私はイヤホンハンター

オーディオで破産!生活保護まで、あと一歩!!

TENHZ「K5」金属質な音が楽しい名ハイブリッドイヤホン!!

【高音】★★★★★
【中音】★★★★
【低音】★★★★
【傾向】ドンシャリ
【解像度】良い
【分離感】良い
【音場】普通
【フィット感】普通
【取り回し】普通
【ドライバー】2BA + 2DD
【発売当時の値段】12550円ぐらい

★良い点★
・リスニングライクな派手で楽しい音

★悪い点★
・聴き疲れしやすい

こちらは元々はaudbos k5の名前でリリースされていたイヤホンが名称変更とリパッケージの上で再販されたイヤホンだ。

今回はこちらのイヤホンをレビューしてみよう。

1、音質以外の評価
メタルハウジングはお値段相応のクオリティでかっこいいと感じた。

イヤーピースはウレタンとシリコンがそれぞれ3サイズ3ペア同封されている。

ステムが太いため、ウレタンタイプのイヤーピースは潰しづらく多少装着が難しいが、個人的には低域がハッキリと聞こえるウレタンの方が好みかもしれない。

ちなみにウレタンでも高域はかなり明瞭だ。

またキャリングケースも高級感があって、尚且つ大きめのケースなのでイヤホンを収納しやすくてよかった。

2、音質評価
高域は鋭くかなり派手な音を奏でる。割と刺さりやすい印象だがイヤーピースやフィルター交換で改善できるレベルだ。

中音域は明瞭だがボーカルは特に前に出てくるような印象はなかった。ボーカルメインで聴きたい方や、女性ボーカルの伸びを重視される方には別の選択肢がありそうだ。

低域はタイトで良質だ。量感はあるがボワつくような印象はなかった。

全体的なバランスが良く、尚且つ派手なドンシャリサウンドが楽しいイヤホンだ。

とは言え安っぽい音はしないし、1万円以上のイヤホンとしてかなり高いクオリティを誇っていると感じた。

個人的にだがヘヴィメタル系の楽曲を聴くとベストマッチし、その手の音楽ばかり聞いてしまった。

ロックやメタルに非常に合うイヤホンと言えるだろう。

また元々のグレーフィルターからシルバーフィルターに交換することで、低域の量感が増し、高域が刺さりづらくなる印象だ。

甲乙付け難いが、私はかなりの低音好きなのでシルバーフィルターのが少しだけ好みかもしれない。

【総評】
ハイブリッドイヤホンは腐るほどリリースされているが久しぶりに良いなと感じた1本。

特に金属筐体の音が好きな方には是非試してほしい1本だ。

【点数】 ★★★★★★★★ 8/10

【イヤホンレビューに使ったDAP,音源,アルバム】

グレーフィルター
iPhone 8 + ベンチャークラフト SounDroid Vantam(V7LJ2A 7Nclass Lightning-USB横出しデジタルショートケーブルを使ったUSB接続) + Amazon Music HDによるサブスク音源
・Ne Obliviscaris/Exul(メタル) ◎
BRADIO/Joyful Style(J-POP,ロック,ファンク) ○
JUVENILE/INTERMISSION(J-POP) ○

●Cayin N5iiS(3.5mm 直刺し)
・V.A./PSYCHO-PASS Complete Original Soundtrack 2 [Disc 1](アニソン,サントラ) ○

シルバーフィルター
iPhone 8 + ベンチャークラフト SounDroid Vantam(V7LJ2A 7Nclass Lightning-USB横出しデジタルショートケーブルを使ったUSB接続) + Amazon Music HDによるサブスク音源
Veil Of Maya/[m]other(メタルコア)  ◎
・Cattle Decapitation/Terrasite(デスメタル) ○
・Die Humane/The Groesque(インダストリアルメタル) ◎

Huawei P30 lite + xDuoo XD-01(HUM Interconnect cable (3.5mm to 3.5mm)によるアナログ接続) + Amazon Music HDによるサブスク音源
Unearth/The Wretched; The Ruinous(メタルコア) ◎

※私はアルバム全曲を通して聴く事を好み、1曲単位では聞かないです。
※かなり相性が良い→◎ 相性が良い→〇 あまり良くない △

AZLA「AZLA MK2」高域が刺激的で音場も広い!!

