私はイヤホンハンター

オーディオで破産!生活保護まで、あと一歩!!

beyerdynamic「DT880 2005 EDITION」新カラーでリリースのフラットヘッドホン!!

【高音】★★★★
【中音】★★★★
【低音】★★★★
【傾向】フラット
【解像度】普通
【分離感】普通
【音場】普通
【フィット感】普通
【取り回し】普通
【ドライバー】1DD
【発売当時の値段】30000円前後

★良い点★
・比較的フラットで優しめの音
・特徴的なウォームな低域

★悪い点★
・解像度重視ではない
・機材によって音の印象が変わる

こちらはDT880の名称通りの2005年版のヘッドホンだ。

カラーに変更があるが、ベースになっているDT880から音は変わっていないはずだ。

私は以前にDT880を持っていたのだが、イヤーパッドが破損したので処分してしまったのと、そんなに正確に音を覚えていないため、比較してのレビューは残念ながらできなかった。

今回はこちらのヘッドホンをレビューしてみよう。

1、音質以外の評価
専用のキャリングケースも立派なもので、ハウジングのデザインもシンプルながらかっこいいと思えるものだ。

装着感も悪くなく、ケーブルもやや長めで自宅で使いやすいと思えた。

2、音質評価
高域は出ているが全体の中では目立たない。ドスッとした丸みを帯びた印象の音だが、機材によっては少し刺さるような印象もあった。

中域はボーカルは明瞭だが、ギターなどの楽器の音は少しこもって聞こえるかもしれない。

低域は適度な量感がありウォームな印象だ。ベイヤーのヘッドホンにしては少なめだが、一般的なヘッドホンと比べると少し多めで暗めの音だ。

ベイヤーのヘッドホンの中ではフラット傾向でボーカルや、クラシック・ジャズに合う印象だ。

昨今の解像度重視の音とは対照的で、ウォームかつピュアオーディオ的な音に思えた。

また機材との相性によって音がかなり変わるので評価しづらいと思った。

600Ωの数字が示すようにスマートフォンなどでは、まともな出力が確保できないので最低でも何かしらのアンプを挟みたいところだ。

今回試した機材の中ではValve X SEとの相性が一番良く感じた。

相性の良い機材で音を出せば高級スピーカーに勝るとも劣らぬ世界観を作り出すヘッドホンだと感じた。

【総評】
派手な音ではない。また解像度重視でもないので好みは分かれそうだが、ベイヤーの音が好きでクラシック・ジャズ鑑賞がメインなら価格帯以上の音が出ると思えた。

ただ機材にかなり左右される印象なので、ある程度オーディオ設備を整えた中級者~上級者向けのヘッドホンに感じた。

【点数】 ★★★★★★★★ 8/10

【ヘッドホンレビューに使ったDAP,音源,アルバム】

DENON DCD-50 + DENON DA-310USB(COAX端子を使った光デジタル接続 + ヘッドホン端子使用)
平沢進/魂のふる里(J-POP) 〇
・メリー/はいからさんが通る(ヴィジュアル系,ロック) 〇
Kenny Burrell/Midnight Blue(ジャズ) 〇
・マカロニえんぴつ/ハッピーエンドへの期待は(J-POP) 〇
・Robert Glasper/In My Element(ジャズ) ◎

DENON DCD-50 + Valve X SE(TUNG-SOL 12AU7 6189に真空管交換済み)(ACROSS750 RR V2によるRCA接続)
King Crimson/Red(プログレ) ◎
SHAZNA/SOPHIA(ヴィジュアル系,ロック) 〇

DENON DCD-50 + AT-HA22TUBE(QUNEX 4S/1.0mによるRCA接続)
GO!GO!7188/Go!!GO!GO!Go!!(J-POP,女性ボーカル) 〇

※私はアルバム全曲を通して聴く事を好み、1曲単位では聞かないです。
※かなり相性が良い→◎ 相性が良い→〇 あまり良くない △