【高音】★★★
【中音】★★★★
【低音】★★★★★
【傾向】ウォーム
【解像度】良い
【分離感】普通
【音場】普通
【フィット感】良い
【取り回し】普通
【ドライバー】4BA
【発売当時の値段】60000円ぐらい?
★良い点★
・ウォームで濃密なサウンド
★悪い点★
・スピード感に欠ける
・低音の量感が多い
こちらはWestoneの4BAイヤホンだ。
何回かリデザインモデルとして再発されているが、今回レビューするのは一番初期のモデルだ。
今回はこちらのイヤホンをレビューしてみよう。
１、音質以外の評価
フェイスプレートがプラスチックなので気が付いたら割れていた。
これは不評だったのか、リデザインモデルでは金属になって耐久性が上がっていた。
イヤーピースは複数付いているはずだが、私は中古で買ったので1ペアだけだった。
見た目は良くも悪くもWシリーズはほぼ全て同じなので、W40だけの特別感のようなものはなかった。
遮音性、装着感は良好だ。
２、音質評価
高域は出ているが全帯域の中では目立たない印象だ。
中域はボーカルはリズム隊と同じぐらいに定位する印象だ。ただ結構、生々しい表現でボーカル重視の方も満足できるのではないだろうか?
低域はこのイヤホンの一番特徴的な部分で非常に上質かつ、ウォームで弾力性のある音だ。
ウォーム系のイヤホンとしてはトップクラスと言えるチューニングだと感じた。
この特徴的な低域のおかげでジャズなんかは特に生々しく聞こえた。
またポップスもW40独特の味を持ってきかせてくれた。
ライブ感を持った派手な音ではないがヒップホップなんかも個人的には楽しく聞けた。
ウォーム系イヤホンとしては1つの到達点ぐらいに感じているが、どうしても低域の量感のせいでもっさりとした印象なので、音数が極端に多い音楽や、スピード感のある音楽は少し遅く聞こえるように感じた。
ただ音自体は様々な音が聞こえてきて非常に濃密に思えた。
個人的には同じ傾向の音だが上位機種のW80よりもW40の方が好みだなと感じる部分も多く、全体的なバランスが良い機種だと感じた。
【総評】
ジャズ・クラシックメインで聴かれる方には1回は選択肢に入れてほしいイヤホンだ。
ただ音も個性的で万能なわけではないので、試聴して考えてもらいたい1本だ。
私はこの1本で全てをまかなえるとは思っていないが、ウォーム系のイヤホンでおすすめを聞かれたら一番最初に思いつく1本だ。
【点数】 ★★★★★★★★ 8/10
【イヤホンレビューに使ったDAP,音源,アルバム】
●Huawei P30 lite + xDuoo XD-01(DITA Truth Interconnect 3.5 to 3.5 Mini Cableによるアナログ接続) + Amazon Music HDによるサブスク音源
・Fidelio Trio/Ernest Moeran: Chamber Music(クラシック) 〇
・Chilli Beans./for you - EP(J-POP,女性ボーカル) ◎
・20th Century/二十世紀 FOR THE PEOPLE(J-POP,ロック) ◎
●OPPO Reno3 A + iFi Audio GO blu(LDAC接続)(3.5mm) + Amazon Music HDによるサブスク音源
・A夏目/Carry Case(ヒップホップ) 〇
●Huawei P30 lite + Chord Mojo(Fiio CL06によるUSB接続)) + Amazon Music HDによるサブスク音源
・OZROSAURUS/NOT LEGEND(ヒップホップ) ◎
・ニタ・ストラウス/The Call of the Void(ハードロック) 〇
・Julio Resende/Fado Jazz(クラシック) 〇
・イサタ・カネー=メイソン/Childhood Tales(クラシック) 〇
※私はアルバム全曲を通して聴く事を好み、1曲単位では聞かないです。
※かなり相性が良い→◎ 相性が良い→〇 あまり良くない △