【高音】★★★★★
【中音】★★★★★
【低音】★★★★
【傾向】ドンシャリ
【解像度】良い
【分離感】良い
【音場】広い
【フィット感】普通
【取り回し】普通
【ドライバー】1DD
【発売当時の値段】1BA + 1DD

★良い点★
・刺激的な高域
・広い音場

★悪い点★
・大きなハウジングと微妙な装着感。

こちらは韓国のメーカーAZLAのイヤホンだ。

ブランド名と同名の「AZLA」の名前で注目を集めたイヤホンのパワーアップ版で、銀メッキ銅線による新ケーブルや、優れた高域特性の新フィルター、そして今では定番となった「SednaEarfit」が付属する事でパワーアップした1本だ。

今回はこちらのイヤホンをレビューしてみよう。

1、音質以外の評価
「SednaEarfit」はオーディオマニアの間では高い評価を得て定番となったイヤーピースだ。

全体的にパキッとしたメリハリのある音に変えてくれる。

今回はこのイヤーピースによる音の変化が一番大きいのではないだろうか。

大きなハウジングは初代と変わらず、少し耳から出っ張ったような感じで装着感はあまりよくない。

また「SednaEarfit」のような装着感の良いイヤーピースを持ってしても、ハウジングの重さで少し抜けやすく感じた。

しっかりフィットしていると、かなり上質な量感のある低音が体感できるが、しっかりフィットさせる事が難しいのが難点だ。

ハウジングは価格相応の高級感、ケーブルも取り回しが良いものだと感じた。

2、音質評価
高域は明瞭。硬い印象。人に寄っては刺さると感じるかもしれない。

中音域も明瞭。特に女性ボーカルの表現は素晴らしい。

低域は量感があるが全体の印象としてはすっきりしていた。

低域はイヤーピースがしっかりとフィットしていないと印象が大きく変わる部分になるかと思うので、イヤーピース選びを慎重に行いたいと感じた。

しっかりフィットした状態だと全帯域がフルに出ているドンシャリという印象だが、その中でも特に中高音域の印象が強く感じた。

音場の広さや沈み込む低音故にスピーカーライクな聞こえ方にも思えた。

低域はタイトでスピード感もあるのでメタルなどの音数の多いジャンルもしっかりと分離して聞かせてくれた。

ただ一番得意なのはポップス、ボーカルもの、EDMだと感じた。

またアコースティックな音の表現も上手くミドルテンポの楽曲やバラードもかなり良く聞こえた。

やはりハウジングが大きくて耳から外れやすいというフィット感の問題のみが今後の課題に感じた。

イヤーピース選定とスウィートスポットさえ見つけられれば個人的には価格帯以上の価値を感じた。

ただ高域が刺激的で聴き疲れすると感じる方もいるだろうし、フィット感含めて使う人を選ぶことは確かだ。

【総評】
賛否両論あったイヤホンだが個人的にはおすすめだ。リスニングイヤホンとして非常に楽しい音だと感じた。

ただ高域は刺さりやすいので、刺激的な高域を好まない人には別の選択肢があるだろう。

【点数】 ★★★★★★★★ 8/10

【イヤホンレビューに使ったDAP,音源,アルバム】

iPhone 8 + ベンチャークラフト SounDroid Vantam(V7LJ2A 7Nclass Lightning-USB横出しデジタルショートケーブルを使ったUSB接続) + Amazon Music HDによるサブスク音源
・Bury Tomorrow/The Seventh Sun(メタルコア) 〇
・Hana Hope/HUES(J-POP,女性ボーカル) ◎
・LE YORA, SOMMA, Jewels & yuma./Labyrinth(EDM) ○
・TVアニメ『お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件』Cover Songs(アニソン,女性ボーカル) ◎

