】12800

★良い点★

・解像度の高い高域

・タイトで締まりのある低域

 

★悪い点★

・少し側圧強め

・多少安っぽいデザイン

・低域の量感がDJヘッドホンのしては少なめ

 

こちらはドイツのヘッドホンメーカーULTRASONEと、デンマークオーディオメーカーortofonによるコラボヘッドホン。

 

ちなみに前作にあたるO-oneも発売されており、こちらは第二弾のO2となっている。

 

お値段はO-oneより下がったが、どうやらデータベースを見る限りではULTRASONEの専売特許とも言えるS-LOGICは搭載されていないようだ。

 

1、音質以外の評価

赤黒のデザインは悪く言えば子供っぽいが、良く言えばインパクトがあるとも取れる。

 

堅牢な作りで丈夫そうだ。側圧は少し強めで長時間使用すると疲れそうだ。

 

また元々、そんなに高いヘッドホンでもないが、良くも悪くもお値段相応の見た目で、あまり高級感はない印象だ。

 

ちなみに「ヘッドホンナビ」さんからの情報だが、こちらのヘッドホンは「HFI-450の筐体をベースにドライバーを大口径50mmマイラードライバーに換載したカスタムしたもの」らしい。

 

2、音質評価

高音ULTRASONEらしく、線が細めで明瞭な高音が出ている。

 

中音域も解像度高め。ボーカルも明瞭だが背景の音が目立ちやすいため、少し埋もれ気味な印象もある。

 

低域はパンチはあるが、そこまで量感は多くない。しかしタイトでボワつかない上質な低音だ。

 

DJヘッドホンには珍しく中・高域寄りで解像度も高い。

 

エレクトロニカ、テクノ、EDMなどの電子音には非常にマッチしており、価格帯以上の解像度で聞かせてくれる。

 

低音の量感が欲しい人はアンプで補うのも良いかもしれない。

 

【総評】

打ち込み系メインで聴く人にはリスニング用のヘッドホンとしてかなり重宝するだろう。

 

また堅牢な作りなのでDJヘッドホンとしても活躍しそうだが、一般的なDJヘッドホンに比べると少し低域の量感が少なく感じるかもしれない。

 

【点数】 ★★★★★★★ 7/10

 

【ヘッドホンレビューに使ったDAP,音源,アルバム】

 

Macbook Air + AL-38432DSⅡ(AudioQuest CinnamonによるUSB接続) + Apple Musicによるサブスク音源

Penthouse/Living Room - EP(2021,東京の6人組バンドの1st EP)

pinoko/Lunatic(ヒップホップ)

Elkka/Harmonic Frequencies - EP(エレクトロニカ)

 

MacBook Air + AL-38432DSⅡ Wagnus USBケーブル Milky BeamzによるUSB接続) + Amazon Music HDによるサブスク音源

Kush Jones/Rugrats / Basic Bass - EP(ジャングル)

Shire T/Tomorrow's People(EDM)

 

MacBook Air + AL-38432DSⅡ(LUXMAN DA-100(ASAEC SUS-380 A-Bタイプ/0.7m)によるUSB接続) + Amazon Music HDによるサブスク音源

Jimi Jules/+(EDM)

 

MacBook Air + AL-38432DSⅡ(SAEC SUS-380 A-Bタイプ/0.7m)によるUSB接続) + Amazon Music HDによるサブスク音源

Whatever the Weather/Whatever the Weather(アンビエント,エレクトロニカ)

 

私はアルバム全曲を通して聴く事を好み、1曲単位では聞かないです。

かなり相性が良い→◎ 相性が良い→〇 あまり良くない △