●Cayin N5iiS(3.5mm 直刺し)
・Luxury Disease(ONE OK ROCK)(ロック) ○
・cadode/浮遊バグ(ロック) ○

Huawei P30 lite + xDuoo XD-01(HUM Interconnect cable (3.5mm to 3.5mm)によるアナログ接続) + Amazon Music HDによるサブスク音源
・Christian Reif & Julia Bullock/Walking in the Dark(クラシック) ○

※私はアルバム全曲を通して聴く事を好み、1曲単位では聞かないです。
※かなり相性が良い→◎ 相性が良い→〇 あまり良くない △

TRN「XuanWu (玄武)」暗い音の定位に優れたイヤホン!!

【高音】★★★★★
【中音】★★★★
【低音】★★★
【傾向】ドンシャリ
【解像度】良い
【分離感】良い
【音場】普通
【フィット感】普通
【取り回し】普通
【ドライバー】 SPD(角形平面ドライバー) + BA
【発売当時値段】6000円ぐらい

★良い点★
・鮮明な高音
・定位感・音の分離に優れている

★悪い点★
・全体的に暗い印象の音
・こもった低域

こちらはSPD(角形平面ドライバー) + BAという変わった構成のイヤホンだ。

今回はこちらをレビューしてみよう。

1、音質以外の評価
ハウジングやケーブルは値段相応の高級感があった。

イヤーピースは黒と白がそれぞれに3ペアずつ付いていた。

白い方が少しだけフィット感が良いような気もしたが、黒と白で大きな音の変化は感じなかった。

2、音質評価
高域は明瞭だがどこか暗い印象だ。鋭いが刺さるような印象はなかった。

中音域はボーカルは明瞭。男女共にボーカルは得意に感じた。

低域は量感はそれなりにあるのだが、個人的にはこもったような印象があり、この低域が全体的な抜けの悪さに繋がっているような気がした。

低域は特に機材によっても変化が大きそうな部分だった。

インピーダンスは低いのでスマホでも十分に鳴らせるが、機材ごとの音の変化を大きく感じられたので再生環境が優れているに越したことはないイヤホンだ。

高域が明瞭な割には前述の通り低域の解像度の低さ故に、全体的には抜けの悪い印象があった。

また暗い音の雰囲気も、それに拍車をかけた。

ただ暗く聞きたい音楽を合わせると良いなと感じることも多く、ボーカル物をしっとりと聞きたい時には良いと思った。

生音よりは打ち込み系の音のが得意に感じた。

【総評】
中華イヤホンは6000円も出せば価格帯以上に素晴らしいものがたくさんあるので、敢えて「玄武」を選ぶ理由は感じなかった。

個人的には6000円でも高く感じるぐらいで3〜4000円ぐらいが妥当な音質だと感じた。

ただハイブリッド構成のイヤホンは元気でとにかく明るいものが多いので、この暗い雰囲気は個性的で嫌いじゃない。

歯切れの悪いレビューをしておきながらも、このイヤホンは手持ちとして残す予定だ。割と個性的でイヤホン中〜上級者には面白いかもしれない。

また定位がしっかりしているのでASMRやFPSゲームをプレイされる方にも良いのではないかと思った。

【点数】 ★★★★★★★ 7/10

【イヤホンレビューに使ったDAP,音源,アルバム】

●Cayin N5iiS(3.5mm 直刺し)
Fear, and Loathing in Las Vegas/Cocoon for the Golden Future(EDM) ○
藍井エイル/AUBE(アニソン,女性ボーカル) ◎
Girls Dead Monster/Keep The Beats!(アニソン,女性ボーカル) ○
・レン (楠木ともり)/To see the future(アニソン,女性ボーカル) ○

Huawei P30 lite + iBasso DC03 + Amazon Music HDによるサブスク音源
・Sohbana/0-0(ボカロ) ◎
・LE SSERAFIM/UNFORGIVEN(K-POP) ◎
・grandson/I Love You, I’m Trying(ロック) ◎

※私はアルバム全曲を通して聴く事を好み、1曲単位では聞かないです。
※かなり相性が良い→◎ 相性が良い→〇 あまり良くない △

Sennheiser「IE40」優等生的モニターイヤホン!!

【高音】★★★★
【中音】★★★★
【低音】★★★★
【傾向】ドンシャリ
【解像度】良い
【分離感】良い
【音場】普通
【フィット感】普通
【取り回し】普通
【ドライバー】1DD
【発売当時の値段】10000円ぐらい

★良い点★
・モニターイヤホンらしく細かい音を拾う
・チューニングのバランスが良い

★悪い点★
・高音が刺さると感じる人もいそうだ
・やや低い遮音性

こちらはSennheiserのモニターイヤホンとして登場し、発売と同時に高い評価を得た1本だ。

現在は生産終了となったが後継のIE100に、その遺伝子が受け継がれている。

今回はこちらのイヤホンをレビューしてみよう。

1、音質以外の評価
ケーブルは絡みづらく取り回しが良いが独自端子のためリケーブルは困難そうだ。

イヤーピースはシリコンが3サイズ3ペア、またフォームタイプのものが1ペア付属していた。

シリコンタイプのイヤーピースはステムに押し込むか、少し浅めに差し込むかで、装着感が変わる内容になっていた。

どちらの場合も特に音質に変化はなく感じた。

IEMライクな見た目だが、遮音性は低めで割と外部の音が入ってくる印象だった。

2、音質評価
高域は明瞭だがキラキラした印象はなく余韻は少なめだ。

その割には比較的鋭い音でサ行は少し刺さりやすく感じた。好みは別れそうだ。

中音域はリズム隊と同じ位置に定位。ボーカルは明瞭で男女共に鮮明に聞こえた。

低域は沈み込みは浅いがタイトで上質だと感じた。

ベースラインを追いかけたい人にも良いだろう。

全体的にモニターライクで分析的な音だと感じた。特に生音と相性がよくロックやパンクと合う気がした。

比較的ジャンルは選ばずジャズやクラシックを聴いても楽しかった。ダイナミック型のお手本のような1本だ。

またスマートフォン直挿しでも鳴らしやすい。反対にDAPやポタアンを使っても大きな音の変化は感じづらかった。

【総評】
世間的に見て優等生的で非常に完成度の高いイヤホンだろう。

個人的には、正直に言うと、そこまで好みではない。

モニターライクなサウンドで音楽鑑賞には少し退屈に感じる節があった。

また遮音性も高くないので外で使うと音楽の世界観に入りづらいと感じた。

【点数】 ★★★★★★★ 7/10

【イヤホンレビューに使ったDAP,音源,アルバム】

Huawei P30 lite + xDuoo XD-01(DITA Truth Interconnect 3.5 to 3.5 Mini Cableによるアナログ接続) + Amazon Music HDによるサブスク音源
・NoGoD/NoW TESTAMENT(ヴィジュアル系,ロック,メタル) ○
・ハナユイ/フリージアが咲く頃 - EP(J-POP,女性ボーカル) ◎
・Tribulation/Hamartia - EP(ゴシックメタル) ◎

Huawei P30 lite + xDuoo XD-01(ALO audio Cryo SXC 18G mini to miniによるアナログ接続) + Amazon Music HDによるサブスク音源
DISH///TRIANGLE(ロック) ◎

OPPO Reno3 A(直挿し) + Amazon Music HDによるサブスク音源
・Waterparks/INTELLECTUAL PROPERTY(パンク) ◎
・Single Mothers/Roy(パンク) ◎

●Cayin N5iiS(3.5mm 直刺し)
SPK/Auto Da Fe(ノイズ) ◎
・くじら/生活を愛せるようになるまで(J-POP) ○

※私はアルバム全曲を通して聴く事を好み、1曲単位では聞かないです。 ※かなり相性が良い→◎ 相性が良い→〇 あまり良くない △

TFZ「KING PRO」モニターライクなKINGシリーズの頂点!!

【高音】★★★★
【中音】★★★★
【低音】★★★★
【傾向】ドンシャリ
【解像度】良い
【分離感】良い
【音場】狭い
【フィット感】普通
【取り回し】普通
【ドライバー】1DD
【発売当時の値段】18000円ぐらい

★良い点★
・硬質ながらモニターライクなバランス良いチューニング

★悪い点★
・TFZにしては地味なチューニング

こちらはTFZの当時の最上位機種のEXCLUSIVE KINGより、更にグレードアップした商品として販売された品だ。

今回はこちらをレビューしてみよう。

1、音質以外の評価
ケーブルは赤っぽい銅線のもの。白い樹脂のケーブルはワイヤーが硬くてフィット感が最悪だったので改善されて嬉しい。

イヤーピースは白いタイプのものが、高さ違いも含めて6ペア付属する。

悪くはないが、ツルツルとしていてフィット感が悪いので可能であればサードパーティー製に変えたいところだ。

キャリングケースも付いてくるがプラスチッキーで高級感はない。

反面メタリックなハウジングにはお値段以上の高級感を感じられた。

2、音質評価
高域は硬め。明瞭だが刺さらない絶妙なバランスだ。

中音域も明瞭だが、ボーカルはリズム隊と同じ位置に定位する印象。男女ボーカルのどちらが得意というのも、あまりないように思えた。

低域も量感はあるがタイトでボワつく印象はなかった。

全体的にモニターライクな音だ。またTFZらしい音の硬さ、金属筐体らしさが個性となっているだろう。

ただTFZには珍しくドンシャリでありながら、あまり派手さを感じさせる音ではなく、全体として綺麗にまとまっているように感じた。

私はあまりTFZのイヤホンでクラシックやジャズを好んで聴かず、理由としては音場が狭かったりタイトすぎる音がゆったり聴きたいクラシックやジャズに合わないなと思っていた。

しかし、このイヤホンに関してはスケールの大きさも含めて見事に表現してくれた。

また滑らかな中音域もあって、グルーヴ感のあるジャズなども楽しく聞けた。

総じてジャンルをあまり選ばないイヤホンだと思えた。

ただ派手なドンシャリサウンドを売りとするTFZのイヤホンの中では異質にも思えた。

KING PROはかなりモニターライクで、ある意味では退屈な優等生サウンドだと言えるだろう。

【総評】
微妙なレビュー内容にしてしまったが、KINGシリーズの中では一番好きかもしれない。

完成度も高いと思うし、好みは分かれると思うがモニターライクなサウンドや金属筐体のイヤホンが好きな人は一聴の価値があるだろう。

また定価で買っても十分に安いと思えるだけの実力があるイヤホンだと思った。

【点数】 ★★★★★★★★ 8/10

【イヤホンレビューに使ったDAP,音源,アルバム】

Huawei P30 lite + xDuoo XD-01(ALO audio Cryo SXC 18G mini to miniによるアナログ接続) + Amazon Music HDによるサブスク音源
Mirage Collective, STUTS, butaji & YONCE/Mirage(J-POP) ◯
Bill Frisell/Four(ジャズ) ◎
Spangle call Lilli line/Ampersand(J-POP,女性ボーカル) 〇
・Kx5, デッドマウス & カスケード/Kx5(EDM) ◎
・LEX/King Of Everything(ヒップホップ) 〇

Huawei P30 lite + ベンチャークラフト SounDroid Vantam(USB接続) + Amazon Music HDによるサブスク音源
ユジャ・ワン/The American Project(クラシック) ◎
・Peter Somuah/Letter to the Universe(ジャズ) 〇
デペッシュ・モード/Memento Mori(ポップス) ○

※私はアルバム全曲を通して聴く事を好み、1曲単位では聞かないです。
※かなり相性が良い→◎ 相性が良い→〇 あまり良くない △

MOONDROP「KATO」ノズル機構で更にパワーアップしたKXXS!!

【高音】★★★★★
【中音】★★★★★
【低音】★★★
【傾向】ドンシャリ〜フラット
【解像度】良い
【分離感】良い
【音場】広い
【フィット感】普通
【取り回し】普通
【ドライバー】1DD
【発売当時の値段】25000円ぐらい

★良い点★
・高い解像度
・音の良いところを抽出したかのような細かい表現

★悪い点★
・特になし

こちらは高評価を得たKXXSのグレードアップ版として登場したイヤホン。

またノズル交換によって音質を変更できるギミックを搭載した。

1、音質以外の評価
KXXSとは違い新開発の清泉イヤーピースが付属するようになった。

KXXSに付属していたイヤーピースはフィット感に難があり良いとは言いづらかったが、こちらの清泉はかなり装着感が良くなった。

また、かなり柔らかめのイヤーピースで普段よりワンサイズ上の方がフィットするかもしれない。

私は普段Mサイズを使うが、清泉に関してはLサイズを使用した。

また遮音性ではサードパーティー製に劣る印象なので、しっかりと低音を出したい方や遮音性を高めたい方は付属のウレタンイヤーピースか、サードパーティー製のが良いと感じた。

ハウジング、ケーブルには高級感があり、ハウジングは多少重いが装着感の悪さに繋がることはなかった。

2、音質評価
高域は明瞭。このイヤホンの特に特徴的な部分になると感じた。音は少し硬めだ。

中音域も明瞭。ボーカルはやや前に出る印象だ。

低域は全体の中での印象は薄いがタイトで聴き疲れしづらい音だ。

銅のフィルターに変えると上記の印象はだいぶ変わり、高域はあまり伸びなくなり、反対に低域の量感・沈み込み・広がりが強くなるような印象だ。

EDMやHIPHOPを聴くなら銅フィルターのが向いていると感じた。2つのノズルを使い分けることで不得手なジャンルがなくなるような印象を受けた。

ただ多くの方が水月雨のイヤホンに求めるのは銀フィルターのような、きらびやかな音ではないかと感じた。

2万円代のイヤホンとしては圧倒的な実力を誇る1本で、3万円以下のイヤホンでは、まず1番におすすめしたいイヤホンだ。

アニソンや、ボーカル向けのイヤホンと思われがちだが、案外エレクトロニカ系やEDMを鳴らした時のキラキラ感も素晴らしく、どのジャンルを鳴らしても面白い音が鳴る印象だ。

また同価格帯の他のイヤホンとも違った音、細かい音を拾うような感覚があり、解像度がめちゃくちゃ高いというわけではないが、良い意味で他のイヤホンとは違った音がすると感じた。

KXXSに比べるとメリハリがしっかりとしてドンシャリ寄りになり、対応できるジャンルが増えたと感じた。

反面KXXSの聴き疲れしないアコースティックな音が好きだった人にはKATOになって少し変わってしまったと思うかもしれない。

ただ多くの人にとってパワーアップしたと感じられる音になっているだろう。

【総評】
素晴らしいの一言。ポップスメインで聞かれる方には、まず間違いない1本です。

【点数】 ★★★★★★★★★ 9/10
【名機認定!!!!】

【イヤホンレビューに使ったDAP,音源,アルバム】

銀フィルター
Huawei P30 lite + xDuoo XD-01(DITA Truth Interconnect 3.5 to 3.5 Mini Cableによるアナログ接続) + Amazon Music HDによるサブスク音源
・Shani Diluka/Pulse(クラシック) ◎
山中千尋/Today Is Another Day(ジャズ) ◎
・izki/Lyrical founder(J-POP) ◎

●Cayin N5iiS(3.5mm 直刺し)
さユり/酸欠少女 〇

銅フィルター
OPPO Reno3 A + iBasso DC03 + Amazon Music HDによるサブスク音源
・YZERR/Rich or Die 2(ヒップホップ) ○
・LIEBKNECHT - Fabrika(テクノ,ノイズ) 〇
スクリレックス/Quest For Fire(EDM) ◎

●Cayin N5iiS(3.5mm 直刺し)
沢井美空/憂鬱日和。(アニソン,女性ボーカル) ◎

※私はアルバム全曲を通して聴く事を好み、1曲単位では聞かないです。
※かなり相性が良い→◎ 相性が良い→〇 あまり良くない △

NOWALL「CH1」ハイブリッド型のネック型ワイヤレス!!

【高音】★★★★★
【中音】★★★★
【低音】★★★★
【傾向】ドンシャリ
【解像度】良い
【分離感】悪い
【音場】普通
【フィット感】普通
【取り回し】普通
【ドライバー】1BA + 1DD
【発売当時の値段】12000円ぐらい

★良い点★
・ワイヤレスイヤホンには珍しいハイブリッド構成
・無線でも有線でも使える

★悪い点★
・量感はあるが質の悪い低域

こちらは2016年にリリースされたハイブリッド型ワイヤレスイヤホンだ。

またケーブルを使用することで有線接続も可能な便利なイヤホンだ。

今回はこちらのイヤホンをレビューしてみよう。

1、音質以外の評価
首の後ろにケーブルを回すのではなく、前に垂らすタイプの装着方法だ。

ペンダント風に見える充電部分が邪魔かなと思ったが、案外装着してみると違和感がなかった。

デザインはシンプル過ぎるきらいもある。プラスチッキーであまり高級感はないが、どのような服装に合わせても違和感がないとも言えるだろう。

シリコンの付属イヤーピースはやや装着感が悪かったので、同じく付属のコンプライに変更したら全帯域の音が明瞭に出て、フィット感も改善して良かった。

2、音質評価
Bluetooth接続時は…

高域は明瞭。BAドライバーらしい抜けの良い高域だ。

中音域は明瞭だが、ボーカルはそんなに前に出る印象ではない。

低域は量感はあるが、こもったような印象で沈み込みは浅い。

高域の明瞭さに比べて低域はボヤけた印象で、低域が全体的な解像度を下げている印象だ。

有線接続時は…

高域は無線に比べて更に一段階明瞭になった印象だ。

中音域も解像度が上がった。

低域もボヤけた印象はなくて、ウォームで弾力性のある音だと感じた。

それでも相変わらず低域は沈み込みも浅く面白い音でもないので足を引っ張っているような印象を受けた。

ただ全体で見るとリスニングライクな楽しいドンシャリサウンドで、尚且つ10000円前後のワイヤレスイヤホン、それも2016年当時であると考えれば、かなり優秀な音だと感じた。

無線時でも中華系の3~4000円ぐらいのハイブリッドイヤホンぐらいのクオリティの音であり、有線の煩わしさから解放される事を思えば使い勝手・音質、共に満足いくものだった。

高域の立ち上がりが早いのでロックやEDMのスピードチューンが合うかと思ったが、音数が多いものだと音がダマになって聞こえるような印象だ。

反対に女性ボーカルのバラードやミドルテンポの曲、音数の少ない曲の型がマッチしているように感じた。

Wirelessのが当然使い勝手は良いのだが、無線時に比べて有線の時の方がダントツで音が良いので、有線で試したら無線には戻れないなと思った。

【総評】

無名メーカーのエントリーモデルとしてはかなり面白い音だと感じた。

ワイヤレスイヤホンでハイブリッド構成というのも興味深く安価ならおすすめしたい1本。

【点数】 ★★★★★★★★ 8/10

【イヤホンレビューに使ったDAP,音源,アルバム】

OPPO Reno3 A(直挿し) + Amazon Music HDによるサブスク音源
BACK DROP BOMB/8 STRAIGHT(ロック) ○
・Ailiph Doepa/ブレイン E.P. (Left Side)(ロック) ○
・Kicksie/Slouch(ポップス,女性ボーカル) ◎
浜田麻里/Soar(メタル,女性ボーカル) ○

●Fiio M9(3.5mm直挿し)
・kojikoji/Mining(J-POP,女性ボーカル) ◎
・kojikoji/kojikoji 1st solo show in LIQUIDROOM(J-POP,女性ボーカル) ◎
・cadode/浮遊バグ(ロック) ○
・V.A./MAI CREATE(ボカロ,女性ボーカル) ◎

※私はアルバム全曲を通して聴く事を好み、1曲単位では聞かないです。
※かなり相性が良い→◎ 相性が良い→〇 あまり良くない △